日本大学危機管理学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介
2024/09/27
関東の有名中堅私立大学群である日東駒専の1つ、日本大学。
1889年(明治22年)に創立された日本法律学校を前身としています。現在は16学部86学科を有する、我が国最大規模の総合大学です。「自主創造」を教育理念として掲げており、自ら学び、自ら考え、自ら道をひらく人材を育成しています。
規模が大きい一方で、ゼミナールや外国語教育、実験・実習は少人数による指導を徹底しています。総合大学の特色を生かしつつ、少人数教育で専門性を高めて個性を伸ばし、社会で求められる専門力・実践力を養う教育を展開しています。
危機管理学部では、日本や世界で発生する様々な「危機」から社会を守るための方法や制度を、社会科学的視点で研究します。
この記事では、そんな日本大学危機管理学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!
◆日本大学危機管理学部の総合型選抜入試の名称
日本大学危機管理学部の総合型選抜入試は「日本大学危機管理学部 総合型選抜」という名称で募集がなされています。
◆日本大学危機管理学部のアドミッションポリシー
各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。
日本大学危機管理学部の公式ホームページにはこのように書いてあります。
(公式HPより抜粋)
日本大学危機管理学部(学士(危機管理学))は、本学の教育理念である「自主創造」、本学部の教育研究上の目的、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)及びカリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施方針)に合致する、下記のような資質豊かな人材を求める。
危機管理に不可欠な資質として、複雑な現代社会の危機に向き合いながら、その解決方法を追究する真摯な姿勢と志を持ち、高等学校とそれに準ずる教育課程において、危機管理学の探究に必要な基礎学力、柔軟な発想と幅広い視野を身に付けている人材。
上記の人材を、①意欲・経験・適性、②知識・技能、③思考力・判断力・表現力、④主体性・計画性・協働性について評価する、多様な入学者選抜試験によって受け入れる。
① 意欲・経験・適性
知識と経験とを発展させて、意欲的に課題に向き合うことができる。
② 知識・技能
知識や技能を駆使して、課題を探求することができる。
③ 思考力・判断力・表現力
課題に対して幅広い視野でその原因と対処法を考察し、そのプロセスを適切に表現することができる。
④ 主体性・計画性・協働性
主体的かつ計画的に、他者と協働しつつ、課題解決に取り組むことができる。
公式HPのURL:
https://www.nihon-u.ac.jp/risk_management/about/policy
◆出願条件・日程
日本大学危機管理学部の総合型選抜入試には出願条件に制約があります。
・出願時期 2023年9月14日(木)~22日(金)
・試験日 【第一次選考】 10月2日(月) ※書類審査のみ
【第二次選考】 10月28日(土)
・合格発表日 【第一次選考】 10月6日(金)
【第二次選考】 11月11日(土)
出願条件は、
「本学部のアドミッション・ポリシー及び教育内容を理解し、本学部への入学を第一志望とし、合格した場合、本学部に入学することを確約できる者。」 です。
高校での評定平均値などは出願条件に含まれません。
また、インターネット出願サイトから印刷した「志望理由書」や「課題レポート」などの書類も作成して提出する必要があります。
詳細は、募集要項で確認してください。
(https://www.nihon-u.ac.jp/risk_management/admission_info/selectionao)
◆試験内容
①書類審査
②総合問題試験(読解と論述を含む)
③口頭試問および面接(課題レポートについてのプレゼンテーションを含む)
①書類審査
第一次選考は書類審査のみとなります。出願書類が総合的に判断されます。出願書類の中でも「志望理由書」と「課題レポート」は重要といえるでしょう。
「志望理由書」は、次の(1)と(2)について1000字で作成する必要があります。
大学でどのように学びたいのか、また、大学での学びを将来どのように活かしたいのか、論理的にわかりやすくまとめるようにしましょう。
また、「課題レポート」は、第二次選考で「課題レポート」についてのプレゼンテーションを行いますので、それを踏まえたうえで入念に準備する必要があります。
2023年度入試の「課題レポート」は、「SDGsに掲げられる17の目標の中から、危機管理学に関連する目標を1つ選び、その目標の達成のために危機管理学がどのように活かせるか、どのような活動が必要かを、具体例を挙げて1000字以内で論じてください。」という内容でした。詳細は、学校HPに過去問が掲載されていますので、確認してください。
(https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/)
②総合問題試験(読解と論述を含む)
文章や図表などの資料が与えられ、それらを読み取る問題や、基本的な公民の知識を問う問題、自身の考えを論述する問題が出題されます。詳細は、学校HPに過去問が掲載されていますので、確認してください。
(https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/)
③口頭試問および面接(課題レポートについてのプレゼンテーションを含む)
書類審査の際に提出した「課題レポート」についてのプレゼンテーションを行ないます。口頭試問では、「課題レポート」の内容について質問されることが想定されます。試験日までに自分の言葉で説明できるように準備しておきましょう。
面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。また、志望理由や入学後に学びたいテーマなどについて、より詳しく説明を求められることが想定されます。信頼できる学校の先生や塾の先生と練習し、自信を持って面接に臨むことができるように対策しましょう。
◆募集人員・倍率情報
募集人員は
危機管理学科 25名 です。
倍率は
2023年度入試 | 2022年度入試 | 2021年度入試 | |
危機管理学科 | 1.6 | 2.3 |
出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。
以上、日本大学危機管理学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。
オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。
自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。
話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。
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