総合型選抜と一般選抜の両立は可能? 失敗を防ぐポイントや両立を実現する塾を紹介!

「総合型選抜(旧AO入試)の準備をしたいけど、一般選抜の勉強も疎かにしたくない…」 「総合型選抜と一般選抜の両立は、本当に可能なんだろうか?」

大学受験を控える多くの受験生が、この「両立」の悩みを抱えています。

結論から言えば、総合型選抜と一般選抜の両立は「正しい戦略」があれば十分に可能です。
そして、それを支援する最適な塾を見つけることができれば成功確率は格段に上昇します。

ただし、両立を目指すことで志望校への合格のチャンスは確実に広がるは言っても、やみくもに両方を追いかけると、どちらも中途半端になる危険性があるのも事実です。

この記事では、総合型選抜と一般選抜の両立に悩むあなたのために、多くの受験生をサポートし、総合型選抜塾を知り尽くしている「総合型選抜塾比較コンシェルジュ」が、両立を実現させるためのポイントから注意点、両立をサポートしてくれる塾の紹介まで、徹底的に解説します。

 

 

なぜ「総合型選抜」と「一般選抜」の両立が重要なのか?

総合型選抜入試を含む推薦入試は「年内入試」とも呼ばれ、早期に合否が判明する試験です。また一般入試のように学科の勉強をたくさんする必要もありません。

そのような観点から、最近では総合型選抜入試にのみ挑戦し、一般入試は最初から対策をしないという受験生も多く見られるようになりました。

しかし一般入試も視野に入れて、総合型と一般の対策を両立させることで、後悔の少ない受験になることは明らかです。

総合型選抜入試と一般入試の対策を両立させるメリット

より高いレベルの大学への合格可能性が高まる

総合型選抜入試に挑戦し、11月や12月頃に合否結果が出そろった際、当然ながら合格が1つもない場合や、滑り止めの行きたくない大学の合格しかもらえていないとう場合があります。

もし一般入試の対策を両立させてきた人であれば、そこからさらに数カ月勉強を頑張り、少しでも自分の理想に近い大学の合格を得るべく、2月の一般入試に向けて気持ちを切り替えて行動することができます。そしてそれがうまくいけば、総合型選抜では合格できなかった大学学部に合格することができる可能性も大いにあります。

しかし一般入試の対策を全くやってこなかった人は、総合型選抜で合格をもらったものの志望度が低く納得感もあまりない大学への進学をやむなく決断するか、改めて自分の志望校合格を目指すために浪人してもう1年受験対策をする以外の選択肢がなくなってしまいます。

大学受験に「絶対」はなく、常に最悪のケースも想定しながら後悔のない選択をしていく必要があります。その観点で、総合型選抜入試と一般入試の対策を両立させておくことは、未来の自分に選択肢を残すための有用な方法と言えるのです。

大学入学後の学業面で苦労が少なくなる

一般入試の対策を全くしなかった場合、それをした受験生と比べると、いわゆる学科試験的な学力では劣ってしまうリスクがあります。

英語力や数学力など、自分が進学する大学学部で必要なスキルもあるでしょう。そのときに頑張って勉強すればいい話ではありますが、高校時代の積み重ねの有無によっては、大学入学後に苦労する可能性が出てくることは念頭に置いておかなければなりません。

高校時代に頑張って、総合型選抜と一般入試の対策を両立させておけば、入学後の心配は最小限で済むかもしれません。

近年増加している「学力重視型」の総合型選抜入試で合格しやすくなる

東洋大学が学力重視型の総合型選抜入試を2025年度から開始したことはご存知でしょうか?

東洋大学 総合型選抜基礎学力テスト型入試

東洋大学だけでなく、近年、複数の大学でこのような基礎学力をしっかりと測ることを盛り込んだ総合型選抜入試が開催されています。
総合型選抜は自身の強みや興味をアピールすればよいだけではなくなり、大学入学後にきちんと知識や思考力を使って研究ができる人材を選抜するため、基礎学力も要件とする入試へ変わっていく傾向が表れ始めているのです。

総合型選抜のために書類作成や面接練習だけをしてきた受験生がいたとすれば、このような学力測定型の入試では不利になるリスクがあります。
一方で、一般入試との両立を最初から視野に入れ、基礎学力もしっかり養ってきた受験生にとっては、むしろこのような試験のほうがライバルよりも有利となり、合格を勝ち取れる可能性が高くなります。

総合型選抜と一般入試、それぞれの対策に必要なこと

両立を考える上で、まずは「総合型選抜」と「一般入試」それぞれで求められる対策内容を整理することが大切です。

総合型選抜で必要な対策

  • 志望理由書、自己PR書の作成
  • 面接・プレゼン対策
  • 小論文、適性試験対策(大学による)

一般入試で必要な対策

  • 英語、数学、国語など教科ごとの学力対策
  • 過去問演習
  • 志望校レベルに応じた応用力強化

つまり、「表現力や思考力」と「学力」を同時に伸ばしていく必要があるわけです。

この両輪をバランスよく回していくためには、
「何をいつまでにやるか」を明確にし「ムダなく効率よく進める計画力」が欠かせません。

総合型選抜と一般入試対策を両立するためのポイント

両立を成功させるためには、以下のポイントを押さえておくことが大切です。

明確な目標設定

まず、自分がなぜ大学に進学したいのか、どのような分野で学びたいのかを明確にしましょう。そして志望校を具体的に決定していきましょう。これにより、総合型選抜と一般入試のそれぞれに対する受験戦略を組み立てることができるようになります。

効果的な時間配分

総合型選抜の対策には、日常生活の中での自己分析や志望理由書の作成などが含まれます。一方、一般入試の対策は教科ごとの学習が中心です。これらをバランスよく配分し、計画的に学習を進めることが重要です。どちらかに偏らないように気をつけなければ両立に失敗してしまうリスクがあります。

日常的な学びの積み重ね

総合型選抜の対策として、新聞や専門書を読むなど、日常的に知識を深める習慣をつけましょう。これらの活動は、一般入試の論述問題や面接対策にも役立ちます。また探究テーマに関する活動に時間が必要になるケースもあります。どれぐらいの時期に、どのような活動を進め、その期間の勉強はどうするのか、やはり計画的な行動が必要になります。

要注意!総合型選抜と一般選抜の両立に潜むデメリットと失敗パターン

総合型選抜と一般入試の両立に挑戦した過去の受験生に話を聞いてみると、

「総合型選抜の準備に追われて、一般入試の勉強が後回しになっています。このままで間に合うのかいつも不安でした。」「自己PRや志望理由書に時間がかかりすぎて、数学や英語の勉強が手つかずでしたね…」など、「総合型選抜と一般入試の両立が難しい」と感じていた受験生は非常に多いです。

メリットの大きい両立ですが、戦略なしに進めると失敗するリスクもあります。当サイト「総合型選抜塾比較コンシェルジュ」では総合型選抜の専門情報サイトとして数々の受験生の事例を見聞きしてきました。そこから浮かび上がってき、両立のデメリットと「よくある失敗パターン」を紹介しますので、これから挑戦する人は事前に知っておきましょう。

両立のデメリット:時間的・精神的負担が大きい

当然ですが、対策すべきことが2倍近くなります。

  • 総合型選抜で必要な対策: 自己分析、志望理由書作成、探究活動、小論文、面接・プレゼン対策
  • 一般選抜で必要な対策: 共通テスト対策、各教科の基礎・応用力強化、過去問演習

これらを同時に進めるため、「何から手をつければいいか分からない」とパニックになったり、どちらも中途半端になったりする危険性があります。

よくある失敗パターン:「自己流」の計画で破綻する

両立に失敗する受験生に最も多いのが「自己流の非効率な学習」です。

  • 失敗例1: 総合型選抜の書類作成(自己分析)に時間をかけすぎて、気づけば夏休みが終わり、一般選抜の基礎が全く固まっていない。
  • 失敗例2: 「一般選抜がメイン」と決め込み、総合型選抜の対策を後回しにした結果、提出書類の質が低く、面接対策もできずに不合格になる。
  • 失敗例3: 不安から両方の対策・学習に手を出すが、どちらも定着せず、結局どちらも伸びずに合格がひとつもとれない。

こうした失敗は、多くの場合「客観的な学習計画」と「進捗管理」の欠如によって引き起こされます。

一方で、両立に成功した受験生からはこんな声もあります。

「塾で学習計画を立ててもらい、毎週の進捗管理もしてもらえたので、総合型選抜と一般入試の勉強を両立できました!」

両立の成功率を格段に上げる「塾」という選択肢

「計画を立てるのは分かったが、自分一人で実行できる自信がない…」 「総合型選抜の対策と、一般選抜の勉強法のバランスが分からない」

前述の「失敗パターン」を読んで、そう感じた方も多いのではないでしょうか。

総合型選抜と一般選抜の両立は、受験戦略の中でも特に高度な「計画性」と「客観的な視点」が求められます。

だからこそ、両方の入試に精通した「プロ」のサポート、すなわち「両立に強い塾」を活用することが、成功への最短ルートとなります。

なぜ両立に塾(プロ)のサポートが必要なのか?

  • 1. 学習計画の最適化: あなたの現在の学力、志望校、強みを分析し、「いつまでに、何を、どれだけやるか」という最適な併願戦略と学習計画を立ててくれます。
  • 2. 効率的な対策: 総合型選抜の「書類添削」や「面接指導」と、一般選抜の「教科指導」をワンストップで受けられるため、無駄なく対策を進められます。
  • 3. 進捗管理とモチベーション維持: 「リアルな受験生の声」にあったように、進捗管理をしてもらうことで、「このままで間に合うのか」という不安を解消し、モチベーションを維持できます。

 

総合型選抜と一般入試対策の両立に力を入れている塾 7選

上記のような点を踏まえ、総合型選抜の対策塾の専門家とも言える当サイト「総合型選抜塾比較コンシェルジュ」が、バランス管理などに気をつけながら両立を支援してくれる総合型選抜入試対策塾を、厳選して下記に紹介していきます。

※紹介する順番は特にランキングなどではありませんので、リストの下のほうの塾まで是非チェックしてみてください。

5.1  Studyコーデ

Studyコーデでは私立文系の一般入試対策を専門とするプロ講師が総合型選抜の対策をマンツーマンで実施しています。
一般入試との両立が可能な「両立コース」と、総合型対策のみをしっかり進められる「総合型専門コース」を選択可能です。
LINEで自分専属のプロ講師といつでも連絡を取り合えるため、自己分析ややりたいことを探っている段階の人でも、受験直前に書類や面接の対策をどんどん進めたい人でも、自分に最適な指導を受けることができます。
1つのワークが完了するごとにプロ講師とじっくりzoomで対話ができるため、自分では気が付かなかったポイントを発見することもできます。
また費用の安さもStudyコーデの特徴のひとつです。一般入試対策授業を受講している人だけが選択できる総合型選抜対策両立コースは「18万円のみ」で受講可能。この金額だけで総合型選抜の全ての対策をしてもらうことができます。

Studyコーデの詳細を見る!

5.2 推進塾

推進塾では、不本意入学や全大学の不合格といった失敗のリスクを最小限に抑えるため3層戦略を掲げています。
学校推薦型(指定校)、総合型・学校推薦型(公募制)、一般入試の3層で受験への備えをおこなう戦略です。
そのため、評定を上げるための定期テスト対策など、出願条件を揃える段階からサポートをおこなっています。
塾のコンセプトがまさに両立を示唆していると言えます。

推進塾の詳細を見る!

5.3  モチベーションアカデミア

モチベーションアカデミアでは「完全1対1個別指導」で、ひとりひとりの目標に合わせたオーダーメイドの指導をおこなっています。
校舎も豊富にあるので、他の受験生の雰囲気を感じながら切磋琢磨したい人には校舎への通塾もおすすめです。
毎週「担任面談」があり、計画立て・習慣づくりのサポートや、入試に向けてモチベーションを高めるコーチングを受けることができます。
一般入試や英検の対策も受講できるため、総合型選抜対策との両立も可能な環境があります。
無料の資料ダウンロードお申込みで、「AO入試(総合型選抜)基本のキ」をプレゼント中です。

モチベーションアカデミアの詳細を見る!

5.4  シードハウス

シードハウスは藤沢市と横浜市に校舎をもつ、小学4年生から高校生まで通える総合塾です。
教材を生徒が持ち込んで指導してもらえるスタイルのため、自分に必要な学習に対してのサポートが受けられます。
校舎とオンラインの選択も自由、総合型対策と一般入試対策の組み合わせなども自由です。
総合型選抜で1次書類を出した後は、希望者は一般選抜に切り替えて、そのまま追加料金なしで一般選抜の対策コースに切り替えることなども可能になっています。
LINEから問い合わせると総合型選抜対策の冊子やアドバイスがもらえますので、是非登録してみてください。

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5.5  逆転コーチング

逆転コーチングはオンライン個別指導で、総合型選抜と一般入試対策の両方の指導を受けることができます。
難関私大合格に特化した逆転コーチングでは、一般入試対策では自分の志望校に在籍している大学生講師が、総合型選抜対策では総合型で合格をした実績がある大学生講師が、それぞれ指導担当についてくれます。
定期的なコーチング面談もあり、頑張りが続く環境が整っています。LINEから体験授業の申込が可能です。

逆転コーチングの詳細を見る!

5.6  個別指導学院フリーステップ

全国に校舎をもつ個別指導塾のフリーステップは、オンラインでも総合型選抜対策コースを提供しています。
あらゆる受験パターンに対応な厳選された講師陣が1対1で丁寧に指導をします。
一般的な個別指導塾として、一般入試科目の対策はもちろん可能です。
それに加えて総合型選抜入試に必要な小論文や書類作成や面接の対策を追加することができるので、1つの塾内で両立が可能となります。や資格対策と併用可能な点も魅力です。

個別指導学院フリーステップの詳細を見る!

5.7  Knock Learn

KnockLearnは難関校出身で、現在も様々な分野で活躍する社会人講師が、ワンランク上の授業を提供するオンライン家庭教師サービスです。
各業界の第一線で活躍する社会人講師と、探究学習・教科学習を進めることで総合型選抜入試・一般入試のW対策を実現しています。
最前線で活躍する社会人とのコミュニケーション機会があることで、ロールモデルを発見して自分の探求を深めることができる、普通の塾とは一味違う塾となっています。

月額45,000円で下記の3種のコンテンツを1回で受講できることが特長です。
①ディスカッションパート:目安10分 興味を持ったニュースについて自分の考えをアウトプットし、講師とディスカッションを行うことで、主体性や実行力を養います。
②探究学習パート:目安35分 KnockLearnが開発している独自コンテンツを用いながら、ありたい姿の探索や興味関心に沿ったマイプロジェクトを実施し、探究心・思考力を養います。
③教科学習パート:目安45分 英語・数学・国語・理科・社会など生徒のニーズに従って、社会で活用できる基礎学習を行います。

Knock Learnの詳細を見る!

以上、一般入試と総合型選抜入試の対策の両立を目指せる塾をまとめました。

総合型選抜と一般入試の両立は、一見難しく思えるかもしれません。しかし、計画的に学習を進め、必要に応じて塾など専門家のサポートを活用することで、無理なく両立することは十分可能です。

特に、塾を活用することで、「何を、どのように進めれば良いか」が明確になり、効率よく対策を進めることができます。


塾選びは、しっかり話を聞いて、じっくり比較をすることがとても大切です。
もし、自分におすすめの塾を教えてほしいという方がいれば、当サイトの「無料塾選び相談サービス」を利用してみてくださいね。

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