専修大学経済学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介

関東の有名中堅私立大学群である日東駒専の1つ、専修大学。

1880年の創立以降、明治時代から現代まで140年以上の歴史ある大学です。

神田キャンパスと生田キャンパスがあり、学部によって学ぶキャンパスが分かれます。

神田キャンパスは、国会議事堂、最高裁判所や各種中央省庁などにも近く、法律や政治を学ぶのに相応しい場所にあります。生田キャンパスは、都心からわずかの距離ながら、緑豊かな自然に恵まれた場所にあります。

経済学部は、生田キャンパスに設置されています。1880年に、日本で初めて経済学を専門に教える学校として設立された「専修学校経済科」を母体としており、専修大学の看板学部となっています。

この記事では、そんな専修大学経済学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!

◆専修大学経済学部の総合型選抜入試の名称

専修大学経済学部の総合型選抜入試は「総合型選抜(AO入試)」という名称で募集がなされています。経済学部の中で総合型選抜入試が実施されているのは、国際経済学科だけです。

◆専修大学経済学部のアドミッションポリシー

各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。

専修大学の公式ホームページにはこのように書いてあります。

(公式ホームページより抜粋)

「経済学部は、卒業認定・学位授与の方針及び教育課程編成・実施の方針に定める教育を受けるために必要な、次に掲げる知識・技能、能力、態度を備えた人を求めます。また、このような入学者を適正に選抜するために、多様な選抜方法を実施します。

国際経済学科

(1)高等学校までに学んだ科目における基礎的な知識を持ち理解している。

(2)課題レポートや論述試験、論文作成の基礎となる日本語能力を身につけている。

(3)経済のグローバル化を学ぶ上で基本となる外国語能力を身につけている。

(4)国際経済や国際社会をめぐる社会科学の基礎的知識、及びその理解にとって必要となる数学の基礎的能力を身につけている。

(5)メディアなどを通じて日々の経済・社会現象への関心を培っている。」

公式HPのURL:

https://www.senshu-u.ac.jp/education/faculty/economics/#a007

◆出願条件・日程

専修大学経済学部の総合型選抜入試には出願条件に制約があります。

・出願時期 2023年は10月13日(金)~19日(木)の1週間だけでした

・試験日 ①第1次選考(書類審査)  ②第2次選考 11月18日(土)

・合格発表日 ①第1次選考11月10日(金) ②第2次選考 12月1日(金)

試験は1日のみです。

出願条件は以下のとおりです。

出願には、「英語資格型」「発想力型」「探索力型」の3つの方式があり、いずれか一つの方式を選択して出願します。志望理由書や課題小論文などの書類も作成して提出する必要があります。また、「英語資格型」を選択した場合には、「英語資格取得証明書」も提出する必要があります。

詳細は、総合型選抜(AO入試)入試要項を参照してください。

https://www.senshu-u.ac.jp/admission/shikenseido/sougougata/v17.html

◆試験内容

①第1次選考:書類審査(志望理由書、課題小論文)

②第2次選考:面接

①第1次選考:書類審査(志望理由書、課題小論文)

志望理由書は、志望理由や入学後に学びたい内容、大学卒業後を見据えた目標等が記載されているかがポイントとなります。

課題小論文は、それぞれの受験方式によって内容が異なります。

「英語資格型」では、日本や国際社会が抱える問題について、1500字以内で記述することが求められます。2024年度入試のテーマは「貧困撲滅」でした。

「発想力型」では、国際社会や地域社会が抱える問題や課題に対して、自身の体験や学習に基づいて発想した提案や解決策を説明し、それはどのようにしたら実現できるのか、あるいは実現へと接近できるのかについて、合計3000字以内で記述することが求められます。

「探求力型」では、課題図書を読み、関連した設問に対して自分なりの考えを記述することが求められます。2024年度入試では、渡辺努著「世界インフレの謎」を読んで、4つの設問に答えるという内容でした。

いずれの方式においても、自分の考えをわかりやすく論理的に説明する力が求められます。普段から新聞や時事問題を扱う雑誌を読み、自分の考えをまとめる練習をするとよいでしょう。

また、第1次選考では、「小論文の評価をもっとも重視し、その他の提出された書類も含め、総合的に評価し選考を行います。」と入試要項に記載があります。

https://www.senshu-u.ac.jp/admission/shikenseido/sougougata/v17.html

提出前に、信頼できる学校の先生や塾の先生などの第三者に必ずチェックしてもらうようにしましょう。

②第2次選考:面接

面接は受験生1名に対し、教員2名程度で行われます。出願書類に記載された内容と小論文の内容について質問されます。特に小論文については、自分の考えを明確に伝えられるように練習しておきましょう。また、「英語資格型」では、日本語での質疑応答に加えて、自己紹介と志望動機について英語で説明すること、関連する質問に英語で回答することが求められます。

選考のポイントについては、学校ホームページに動画で掲載されています。

必ず視聴して対策するようにしましょう。

https://www.senshu-u.ac.jp/admission/shikenseido/sougougata/v17.html

◆募集人員・倍率情報

募集人員は

 国際経済学科 20名 です。

倍率は

2023年度入試2022年度入試2021年度入試
国際経済学科3.33.13.4

出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので是非チャレンジしていただきたい入試です。

以上、専修大学経済学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。

自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

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