立命館大学映像学部の総合型選抜入試(AO入試)の倍率や過去問を紹介

関関同立のひとつである立命館大学は、京都と滋賀、東京、大阪にキャンパスを持つ総合大学です。

多様な学部があり、国際交流や社会貢献なども盛んに行われているので、自分の興味や目標に合った大学生活を送ることができます。

自分の可能性を広げるためのチャンスがたくさんあり、受験生に人気の大学です。

その中でも映像学部では、未来の映像産業を担うプロデューサー・マインドを身に付けられます。

この記事では、そんな立命館大学映像学部の総合型選抜入試(AO選抜入学試験)について、詳細を解説したいと思います!

◆立命館大学映像学部の総合型選抜入試の名称

立命館大学映像学部の総合型選抜入試は「「プレゼンテーション方式(映像撮影型、絵コンテ作画型)」という名称で募集がなされています。

◆立命館大学映像学部のアドミッションポリシー

各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのか把握し、そのための準備ができているかどうか、自分を省みて試験対策を行っていく必要があります。

立命館大学映像学部のアドミッションポリシーは以下のリンクから確認できます。

『総合型選抜 AO 選抜入学試験 映像学部「プレゼンテーション方式(映像撮影型、絵コンテ作画型)」入学試験要項』 https://ritsnet.ritsumei.jp/admission/ao/ao.html

「映像学部」だからこそ、映像を通じて社会貢献できる人材を求めていることがわかるアドミッションポリシーとなっています。

立命館大学公式HPのURL:https://www.ritsumei.ac.jp/

◆出願条件・日程

立命館大学映像学部の総合型選抜入試(AO選抜入学試験)の出願条件・日程は、以下のようになっています。

〇日程(2024年度入試)

・出願期間:9月1日~7日の1週間

・第1次選考 試験日:書類選考  合格発表日:10月6日

・第2次選考 試験日:10月15日  合格発表日:11月1日

〇出願条件

出願条件・出願書類の詳細は下記リンクに掲載されています。

『総合型選抜 AO 選抜入学試験 映像学部「プレゼンテーション方式(映像撮影型、絵コンテ作画型)」入学試験要項』 https://ritsnet.ritsumei.jp/admission/ao/ao.html

◆試験内容

○第1次選考※「映像撮影型」「絵コンテ作画型」共通

出願書類

➀エントリーシート

➁物語創作

➀エントリーシート

テーマは以下3点です。

1自らの成長につながったこれまでの映像に関わる経験を800字程度で入力

2上記内容を踏まえた将来像を650字程度で入力

3将来に向けて映像学部で学びたいことを650字程度で入力

ポイントは、1~3までの内容が具体的で一貫性があることです。

学部での成長の先にあるキャリアビジョンを明確にイメージし、そのための学習計画を具体的に立てることも大切です。

そのために、ホームページやSNS、学部パンフレット、オープンキャンパスなどを活用し、映像学部のカリキュラムについて事前に理解しましょう。

➁物語制作

テーマは以下の通りです。

1映像作品化を前提に、童話「人魚姫」を原案とした800字程度のオリジナル物語の創作

2物語の一場面を表現する「写真」または「絵」を郵送し、その説明を 200 字程度で入力

ポイントは、独創的なアイデアや物語の構成力、文章力、映像表現力です。

また、写真や絵を選択した理由や表現の意図を明確に説明することも大切です。

普段から、起承転結などの、基本的な物語の構成や構造についてよく考えましょう。また、登場人物の行動や物語が伝えたいことを意識しながら、作品鑑賞しましょう。

さらに、写真を撮ったり絵を描いたりして、制作のためのスキル向上を図りましょう。

そして、普段から文章を書くことで、自分の考えを的確に表現する文章力の向上を目指してください。

○第2次選考 ※第1次選考の合格者のみを対象に実施

●映像撮影型

➀映像撮影およびその解説文章作成(120分程度)

➁プレゼンテーションおよび個人面接(20分程度)

➀映像撮影およびその解説文章作成(120分程度)

ポイントは、適切な構成と効果的な技術によってテーマを十分に表現すること、そして、小道具や光などをうまく活用して独創性を表現することです。

さらに、課題の内容をしっかりと把握し、解説文章で表現することも大切です。

➁プレゼンテーションおよび個人面接(20分程度)

プレゼンテーションは撮影映像の内容や解説文章などについて口頭形式で実施されます。その後、出願書類の内容も含めた個人面接があります。

ポイントは、プレゼンテーションでは、創作物について明確に論理的に発表すること、面接では、大学で学ぶ強い意思を表現することです。また、時間内に意見をまとめ、自分の言葉で考えを伝えるなど、的確な質疑応答も大切です。

映像撮影型の試験に向けて、普段から、映像技法に注目しながら作品を鑑賞したり、幅広い芸術作品に触れて創造性を養ったりしましょう。

また、一般的な撮影方法の修得と合わせて、撮影の効果や複数の写真での作品構成によって伝えられることは何かを考えましょう。

●絵コンテ作画型

➀与えられた課題に対する絵コンテの作成(120分程度)

➁プレゼンテーションおよび個人面接(20分程度)

➀与えられた課題に対する絵コンテの作成(120分程度)

ポイントは、効果的な構図や適切な絵の構成で創作意図や映像を表現することです

また、独創的な視点や全体を的確に構成する力も大切です。

➁プレゼンテーションおよび個人面接(20分程度)

映像撮影型と同様のため省略

絵コンテ作画型の試験に向けて、カット割りや構図などに着目しながら多様なジャンルの映像作品を鑑賞しましょう。

また、人や物など、多様な題材の特徴を的確に捉える観察力や作画力、効果的な映像表現を身につけましょう。

そのために、様々な映像作品を基に模写をするなど、日常的に絵を描いて練習しましょう。

2つの試験型に共通して、質問に対して的確に、積極的・主体的に応答することが大切です。

学部での学習内容をしっかりと確認して、自分の言葉で答えられるように担当の先生と練習しましょう。

過去問情報はこちらから確認できます。(https://ritsnet.ritsumei.jp/admission/archive/ao.html

◆募集人員・倍率情報

〇募集人数

・映像学科 映像撮影型15名

・映像学科 絵コンテ作画型10名

映像学部 映像学科の募集人数は合計25名です。

〇倍率

過去3年間の倍率は以下のようになっています。

 2023年度入試2022年度入試2021年度入試
映像学科 映像撮影型6.35.17.9
映像学科 絵コンテ作画型3.14.74.0

出願条件は比較的易しいですが、倍率が高いです。対策を練ったうえで、是非チャレンジしていただきたい入試です。

以上、立命館大学映像学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

学部名の通り、映像に関する知識や技術が問われる入試となります。

映像を通して社会へ伝えたいことや大学で学びたいことを明確にしましょう。

自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

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