立命館大学文学部の総合型選抜入試(AO入試)の倍率や過去問を紹介
2024/12/06
立命館大学は、関西の私立難関大学のひとつで、京都と滋賀、東京、大阪にキャンパスを持つ総合大学です。
多様な学部があり、国際交流や社会貢献なども盛んに行われているので、自分の興味や目標に合った大学生活を送ることができます。
自分の可能性を広げるためのチャンスがたくさんあり、受験生に人気の大学です。
その中でも文学部には、幅広い学域と専攻があり、多様な専門科目が開講されています。だからこそ、自分の専門知識を深めながら、関連する領域などを興味に合わせて学ぶことができます。
この記事では、そんな立命館大学文学部の総合型選抜入試(AO選抜入学試験)について、詳細を解説したいと思います!
◆立命館大学文学部の総合型選抜入試の名称
立命館大学文学部の総合型選抜入試は「総合型選抜(AO・文芸・スポーツ選抜)」という名称で募集がなされています。
また、2024年度入試では文学部は、希望学域により2種類の方式から選択できました。
・国際方式(英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・中国語・朝鮮語)・・・人間研究学域 東アジア研究学域 国際文化学域 国際コミュニケーション学域
・人文学プロポーズ方式・・・日本文学研究学域 日本史研究学域 東アジア研究学域 国際文化学域 地域研究学域 国際コミュニケーション学域 言語コミュニケーション学域
◆立命館大学文学部のアドミッションポリシー
各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのか把握し、そのための準備ができているかどうか、自分を省みて試験対策を行っていく必要があります。
立命館大学文学部のアドミッションポリシーは以下のようになっています。
「文学部では、以下のような学生を求めています。
(1)人文学の分野・領域に対して深い関心と探究心を持つ者
(2)人文学を学ぶために必要な基礎学力を有する者
(3)学域・専攻での学びを通して幅広い知識と豊かな表現力を身につけて、人間と社会が抱える諸問題を主体的に追求・解決しようとする意欲を持つ者」
(「立命館大学 文学部 人材育成目的・3ポリシー(https://www.ritsumei.ac.jp/letters/policies/)」より抜粋)
「文学部」だからこそ、人文学の研究を通して、主体的に問題究明や解決に取り組み、世界の発展に貢献しようという思いを持つ人材を求めていることがわかるアドミッションポリシーとなっています。
立命館大学公式HPのURL:https://www.ritsumei.ac.jp/
◆出願条件・日程
立命館大学文学部の総合型選抜入試(AO選抜入学試験)の出願条件・日程は、以下のようになっています。
〇日程(2024年度入試)
●国際方式
・出願期間:9月1日~7日の1週間
・第1次選考 試験日:書類選考 合格発表日:10月6日
・第2次選考 試験日:10月14日 合格発表日:11月1日
●人文学プロポーズ方式
・出願期間:9月1日~7日の1週間
・第1次選考 試験日:書類選考 合格発表日:10月6日
・第2次選考 試験日:10月15日 合格発表日:11月1日
〇出願条件
出願条件は以下のようになっています。
◆試験内容
●国際方式(英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・中国語・朝鮮語)
出願時に、オンライン上にて、「エントリーシート」と「志望理由書」の二点の書類を提出
「エントリーシート」
・高等学校3年間の学習面での取り組み状況や成果を800字程度で記入
・出願する学域を志望する動機となった、高等学校在学中の学習(国際交流等の諸活動を含む)において、自分が果たした役割等を1,200字程度で記入
「志望理由書」
・高等学校入学後に取り組んだ活動を通じて得たことや考えたことをもとにし、志望する学域で入学後に学びたいテーマを設定して1,000字程度で論じる
・大学卒業後の国際的視野でのキャリアビジョンについての考えを1,000字程度で記入
◎人間研究学域
○第1次選考
書類選考
出願時に提出した書類を基に評価されます。
ポイントは、人間研究学域での学びとの関連性を明確に説明することです。
これまでの国際交流の経験や語学に関する学びを生かして、今後行いたいことや将来像などについて説得力のある説明ができるように、担当の先生から添削を受けながら練習しましょう。
○第2次選考(約15分) ※第1次選考の合格者のみを対象に実施
個人面接(基本的に日本語)
第1次選考で提出した書類と同じ内容に関してさらに深く質問されます。また、能動的・主体的な学びや語学的な知識、センスなどに関する質問もあります。
ポイントは、第1次選考と同様、過去の経験等を人間研究学域での学びと関連付けて、説得力のある説明をすることです。
また、学域での学びと大学卒業後の人生とのつながりに関しても、説得力のあるビジョンをもって、具体的に説明できるように準備しましょう。
人間研究学域での学びは、世間にある正解や常識に着目し、自分なりの答えを出すことが大切です。
国際交流活動への参加やその成果、SDGsへの取り組みなど、アピールポイントは多くあります。しかし、課題解決のみにとらわれず、幅広い視点での考えを面接官に伝えられるように、日頃から多角的な情報収集と面接練習を重ねましょう。
過去問情報はこちらから確認できます。(https://ritsnet.ritsumei.jp/admission/archive/ao.html)
◎東アジア研究学域
○第1次選考
書類選考
出願時に提出した書類を基に評価されます。
ポイントは、志望理由や東アジアへの興味を持った経緯、高校での学習や活動、国際交流活動について具体的に説明することです。
また、入学後の学習内容を理解し、国際的な学びや活動への積極的な関心やビジョンを示すことも大切です。
○第2次選考(約30分) ※第1次選考の合格者のみを対象に実施
個人面接(基本的に日本語だが、出願時に選択した言語による質疑応答もあり)
面接の質問は、自分のアピールポイントや学域への志望理由、東アジアへの関心、大学での学びの目標、卒業後のキャリアなど、オーソドックスな内容です。
また、出願時に選択した言語の短い文章を読み、その内容に関して答える質問もあります。文章のレベルは、中国語検定試験4級や韓国語能力試験(TOPIK)2級で出題される程度のレベルとなっています。
ポイントは、事前に練習し、暗記した内容を答えるのではなく、面接の流れの中で、自分の言葉で適切な回答をすることです。
また、大学での学びはもちろんのこと、国際交流や、卒業後の将来像について具体的にイメージできていることも大切です。
東アジア研究学域では、学びたいテーマや東アジアの諸問題に対して、論理的で客観的に論じられる基礎学力があることが前提となっています。
自分の将来のビジョンとともに、社会・文化・歴史など様々な分野に対して、また複数の国や地域について知識や関心を広げていくよう、日頃から努力していきましょう。
過去問情報はこちらから確認できます。(https://ritsnet.ritsumei.jp/admission/archive/ao.html)
◎国際文化学域
○第1次選考
書類選考
出願時に提出した書類を基に評価されます。
ポイントは、過去の経験からの学びや大学で学びたいテーマについて、具体的にまとめられていることと、国際文化学域での学びとの関連性を明確に説明することです。
問われている内容や、志望学域での学習内容にずれがないように、担当の先生から添削を受けましょう。
○第2次選考(約15分) ※第1次選考の合格者のみを対象に実施
個人面接(基本的に日本語)
第1次選考で提出した書類に基づいてさらに深く質問されます。
ポイントは、第1次選考と同様、大学で学びたいテーマと国際文化学域の学びを関連付けて、説得力のある説明をすることです。
また、学域での学びと大学卒業後の人生とのつながりに関しても、国際的な視野と積極的な学習意欲を持てているかが問われます。
国際文化学域は、芸術、歴史、文学、思想といった人文学の諸学問を横断的に学ぶことができる学域です。今から、自分が学びたいテーマに関する情報収集や学習などをしていきましょう。
過去問情報はこちらから確認できます。(https://ritsnet.ritsumei.jp/admission/archive/ao.html)
◎国際コミュニケーション学域
○第1次選考
書類選考
出願時に提出した書類を基に評価されます。
ポイントは、海外滞在経験の有無にかかわらず、学習に対する高い意識やこれまでの経験・努力からの学びを具体的に記述することです。
また、英語以外の学びへの態度や、学域への熱意等も大切になります。
学域で学べることと入学後に学びたいテーマにずれがあると、不合格となる可能性が高いため、何を追究し、何に挑戦したいのか、明確に説明できるように担当の先生からの指導を受けましょう。
○第2次選考(約15分) ※第1次選考の合格者のみを対象に実施
個人面接(基本的に日本語)
面接では、これまでに頑張ったことや志望理由、入学後の学びと将来の展望について質問されます。また、それらと関連して、高校での学びや課外活動、留学体験、それらを通して学んだことについての質問もありました。
ポイントは、面接官の質問に対して、自分の経験に基づいて具体的に説明することです。
また、英語を学びたいという思いだけでなく、国際コミュニケーション学域でなければいけない明確な理由を自分の言葉で語れるように準備することも大切です。
英語の学習だけでなく、高校生活全般における学びや交流を、多文化共生や異文化理解、英語教育に関わらせて説明できるように、日々の学習を積み重ねてください。また、様々な方面へ興味を広げながら高校生活を送りましょう。
第1次選考も第2次選考も、学域で学べることと入学後に学びたいテーマが一致しているか、担当の先生とよく確認しましょう。
過去問情報はこちらから確認できます。(https://ritsnet.ritsumei.jp/admission/archive/ao.html)
●人文学プロポーズ方式
出願時に、オンライン上にて、「エントリーシート」と「プロポーザルシート」の二点の書類を提出
「エントリーシート」
・現在までの学習や日常生活から学び得たこと・自分の長所・特技などを1,200字程度で記入
・出願する学域を志望する理由について1,200字程度で記入
・卒業後の進路(就職や大学院進学など)についての展望を800字程度で記入
「プロポーザルシート」
・学域毎の課題テーマに沿ったレポート(800字程度)→各学域に記載
・入学後に探究したいテーマと学習・活動計画をPDF形式で提出(自由書式)
・(言語コミュニケーション学域志願者のみ)活動報告書を入試情報サイトより印刷し、郵送で提出
◎日本文学研究学域
課題テーマ:入学を希望する学域に関連するテーマを1つ取り上げ、考えるところを自由に述べなさい。
○第1次選考
書類選考
出願時に提出した書類を基に評価されます。
ポイントは、独創的な着眼点の研究テーマや計画を立てることと、具体的な記述によって日本の言語・文化・文学に対する研究意欲を表現することです。
○第2次選考(約30分) ※第1次選考の合格者のみを対象に実施
プレゼンテーション、質疑応答および個人面接
➀プレゼンテーション(10分)
➁質疑応答(10分)
③個人面接(10分)
準備した資料を用いて、「入学後に探究したいテーマと学習・活動計画」についてプレゼンテーションを行います。プレゼンテーション終了後、発表内容に関する質疑応答が行われます。
➀プレゼンテーション(10分)
「プロポーザルシート」に記入した、大学で研究する研究テーマ・計画について、PowerPoint を用いてプレゼンテーションを行います。事前の資料準備が必要です。
具体的で実現性がある計画を立てられるように、担当の先生と相談してください。
➁質疑応答(10分)
10分間のプレゼンテーションを行った後、内容に関する質疑応答があります。
暗記した内容でなく、自分の言葉で理路整然とした回答をすることが大切です。
③個人面接(10分)
プレゼンテーション終了後、大学進学後の学びや将来の目標等について、幅広い内容の面接があります。
面接官の質問に自分の言葉で回答し、しっかりとコミュニケーションをとることが大切です。また、大学での専門的な学びに向かう上での知識や情熱も表現しましょう。
まずは、日々の学習を通して基礎的な学力を身につけましょう。そして、幅広い分野や領域に目を向けて、そこで起こっている事象について考えながら、日常生活を送ってみましょう。
過去問情報はこちらから確認できます。(https://ritsnet.ritsumei.jp/admission/archive/ao.html)
◎日本史研究学域
課題テーマ:入学を希望する学域に関連するテーマを1つ取り上げ、考えるところを自由に述べなさい。
○第1次選考
書類選考
出願時に提出した書類を基に評価されます。
ポイントは、研究テーマや志望動機が明確で、大学での学習内容に適していることです。また、具体的な分野を示すなど、学びへの強い意欲を記述することも大切です。
○第2次選考(約30分) ※第1次選考の合格者のみを対象に実施
プレゼンテーション、質疑応答および個人面接
➀プレゼンテーション(10分)
➁質疑応答(10分)
③個人面接(10分)
準備した資料を用いて、「入学後に探究したいテーマと学習・活動計画」についてプレゼンテーションを行います。プレゼンテーション終了後、発表内容に関する質疑応答が行われます。
➀プレゼンテーション(10分)
「プロポーザルシート」に記入した、大学で研究する研究テーマ・計画について、PowerPoint を用いてプレゼンテーションを行います。事前の資料準備が必要です。
高校の成績・学習計画書の内容などを手掛かりに、大学進学後の学習についていけるか等、基礎的学力の有無を確認されます。日々の学習を大切にしましょう。
➁質疑応答(10分)
10分間のプレゼンテーションを行った後、内容に関する質疑応答があります。
質問の内容を的確に理解し回答することで、大学進学後の学習に必要な質疑応答能力があることをアピールできます。
学習への積極性だけでなく、学習の計画性と結びつけて応答できるよう、担当の先生と練習しましょう。
③個人面接(10分)
プレゼンテーション終了後、大学進学後の学びや将来の目標等について、幅広い内容の面接があります。
面接官の質問に自分の言葉で回答し、しっかりとコミュニケーションをとることが大切です。また、大学での専門的な学びに向かう上での意欲も表現しましょう。
まずは、普段から新書や選書などの学術書の入門書を読み、知識を身につけておきましょう。
過去問情報はこちらから確認できます。(https://ritsnet.ritsumei.jp/admission/archive/ao.html)
◎東アジア研究学域
課題テーマ:入学を希望する学域に関連するテーマを1つ取り上げ、考えるところを自由に述べなさい。
○第1次選考
書類選考
出願時に提出した書類を基に評価されます。
ポイントは、学域での学びの主旨を理解し、これまでの活動で得た学びや学習姿勢について、入学後の研究テーマ、卒業後に生かしたいこと等を明確に記述することです。
例えば、主体的な問題意識に基づいて客観的に論じたり、図表などを使って明確に表現したり、学習意欲や独創性を示したりすることが挙げられます。
また、これまでの学習や生活体験を踏まえた、具体的な学習計画を作成しましょう。
大学での学習から何を学び、それが自身の興味関心や学びの成長にどのように結び付くか考えることが大切です。
○第2次選考(約30分) ※第1次選考の合格者のみを対象に実施
プレゼンテーション、質疑応答および個人面接
➀プレゼンテーション(10分)
➁質疑応答(10分)
③個人面接(10分)
準備した資料を用いて、「入学後に探究したいテーマと学習・活動計画」についてプレゼンテーションを行います。プレゼンテーション終了後、発表内容に関する質疑応答が行われます。
➀プレゼンテーション(10分)
「プロポーザルシート」に記入した、大学で研究する研究テーマ・計画について、PowerPoint を用いてプレゼンテーションを行います。事前の資料準備が必要です。
ポイントは、学域での学びを理解し、主体的な問題意識に基づいて、十分な準備や分析がされた上で研究テーマを立てることです。
また、具体的で実現性がある計画を立てられるように、担当の先生と相談してください。
➁質疑応答(10分)
10分間のプレゼンテーションを行った後、内容に関する質疑応答があります。
質問への的確な応答はもちろんのこと、探求したい事柄やテーマを設定した理由が、自分の好みや好奇心だけで終わらないように広い視野で考えましょう。
③個人面接(10分)
プレゼンテーション終了後、高校までの学習や活動、大学進学後の学び、卒業後の目標や将来のビジョンなどについて幅広い内容の面接があります。また、プレゼンテーションについての補足質問もあります。
面接官の質問に的確に回答し、しっかりとコミュニケーションをとりましょう。また、大学での専門的な学びに向かう上での意欲や将来のビジョンの具体性なども表現しましょう。
自分の好奇心だけではなく、日頃から、自分の関心の先に何があるのか考えるようにしましょう。将来への希望や社会貢献などと関連付けられるように、担当の先生と相談してください。
過去問情報はこちらから確認できます。(https://ritsnet.ritsumei.jp/admission/archive/ao.html)
◎国際文化学域
課題テーマ:国際文化学域の学びに関連するテーマで、今あなたがもっとも興味を持っていることについて、自由に述べなさい。
○第1次選考
書類選考
出願時に提出した書類を基に評価されます。
ポイントは、志望理由や卒業後の進路計画が明確で、学域での学習内容と一致していること、入学後に探求したいテーマを具体的に記述することです。
○第2次選考(約30分) ※第1次選考の合格者のみを対象に実施
プレゼンテーション、質疑応答および個人面接
➀プレゼンテーション(10分)
➁質疑応答(10分)
③個人面接(10分)
準備した資料を用いて、「入学後に探究したいテーマと学習・活動計画」についてプレゼンテーションを行います。プレゼンテーション終了後、発表内容に関する質疑応答が行われます。
➀プレゼンテーション(10分)
「プロポーザルシート」に記入した、大学で研究する研究テーマ・計画について、PowerPoint を用いてプレゼンテーションを行います。事前の資料準備が必要です。
プロポーザルシートの内容や学習・活動計画をわかりやすく提示できるように、担当の先生と十分な準備をしましょう。
➁質疑応答(10分)
10分間のプレゼンテーションを行った後、内容に関する質疑応答があります。
国際文化学域の学習内容や学習計画、卒業後の希望進路等について回答できるようにしましょう。
③個人面接(10分)
プレゼンテーション終了後、大学進学後の学びや将来の目標等について、幅広い内容の面接があります。
面接官の質問に自分の言葉で回答し、しっかりとコミュニケーションをとることが大切です。
また、大学での生活や卒業後の進路に関して、具体的に回答できるように準備しておきましょう
国際文化学域は、芸術、歴史、文学、思想といった人文学の諸学問を横断的に学ぶことができる学域です。今のうちから、学びたいテーマに関する情報収集や語学学習等に取り組みましょう。
過去問情報はこちらから確認できます。(https://ritsnet.ritsumei.jp/admission/archive/ao.html)
◎国際コミュニケーション学域
課題テーマ:国際コミュニケーション学域で学ぶ意義について、あなたの考えを述べなさい。
○第1次選考
書類選考
出願時に提出した書類を基に評価されます。
ポイントは、これまでの活動や、大学での学びに関して具体的に説明することです。
特に、学域における、地域・文化・言語・教育の領域に関連する学びを理解した上で、問題意識を基にした具体的なテーマ設定をすることが大切です。
○第2次選考(約30分) ※第1次選考の合格者のみを対象に実施
プレゼンテーション、質疑応答および個人面接
➀英語でのプレゼンテーション(10分)
➁質疑応答(10分)
③個人面接(10分)
準備した資料を用いて、「入学後に探究したいテーマと学習・活動計画」について英語でのプレゼンテーションを行います。プレゼンテーション終了後、発表内容に関する質疑応答が行われます。
➀英語でのプレゼンテーション(10分)
「プロポーザルシート」に記入した、大学で研究する研究テーマ・計画について、PowerPoint を用いてプレゼンテーションを行います。事前の資料準備が必要です。
ポイントは、英語で正確に伝えることや学域での学びと一致させること、学習意欲や計画性を示すことです。練習を繰り返すなどして、担当の先生と十分な準備をしましょう。
➁質疑応答(10分)
10分間のプレゼンテーションを行った後、内容に関する質疑応答があります。
英語での質問に対しても、学域の学習内容や学習計画、卒業後の希望進路等について回答できるようにしましょう。
③個人面接(10分)
プレゼンテーション終了後、高校までの学習や活動、大学進学後の学び、卒業後の目標や将来のビジョンなどについて幅広い内容の面接があります。また、プレゼンテーションについての補足質問もあります。
面接官の質問に対して、自分の言葉で的確に表現することが大切です。
学習意欲や具体的な将来の計画などを示せるように準備しておきましょう
入試に向けて、まずは英語以外の科目もしっかりと取り組みましょう。そして、その中で、自分が国際コミュニケーション学域で学びたいことやそのためにすべきことを具体的にしていきましょう。
過去問情報はこちらから確認できます。(https://ritsnet.ritsumei.jp/admission/archive/ao.html)
◎言語コミュニケーション学域
課題テーマ:「言語」または「コミュニケーション」または「表現」から1つ選び、それに関する一般的な考えを述べなさい。その上で、あなた個人の考えをそれと対比して論じなさい。
活動報告書:言語コミュニケーション学域の学びにつながる、高等学校での活動内容や成果を記入
○第1次選考
書類選考
出願時に提出した書類を基に評価されます。
ポイントは、以下の4点をすべて満たしていることです。
① 学域(専攻)の学びを理解し、自身が学びたいこと、探究したいことが照応しているか。
② 学びたいこと、探究したいことを4年間で実現する過程が、具体的に記述できているか。
③ 一般論でなく自分の言葉で、自身の能力や経験等に基づき説得的に説明されているか。
④ 学びたいことや探究したいことにかかわる、受験時点でも備えておくべき知識や能力を有しているか。
提出書類に記載された内容がそれぞれ独立しているのではなく、すべてがつながっていることが大切です。
また、これまでの経験や身につけた知識、不足している素養などと、学びたい理由を関わらせることで、内容をより具体的で、説得力があるものにしましょう。
○第2次選考(約30分) ※第1次選考の合格者のみを対象に実施
プレゼンテーション、質疑応答および個人面接
➀プレゼンテーション(10分)
➁質疑応答(10分)
③個人面接(10分)
準備した資料を用いて、「入学後に探究したいテーマと学習・活動計画」についてプレゼンテーションを行います。プレゼンテーション終了後、発表内容に関する質疑応答が行われます。
➀プレゼンテーション(10分)
「プロポーザルシート」に記入した、大学で研究する研究テーマ・計画について、PowerPoint を用いてプレゼンテーションを行います。事前の資料準備が必要です。
ポイントは、説得力のあるプレゼンテーションにするために、「これまでの活動経験」や「自分が探求したい問い」、「大学での学びの計画」のつながりを明確にして、自分の考えを正確に伝えられる資料と説明を提示することです。
また、学習・活動計画は、学域の学びを理解した上で、学習計画と卒業後のキャリアイメージをバランスよく作成しましょう。
➁質疑応答(10分)
10分間のプレゼンテーションを行った後、内容に関する質疑応答があります。
③個人面接(10分)
プレゼンテーション終了後、エントリーシートに基づき志望動機や将来の展望等について、幅広い内容の面接があります。
面接官の質問の意図を適切に理解し、自分の言葉で回答し、しっかりとコミュニケーションをとることが大切です。
また、入学後の学ぶ意欲を、自ら主体的に考え行動してきた経験を示しながら具体的に説明できるように準備しておきましょう
全体を通して、抽象的なキーワードの羅列とならないように、自分の経験や観察など、深い関心に基づいたテーマとそれについての自分なりの問いを立てましょう。
そして、テーマと問いの、大学での学びの位置付けを考え、自分の言葉で語ることができるように練習を重ねましょう。
過去問情報はこちらから確認できます。(https://ritsnet.ritsumei.jp/admission/archive/ao.html)
◆募集人員・倍率情報
〇募集人数
「国際方式(英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・中国語・朝鮮語)」
・人文学科 人間研究学域5名
・人文学科 東アジア研究学域5名
・人文学科 国際文化学域11名
・人文学科 国際コミュニケーション学域6名
「人文学プロポーズ方式」
・人文学科 日本文学研究学域5名
・人文学科 日本史研究学域5名
・人文学科 東アジア研究学域5名
・人文学科 国際文化学域10名
・人文学科 地域研究学域9名
・人文学科 国際コミュニケーション学域5名
・人文学科 言語コミュニケーション学域5名
文学部 人文学科の募集人数は両方式合計71名です。
〇倍率
過去3年間の倍率は以下のようになっています。
2023年度入試 | 2022年度入試 | 2021年度入試 | |
人文学科 人間研究学域 国際方式 | 2.2 | 1.2 | 2.0 |
人文学科 日本文学研究学域 人文学プロポーズ方式 | 3.6 | 1.0 | ‐ |
人文学科 日本史研究学域 人文学プロポーズ方式 | 4.3 | 2.4 | 2.6 |
人文学科 東アジア研究学域 国際方式 | 2.5 | 1.5 | 4.3 |
人文学科 東アジア研究学域 人文学プロポーズ方式 | 3.2 | 2.0 | 4.0 |
人文学科 国際文化学域 国際方式 | 1.1 | 1.3 | 1.2 |
人文学科 国際文化学域 人文学プロポーズ方式 | 1.4 | 1.1 | 1.5 |
人文学科 地域研究学域 マップリーディング方式 | 1.8 | 1.1 | 1.2 |
人文学科 国際コミュニケーション学域 国際方式 | 2.9 | 1.5 | 3.0 |
人文学科 国際コミュニケーション学域 人文学プロポーズ方式 | 4.0 | ‐ | 1.5 |
人文学科 言語コミュニケーション学域 課題論文 | 2.0 | 2.3 | 2.0 |
人文学科 言語コミュニケーション学域 人文学プロポーズ方式 | 13.5 | 3.2 | 3.8 |
年度や学域、方式によってばらつきはありますが、倍率がそれほど高くないところもあるので、是非チャレンジしていただきたい入試です。
以上、立命館大学文学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。
文学部の入試では、自分の学びたいテーマが学域での学びと合致しているかが重視されます。
学域での学習内容を正確に把握し、過去の自分の経験を振り返りながら、日頃から将来のビジョンを思い描いていきましょう。
自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。
話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。
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