昭和女子大学国際学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介
2025/08/08
関東の私立女子大学のひとつである昭和女子大学。
キャンパスは東京都世田谷区にあり、三軒茶屋駅から徒歩約10分という、都心からのアクセスもよく、便利な場所にあります。キャンパスの敷地内には、米国テンプル大学ジャパンキャンパスやブリティッシュ・スクール・イン・トウキョウ昭和があり、国内にいながら国際交流ができる、多様性に富んだ環境です。グローバルな環境を活かしたプログラムや、プロジェクト型学習を積極的に取り入れた社会との連携、創造性を育んでいくプログラム、数理データサイエンス科目群など、現在と将来の社会の変化に対応すべく様々なプログラムが設置されています。就職支援が充実しており、高い就職率を維持しているのも特長です。
国際学部には、国際教養学科、国際学科、国際日本学科の3つの学科が設置されています。国際学部では、語学力はもとより、幅広い知識と教養、グローバルな課題に対して主体的に取り組む姿勢を身につけ、多文化共生の実現に貢献する人材を育成します。
この記事では、そんな昭和女子大学国際学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!
◆昭和女子大学国際学部の総合型選抜入試の名称
昭和女子大学国際学部の総合型選抜入試は、「総合型選抜入学試験」という名称で募集がなされています。
◆昭和女子大学国際学部のアドミッションポリシー
各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。
大学ホームページにはこのように書いてあります。
(大学ホームページより抜粋)
【国際教養学科】
昭和女子大学の教育目標と学位授与方針を理解し、変容する世界の動向に関心を持ちながら高度な英語力を獲得したい人、英語圏社会、文化と表象、英語学・英語教育に関して学修する人、留学プログラムに積極的に参加し、知識や経験を
活かして社会に貢献する意欲を持った人を求めます。また、本学科の教育課程に従い学修する資質と能力を備えた入学者を受け入れます。そのために多様な入試方法で入学希望者を募集し、多面的、総合的に選抜します。
1.入学前に修得することを推奨する教科・科目
・外国語:英語の4技能、「話す」「聞く」「書く」「読む」能力を高めて、積極的にコミュニケーションを行うことができる。
・国 語:日本語の「話す」「聞く」「書く」「読む」技能を用いて、メッセージを受け取り、自分の考えや気持ちを相手がわかるように伝えることができる。
・地理歴史:日本ならびに世界の諸地域の歴史や文化についての基礎的な知識を持ち、問題点を考察することができる。
・公 民:国内外の政治・経済・社会についての基礎的な知識を持ち、現代の多文化社会を考察することができる。
註:英語を重点的に学ぶことを薦める。
2.入学前に身につけておく学習習慣
・教室での英語学習に加えて、日常的に英語のメディア、SNS、英語話者に接することで、英語の4技能、「話す」「聞く」「書く」「読む」能力の向上を心がける。
・英語能力検定試験を積極的に受験する。
・国内外の多様な社会や文化に関する問題を理解するために、書籍、新聞、各種メディア等を活用し情報を収集し分析に努める。
・論理的に考える力と自分の考えを文章や口頭で的確に表現する力を身につける。
・異なる文化・社会的背景を持つ人々の理解に努め、多様性を尊重する姿勢を身につける。
【国際学科】
昭和女子大学の教育目標と学位授与方針を理解し、将来、国際社会で自立し力を発揮することを目標に、狭い固定観念にとらわれず自由な発想で意欲的に学び、可能性を信じて自らを高める地道な努力を惜しまない人を求めます。また、本学科の教育課程に従い学修する資質と能力を備えた入学者を受け入れます。そのために多様な入試方法で入学希望者を募集し、多面的、総合的に選抜します。
1.入学前に修得することを推奨する教科・科目
・外国語: 英語4技能の基礎を有し、応用することができる。また、中国語、韓国語、ベトナム語、ドイツ語、フランス語、スペイン語のうち、いずれかに関心をもち、選択する理由を説明することができる。
・国語:論理的思考力をもって「話す」「聞く」「書く」「読む」ことができる。
・地理歴史:日本ならびに世界各地域の歴史・社会・文化に関心を持ち、探究することができる。
註:外国語、国語、世界史、日本史を特に学ぶことを薦める。
2.入学前に身につけておく学習習慣
・自らの英語4技能のレベルを把握し、その向上に努める。
・中国語、韓国語、ベトナム語、ドイツ語、フランス語、スペイン語のうち、いずれかが話されている国や地域に関心をもつよう努める。
・国際社会および日本社会の政治、経済、社会、文化を理解するために、新聞・雑誌等を毎日読む。
・異なる文化・社会を学ぶ努力を積極的に行なう。
【国際日本学科】
昭和女子大学の教育目標と学位授与方針を理解し、長期留学によって高度な語学力と国際感覚を修得したい人、国際的視点から日本の社会と文化に対する理解を深めたい人、実践知を磨き職業人として自立する志を持つ人を求めます。また本学科の教育課程に従い学修する資質と能力を備えた入学者を受け入れます。そのために多様な入試方法で入学希望者を募集し、多面的、総合的に選抜します。
1.入学前に修得することを推奨する教科・科目
・外国語:英語の4技能、「話す」「聞く」「書く」「読む」能力を高めて、積極的にコミュニケーションを行うことができる。
・国 語:日本文学・文化に関心を持ち、自分の考えを適切に表現できる。
・地理歴史:日本ならびに世界の諸地域の歴史や文化について基礎的知識を持ち、自分の関心をさらに深める努力を行うことができる。
・公 民:国内外の政治・経済・社会について基礎的な知識を持ち、自分の関心をさらに深める努力を行うことができる。
2.入学前に身につけておく学習習慣
・教室での英語学習に加えて、日常的に英語のメディア、SNS、英語話者に接することで、英語の4技能、「話す」「聞く」「書く」「読む」能力向上を心がける。
・英語能力検定試験を積極的に受験する。
・日本および世界の社会問題や文化に対して広く関心を持ち、多様性に目を向けると共に、日本語と英語それぞれでどのように議論・評価されているか考える。
・文献講読に加えて、現地に足を運び、手を動かす体験的学習を積極的に行う。
大学ホームページのURL:
https://www.swu.ac.jp/about/policy
◆出願条件・日程
昭和女子大学国際学部の総合型選抜入試には、出願条件に制約があります。
・出願期間: 2025年9月24日(水)~10月3日(金)
・1次選考(書類選考)合格発表日: 10月21日(火)
・2次選考試験日: 10月26日(日)
・2次選考合格発表日: 11月1日(土)
出願条件は以下のとおりです。
各学科の求める人物像は以下のとおりです。
また、「入学志願書」や「自己報告書」、「課題」などの書類も作成して提出する必要があります。
詳細は、入試要項で確認してください。
(https://www.jwu.ac.jp/unv/admission/exam/index2.html)
◆試験内容
①1次選考:書類選考
②2次選考:適性テスト、個別面接
①1次選考:書類審査
1次選考は、出願書類により行われます。
「自己報告書」には、志望動機、学修計画、自己PRを記入します。
2026年度入試の「課題」は、「レポート」となっています。「レポート」の内容は以下のとおりです。
【国際教養学科】
レポート(800字)
テーマ:国際教養学科での留学計画と留学から何を得たいのかについて、国際教養学科での学びと関連させて800字以内で述べなさい。
【国際学科】
レポート(800字)
テーマ:国際学科での留学計画と留学から何を得たいのかについて、国際学科での学びと関連させて800字以内で述べなさい。
【国際日本学科】
レポート(800字)
テーマ:国際日本学科のカリキュラムを通じて、何を学びたいか、そしてどのように自分の資質と能力を伸ばしたいか、800字以内で述べなさい。
②2次選考:適性テスト、個別面接
1次選考の合格者に対し、2次選考では適性テストと個別面接が課されます。
適性テストの試験時間は60分で、英語の語彙・文法に関する問題および読解・表現の力を測る問題が出題されます。なお、英語4技能検定試験の指定されたスコア以上の証明書提出により、2次選考の適性テストが免除されます。詳細は、入試要項を確認してください。
(https://www.jwu.ac.jp/unv/admission/exam/index2.html)
個別面接は15分程度行われます。国際教養学科では志望理由の他に、英語による質問が行われます。国際学科では志望理由の他に、時事に関する質問が行われます。国際日本学科では志望理由の他に、日本の社会と文化に関する基本的な質問が行われます。
◆募集人員・倍率情報
募集人員は
国際教養学科12名、国際学科20名、国際日本学科15名です。
倍率は
※2024年度以前は、国際学部は英語コミュニケーション学科と国際学科の2学科が設置されていたようです。現在の編成と異なるため、ブランクにしています。
https://www.swu.ac.jp/about/disclosure
2025年度入試 | 2024年度入試 | 2023年度入試 | |
国際教養学科 | 1.2 | ||
国際学科 | 1.1 | ||
国際日本学科 | 1.0 |
出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。
以上、昭和女子大学国際学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。
オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。
自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。
話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。
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