昭和女子大学食健康科学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介
2025/08/13
関東の私立女子大学のひとつである昭和女子大学。
キャンパスは東京都世田谷区にあり、三軒茶屋駅から徒歩約10分という、都心からのアクセスもよく、便利な場所にあります。キャンパスの敷地内には、米国テンプル大学ジャパンキャンパスやブリティッシュ・スクール・イン・トウキョウ昭和があり、国内にいながら国際交流ができる、多様性に富んだ環境です。グローバルな環境を活かしたプログラムや、プロジェクト型学習を積極的に取り入れた社会との連携、創造性を育んでいくプログラム、数理データサイエンス科目群など、現在と将来の社会の変化に対応すべく様々なプログラムが設置されています。就職支援が充実しており、高い就職率を維持しているのも特長です。
食健康科学部には、健康デザイン学科、管理栄養学科、食安全マネジメント学科の3つの学科が設置されています。食健康科学部では、食や栄養だけでなく、衛生管理やビジネス、運動や美容、医療など、周辺領域にまで踏み込んで学びます。ここで習得した知識と実践力により、人々の豊かで健康的な生活を支援する人材へと成長します。
この記事では、そんな昭和女子大学食健康科学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!
◆昭和女子大学食健康科学部の総合型選抜入試の名称
昭和女子大学食健康科学部の総合型選抜入試は、「総合型選抜入学試験」という名称で募集がなされています。
◆昭和女子大学食健康科学部のアドミッションポリシー
各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。
大学ホームページにはこのように書いてあります。
(大学ホームページより抜粋)
【健康デザイン学科】
昭和女子大学の教育目標と学位授与方針を理解し、健康と栄養を中心に、食・美・運動などに強い関心を持ち、将来は専門的な知識を活かして社会に貢献したいという意欲のある人を求めます。また、本学科の教育課程に従い学修する資質と能力を備えた入学者を受け入れます。そのために多様な入試方法で入学希望者を募集し、多面的、総合的に選抜します。
1.入学前に修得することを推奨する教科・科目
・外国語:英語の「話す」「聞く」「書く」「読む」の技能を習得し、活用すること ができる。
・国 語:情緒力、論理的思考力による「話す」「聞く」「書く」「読む」ことがで きる。
・理 科:化学や生物の基礎知識を習得し、生活の場面で応用することができる。
・保健体育:健康の保持増進について理解し、自らの健康を適切に管理できる。
・家 庭:人間生活の営みを総合的に捉え、社会との関わりを理解できる。
註:専門分野は相互に関連づけられるため、多くの科目をバランスよく履修するこ とを薦める。
2.入学前に身につけておく学習習慣
・専門科目を学ぶために必要な基礎知識を身につける。
・多様な文化・社会背景を持つ人々とコミュニケーションを図れる態度を身につけ る。
・食・栄養・健康に関する時事問題に対して興味関心をもつ。
・自らの意見や考えを論理的思考で文章表現できるように努める。
【管理栄養学科】
昭和女子大学の教育目標と学位授与方針を理解し、食、栄養、健康に強い関心を持ち、医療、福祉、保健、教育、研究及び行政並びに食の分野における栄養の専門職を目指して、社会に貢献したいという意欲が強い人を求めます。また、本学科の教育課程に従い学修する資質と能力を備えた入学者を受け入れます。そのために多様な入試方法で入学希望者を募集し、多面的、総合的に選抜します。
1.入学前に修得することを推奨する教科・科目
・外国語:高校卒業までに求められる英語4技能を習得し、言語や文化に対する理解、 積極的にコミュニケーションを図ること及び情報や考えなどを的確に理解し、適切 に伝えることができる。
・理 科:化学と生物の基礎知識を修得し、自然の事象に対して、目的意識をもって 観察、実験などを行い、科学的に探究できるとともに理解を深めることができる。
・数 学:基礎知識を修得し、数学における基本的な概念や原理・法則の理解、物事 を数学的に考察し表現する能力により得られた結果について判断することができ る。
2.入学前に身につけておく学習習慣
・食・栄養・健康に関する一般常識について理解する。
・食・栄養・健康に関する時事問題について情報収集する。
【食安全マネジメント学科】
昭和女子大学の教育目標と学位授与方針を理解し、食品の安全性と生産から流通・販売に至るマネジメントに強い興味を持ち、専門的な知識と能力を生かして社会に貢献したいという意欲のある人を求めます。また、本学科の教育課程に従い主体性を持って挑戦し、学修する意欲のある資質と能力を備えた入学者を受け入れます。そのために多様な入試方法で入学希望者を募集し、多面的、総合的に選抜します。
1.入学前に修得することを推奨する教科・科目
・国 語:文章・語句を正確に理解すると共に情報を発信することができる。
・外国語:高等学校で学ぶ英語4技能を習得し、活用することができる。
・理 科:高等学校で学ぶ化学および生物の基礎的な内容を理解できる。
・数 学:自然科学および社会科学的解析に関わる基礎的な内容を理解できる。
2.入学前に身につけておく学習習慣
・国内外の食に関する問題を理解するために、メディア等から得られる情報を整理す る。
・身近な食品に触れ、その特徴について興味を持つ。
・グローバル経済やビジネスについて関心を持つ。
・思考を柔軟にするために、どのような視点がありうるか模索する。
・様々な文化・社会背景を持つ人々と関わりを持ち、広い視点を身につける努力をす る。
大学ホームページのURL:
https://www.swu.ac.jp/about/policy
◆出願条件・日程
昭和女子大学食健康科学部の総合型選抜入試には、出願条件に制約があります。
・出願期間: 2025年9月24日(水)~10月3日(金)
・1次選考試験日: 10月19日(日)
・1次選考合格発表日: 10月21日(火)
・2次選考試験日: 10月26日(日)
・2次選考合格発表日: 11月1日(土)
出願条件は以下のとおりです。
各学科の求める人物像は以下のとおりです。
また、「入学志願書」や「自己報告書」、「課題」などの書類も作成して提出する必要があります。
詳細は、入試要項で確認してください。
(https://www.jwu.ac.jp/unv/admission/exam/index2.html)
◆試験内容
①1次選考
【管理栄養学科、健康デザイン学科】適性テスト
【食安全マネジメント学科】書類審査
②2次選考
【管理栄養学科、健康デザイン学科】個別面接
【食安全マネジメント学科】小論文、個別面接
①1次選考
【管理栄養学科、健康デザイン学科】適性テスト
【食安全マネジメント学科】書類審査
管理栄養学科と健康デザイン学科の1次選考は筆記試験で、試験会場で受験します。筆記試験の内容は60分の適正テストで、専門に必要な基礎知識を問う問題が出題されます。出題範囲は化学基礎、生物基礎です。大学ホームページに過去問が掲載されていますので、確認して対策しましょう。
(https://www.swu.ac.jp/admission/exam/pastexam/)
食安全マネジメント学科の1次選考は出願書類により行われます。2026年度入試では、出願時に「課題」の提出が求められています。「課題」の内容は小論文(800字)で、テーマは「最も関心のある食に関する問題を挙げ、1.その問題に着目した理由を述べなさい。2.その問題の解決策について根拠を示しながら提案しなさい」となっています。
「課題」以外の出願書類についての詳細は、入試要項で確認してください。
(https://www.jwu.ac.jp/unv/admission/exam/index2.html)
②2次選考
【管理栄養学科、健康デザイン学科】個別面接
【食安全マネジメント学科】小論文、個別面接
1次選考の合格者に対し、2次選考が行われます。2次選考の内容は学科ごとに異なります。各学科の2次選考の内容は以下のとおりです。
【管理栄養学科】
20分程度の個別面接が課されます。個別面接では志望理由の他に、食、栄養、健康に関する質問が行われます。
【健康デザイン学科】
20分程度の個別面接が課されます。個別面接では志望理由の他に、食と健康に関する質問が行われます。また、健康デザイン学科のアドミッションポリシーに関する自分の特長のPRも求められます。
【食安全マネジメント学科】
小論文と個別面接が課されます。小論文の試験時間は60分、字数は800字です。小論文試験では、図表を読み取ったうえで、関連する事柄について意見等を記述させる問題が出題されます。大学ホームページに過去問が掲載されていますので、確認して対策しましょう。
(https://www.swu.ac.jp/admission/exam/pastexam/)
個別面接は20分程度行われます。面接では志望理由の他に、食に関する質問が行われます。
◆募集人員・倍率情報
募集人員は
管理栄養学科10名、健康デザイン学科15名、食安全マネジメント学科10名です。
倍率は
2025年度入試 | 2024年度入試 | 2023年度入試 | |
管理栄養学科 | 2.8 | 3.7 | 4.9 |
健康デザイン学科 | 2.2 | 3.5 | 3.6 |
食安全マネジメント学科 | 1.2 | 1.5 | 1.5 |
出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。
以上、昭和女子大学食健康科学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。
オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。
自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。
話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。
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