専修大学ネットワーク情報学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介

関東の有名中堅私立大学群である日東駒専の1つ、専修大学。

1880年の創立以降、明治時代から現代まで140年以上の歴史ある大学です。

神田キャンパスと生田キャンパスがあり、学部によって学ぶキャンパスが分かれます。

神田キャンパスは、国会議事堂、最高裁判所や各種中央省庁などにも近く、法律や政治を学ぶのに相応しい場所にあります。生田キャンパスは、都心からわずかの距離ながら、緑豊かな自然に恵まれた場所にあります。

ネットワーク情報学部は、インターネットが普及し始めた2001年に創設された学部で、生田キャンパスに設置されています。文系と理系の境界を超えて情報学の理論とスキルを学び、情報技術を活用した新しい価値を世の中に提案できる力を身に着けることができます。

この記事では、そんな専修大学ネットワーク情報学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!

◆専修大学ネットワーク情報学部の総合型選抜入試の名称

専修大学ネットワーク情報学部の総合型選抜入試は「総合型選抜(AO入試)」という名称で募集がなされています。

◆専修大学ネットワーク情報学部のアドミッションポリシー

各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。

専修大学の公式ホームページにはこのように書いてあります。

(公式ホームページより抜粋)

「​ネットワーク情報学部は、卒業認定・学位授与の方針および教育課程編成・実施の方針に定める教育を受けるために必要な、次に掲げる知識・技能、能力、態度を備えた人を求めます。

(1)大学入学前の様々な教育課程での学修内容を幅広く修得している人。

(2)高等学校の教科情報等、大学入学前の学習を通じて、情報学に関心を持ち、情報学を活用して社会の問題に取り組む意欲がある人。

(3)情報・データリテラシー及び論理的思考の基礎となる、算数・数学の基本的な知識・技能を身に付けている人。

(4)自己や他者の思考・判断を理解し、表現することができる、日本語によるコミュニケーション能力を身に付けている人。

(5)自己とは異なる思考・価値観を有する他者を含むグループでの学習活動に、主体的に参画する態度を有している人。

(6)様々な活動を通じて得た経験や能力を活かし、自らを主体的に成長させる意志を有している人。

(7)大学入学後に必要となる基本的な知識・技能が若干不足している場合でも,入学までの準備期間を活用し自らの不足を補うことができる人。

また、そのために、入学者選抜においては、以下のような評価方法を用います。

各種一般選抜においては、筆記試験により1、3、4を評価します。

各種学校推薦型選抜においては、調査書、志望理由書、記述式総合問題、面接により1~7を総合的に評価します。

総合型選抜においては、調査書、志望理由書、自己推薦書、記述式総合問題、面接により1~7、特に2、3、4、6、7を重視して評価します。」

公式HPのURL:

https://www.senshu-u.ac.jp/education/faculty/network/#anchor01

◆出願条件・日程

専修大学ネットワーク情報学部の総合型選抜入試には出願条件に制約があります。

・出願時期 2023年は9月19日(火)~25日(月)の1週間だけでした

・試験日 ①第1次選考(書類審査)  ②第2次選考 11月11日(土)

・合格発表日 ①第1次選考10月26日(木) ②第2次選考 11月17日(金)

試験は1日のみです。

出願条件は以下のとおりです。

出願には、「ワークショップ参加型」と「自己アピール型」があり、いずれかを選択して出願します。自己推薦動画や自己推薦内容説明書類も作成してWeb提出する必要があります。

詳細は、総合型選抜(AO入試)入試要項を参照してください。

https://www.senshu-u.ac.jp/admission/shikenseido/sougougata/v07.html

◆試験内容

①第1次選考:書類審査(自己推薦動画、自己推薦内容説明書類)

②第2次選考:面接、記述式総合問題

①第1次選考:書類審査(自己推薦動画、自己推薦内容説明書類)

自己推薦動画では、自身の推薦ポイントを3分間の動画にしてアピールすることが求められます。志望理由や自分自身のアピールポイント、入学後の学習計画などを説明し、大学が求めている人物であることを示す必要があります。動画の編集技術や画質ではなく、情報を的確にまとめたうえで分かりやすく伝えることができているかが評価のポイントとなります。

また、選択した型に応じた説明が必須となります。

「ワークショップ参加型」では、ワークショップに参加して自分が学んだこと、その経験を活かし、入学後どうするかについて説明する必要があります。ワークショップで講師から教えられた事柄だけでなく、自ら気づいた点や考えた点を交えて、自分の学ぶ力をアピールしましょう。また、その経験を活かし、入学後に自分がどのように学ぶことが可能かについて、実現可能な計画を具体的に説明しましょう。

「自己アピール型」では、自分が有する技能や経験、これまでの学び、または情報技術に関する知識や技能について説明した上で、それを活かし、入学後どうするかについて説明する必要があります。

いずれの型を選択した場合にも、志望理由が明確かどうか、自己推薦内容が大学での学びにつながるものであるか、自己推薦内容は自己推薦内容説明書類で客観的根拠や具体的事例と共に、分かりやすく説明できているかが評価のポイントとなります。

自己推薦内容説明書類は、自己推薦動画の内容を補完するための書類です。提出できる資料は、PDFファイルと画像ファイル、動画ファイルです。書式は自由で、PDFファイルのページ数や動画の再生時間に制限はありません。ただし、提出できる資料は合計10点までで、合計のファイルサイズは500メガバイト以下となります。

「ワークショップ参加型」では、ワークショップに参加した経験についてまとめ、その経験を通じて自分が学んだ事柄について詳しく説明しましょう。また、自己推薦動画で説明した内容について、根拠となる具体的な事例を示し、自己推薦動画の妥当性を説明しましょう。

「自己アピール型」では、作成した自己推薦動画に関する背景を具体的に説明しましょう。なぜ自分がそのような自己推薦動画を作成したのか、自分をアピールするために何を考え、調べたのか、根拠となった事実を示し、自己推薦動画の妥当性を説明しましょう。

②第2次選考:面接、記述式総合問題

面接は、第1次選考の提出書類に基づいて行われます。一人当たり20分~30分程度で、高校生活や志望理由、学習などについての質疑が行われます。

記述式総合問題では、情報に関する思考力・判断力・表現力を問う問題や、大学で学ぶ上での関心・意欲を問う問題が3題程度出題されます。試験時間は70分間です。問題ごとに合格基準が定められており、全ての問題で合格基準以上であることが求められます。

学校ホームページの動画でサンプル問題が紹介されています。

https://www.senshu-u.ac.jp/admission/shikenseido/sougougata/v07.html

出願書類作成のポイント、記述式総合問題、選考のポイントについては、学校ホームページに動画で掲載されています。

必ず視聴して対策するようにしましょう。

https://www.senshu-u.ac.jp/admission/shikenseido/sougougata/v07.html

◆募集人員・倍率情報

募集人員は

 ネットワーク情報学科 15名 です。

倍率は

2023年度入試2022年度入試2021年度入試
ネットワーク情報学科3.23.84.8

出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので是非チャレンジしていただきたい入試です。

以上、専修大学ネットワーク情報学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。

自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

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