日本大学芸術学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介

関東の有名中堅私立大学群である日東駒専の1つ、日本大学。

1889年(明治22年)に創立された日本法律学校を前身としています。現在は16学部86学科を有する、我が国最大規模の総合大学です。「自主創造」を教育理念として掲げており、自ら学び、自ら考え、自ら道をひらく人材を育成しています。

規模が大きい一方で、ゼミナールや外国語教育、実験・実習は少人数による指導を徹底しています。総合大学の特色を生かしつつ、少人数教育で専門性を高めて個性を伸ばし、社会で求められる専門力・実践力を養う教育を展開しています。

芸術学部は「8つのアート1つのハート」というキャッチフレーズを掲げ、芸術総合学部の特色を生かした独自の教育を実践しています。コースや専攻、学科の枠を超え、一つの作品を合同制作するコラボレーションや、8学科全ての学生が履修できる「芸術総合講座」などのプログラムを通して他ジャンルから刺激を受けることができ、この刺激が自らの芸術に新たな色を与えてくれます。これが他の芸術系大学と一線を画すところです。

この記事では、そんな日本大学芸術学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!

◆日本大学芸術学部の総合型選抜入試の名称

日本大学芸術学部の総合型選抜入試は「日本大学芸術学部 総合型選抜」という名称で募集がなされています。

◆日本大学芸術学部のアドミッションポリシー

各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。

日本大学芸術学部の公式ホームページにはこのように書いてあります。

(公式ホームページより抜粋)

日本大学芸術学部では、本学の教育理念である「自主創造」のもと、自ら学び、自ら考え、自ら道をひらく能力を持った人材を育成します。そのため、8つの芸術分野それぞれを強く志す人、創造性が豊かでコミュニケーション能力に富み、芸術全般にわたり強い関心を持つ人、自らが芸術家、クリエイターになることを真剣に考えている人を求めます。

選抜方法として、学部実施の入学者選抜においては、各学科の特性に基づき、小論文、作文や実技等による専門試験及び面接試験を実施して、受験生の適性や創造性を個別的かつ直接的に審査するよう心掛けています。

以上を踏まえた、各学科における受入れ方針は以下のとおりです。

写真学科では、写真における芸術表現を中心に学習を行うため、写真の歴史や理論を学び、写真表現の技法について考え、報道、広告、ポートレート、芸術等の多様な分野に対応し、それぞれの専門とする写真表現を創造できる人材を求めます。

映画学科では、映画・映像における芸術表現を中心に学習を行うため、映画・映像の歴史や理論を学び、映画・映像表現の技法について考え、それぞれの専門とする映画・映像表現を創造できる人材を求めます。

美術学科では、美術における芸術表現を中心に学習を行うため、美術の歴史や理論を学び、美術表現の技法や活動の在り方について考え、それぞれの専門とする美術表現を創造できる人材を求めます。

音楽学科では、西洋音楽を中心に学習を行うため、音楽の歴史や理論及び技法を学び、音楽表現について考え、それぞれの専門とする音楽表現を創造できる人材を求めます。

文芸学科では、創作、研究、ジャーナリズムにわたる多様な表現活動の学習を行うため、文芸の歴史や理論を基礎教養として学び、文芸史の意義や現代文学の表現方法について考え、次世代を担う文芸表現を創造できる人材を求めます。

演劇学科では、グローバルな視野から、劇場芸術及びそれに関連する実践について学習を行うため、演劇と舞踊の理論や歴史を現代社会とのつながりの中で学び、その技法についても考え、各自の専門とする表現を研究、創造できる人材を求めます。

放送学科では、情報時代の中心的役割を果たす「放送」を深く認識させる学習を行うため、放送に関する歴史や理論を学び、映像や音響、CMの表現について考え、放送を担うにふさわしい自由で豊かな表現を創造できる人材を求めます。

デザイン学科では、デザインにおける思考及び表現を中心に学習を行うため、デザインの歴史や理論を学び、デザイン手法について考え、それぞれの専門とする分野で新たなデザイン表現を創造できる人材を求めます。

公式HPのURL:

https://www.art.nihon-u.ac.jp/about/policy/education

◆出願条件・日程

日本大学芸術学部の総合型選抜入試には出願条件に制約があります。

・エントリーシート受付期間  2023年9月1日(金)~5日(火)

・エントリー結果通知     9月22日(金)

・出願期間          9月29日(金)~10月5日(木)

・試験日           10月22日(日)

・合格発表日         11月1日(水)

<出願条件>

(1)試験の内容をよく理解した上で、エントリーを経て審査を通過した者。

(2)下表に示した各学科が求める学生像をよく理解し、合格した場合本学部に入学することを確約できる者。

また、インターネット出願サイトから印刷した「出願確認票」などの書類も提出する必要があります。

詳細は芸術学部の募集要項(https://www.art.nihon-u.ac.jp/admission/recruitment/audition/info/#audition_overview)で確認してください。

◆試験内容

試験内容は学科によって異なります。学科ごとに説明していきます。

<写真学科>

①当日持参したポートフォリオに関する口頭試問

②小論文(当日持参)

③面接

①当日持参したポートフォリオに関する口頭試問

試験当日までに、「学びのポートフォリオ」と「作品ポートフォリオ」を作成し、試験当日に両方を持参する必要があります。まず、「作品ポートフォリオ」に対する口頭試問が15分程度行われます。作品ポートフォリオをどのような着眼点や意図をもって制作したかに注目しながら、自分の言葉で制作意図が伝わるプレゼンテーションができるか、質問に応じた回答ができるかが評価のポイントとなります。

2023年度入試の試験内容について、学校HPに掲載されていますので、確認してください。(https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

また、ポートフォリオの作成方法などについての詳細は、写真学科のHPに掲載されています。(https://www.nuaphoto.com/portfolio2024/

②小論文(当日持参)

(※当日持参の事前小論文に関する情報が見つかりませんでした。)

③面接

面接では、ポートフォリオや事前小論文に関する質問や、今までの写真活動、学校生活について、志望動機、大学卒業後の進路の方針などが質問されます。

質問への応答や態度、意欲、適性が評価されます。

<映画学科>

①小論文(コース共通)

②コース別試験

③面接

①小論文(コース共通)

2023年度の小論文試験は、与えられた文章を読み、それについて考えたことを600字以内で記述させる内容でした。試験時間は60分です。

詳細は、学校HPに過去問が掲載されていますので、確認してください。

https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

②コース別試験

2023年度入試のコース別試験の内容は、以下のとおりでした。

【映像表現・理論コース】

「鈴木志郎康の短編映画『日没の印象』を見て、あなたが考えたことを800字以内で書きなさい。」という問題が出題されました。試験時間は80分以内でした。

【監督コース】

「「色眼鏡」と「真心」を題材に用いて、物語を作りなさい。」という問題が出題されました。試験時間は90分、字数は1000字でした。

【撮影・録音コース】

「上映される短編映画を観たうえで、「ストーリーにマッチする技術とは何か」あなたが考えたことを書きなさい。」という問題が出題されました。試験時間は60分(上映時間は含まない)、字数は800字でした。

【演技コース】

発声と動作の実技試験が行われました。発声の試験では、自分の名前などを発声させる問題と、文章を朗読させる問題が出題されました。動作の試験では、書かれている内容をしぐさのみで表現するという問題が出題されました。

詳細は、学校HPに過去問が掲載されていますので、確認してください。

https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

③面接

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。

<美術学科>

コース、専攻によって試験内容が異なります。それぞれについて説明します。

【絵画コース(絵画専攻)、絵画コース(版画専攻)、彫刻コース(彫刻専攻)】

①実技

②実技に関するレポート

③面接

①実技

絵画コース(絵画専攻):油彩・アクリル・木炭・鉛筆のいずれかを選択し、静物を  

            描く。

絵画コース(版画専攻):デッサンで、鉛筆・木炭のいずれかを選択し、静物を描             く。

彫刻コース(彫刻専攻):デッサンで、鉛筆・木炭のいずれかを選択し、静物を描             く。

どのコース、専攻においても、試験時間は5時間30分でした。

詳細は、学校HPに過去問が掲載されていますので、確認してください。

https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

②実技に関するレポート

実技に関するレポートを400字以内で作成することが求められます。試験時間は30分です。

③面接

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。

【彫刻コース(地域芸術専攻)】

①小論文

②面接

①小論文

2023年度入試では、芸術祭やイベントなどを行なう場合の問題点について、指定された言葉を二つ以上用いて記述させる問題が出題されました。試験時間は60分、字数は800字以内です。詳細は、学校HPに過去問が掲載されていますので、確認してください。

https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

②面接

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。また、持参したポートフォリオについて質問されることも想定されます。自分なりに説明できるように準備しておきましょう。

※美術学科では、試験日当日に作品のポートフォリオ(A4サイズ)を持参する必要があります。(彫刻コース地域芸術専攻は、芸術活動報告をまとめたものでも可。)

<音楽学科>

コースによって試験内容が異なります。それぞれのコースの試験内容を説明します。

【作曲・理論コース(作曲専攻)】

①当日持参した自作品の審査及び口頭試問

②実技(作曲)

③面接

①当日持参した自作品の審査及び口頭試問

自作曲の楽譜(編成・長さは自由、最大2曲)を提出します。提出した作品についての審査と口頭試問が行われます。

②実技(作曲)

与えられた短い旋律を冒頭の素材とした、指定された楽器のための独奏曲(ピアノ伴奏なし)の作曲が課されます。試験時間は80分です。

2023年度入試の課題は、オーボエのための独奏曲でした。学校HPに過去問が掲載されていますので、確認してください。

https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

③面接

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。

【作曲・理論コース(理論専攻)】

①当日持参した音楽に関するレポートの審査及び口頭試問

②実技(任意の器楽曲または声楽曲の演奏)

③面接

①当日持参した音楽に関するレポートの審査及び口頭試問

音楽に関するレポート(書式・長さは自由、手書きに限る、最大2点)を当日提出します。提出したレポートについての審査と口頭試問が行われます。

②実技(任意の器楽曲または声楽曲の演奏)

楽器もしくは歌の楽曲、1曲の演奏とします。音楽のジャンル、楽器の種類、選曲は自由です。演奏は途中で止める場合もあります。楽譜を見ながらの演奏も認めます。持ち運びが出来ない大型楽器(ピアノ・コントラバス・マリンバなどの打楽器・ドラムセット・エレクトーン・箏など)は,音楽学科が所有する楽器を使うことができます。

③面接

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。

【音楽教育コース】

①小論文

②実技(ピアノ)

③面接

①小論文

2023年度入試では、与えられた3つのテーマから1つを選択し、選択したテーマについて800字程度で記述させる問題が出題されました。試験時間は60分です。詳細は、学校HPに過去問が掲載されていますので、確認してください。

https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

②実技(ピアノ)

W. A. MozartまたはL. v. Beethovenのピアノソナタの中から任意の第1楽章または終楽章を演奏します。(繰り返しなし、暗譜)

③面接

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。

【声楽コース】

①実技(声楽〔声楽曲及びコールユーブンゲン〕)

②面接

①実技(声楽〔声楽曲及びコールユーブンゲン〕)

課題曲A(イタリア歌曲)、課題曲B(日本歌曲)から1曲ずつ選曲して歌います。また、課題曲に続けて自由曲1曲を歌います。いずれも原語で暗譜とします。また,F. Wüllner コールユーブンゲン(全訳版)第1巻48番~85番より、当日指定された2曲の中から1曲を選んで歌います。

課題曲A、課題曲Bについての詳細は、芸術学部HPに掲載の「音楽学科実技課題曲案内」を確認してください。https://www.art.nihon-u.ac.jp/admission/recruitment/general/pdf/2024_music_kadai.pdf

②面接

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。

【ピアノコース】

①実技(ピアノ)

②面接

①実技(ピアノ)

次のA、B群より各1曲を選び、合計2曲を演奏します。(いずれも繰り返しなし、暗譜)

A 練習曲またはJ.S.Bach平均律ピアノ曲集

(イ)~(ニ)より1曲を演奏します。

(イ)M. Moszkowski 15の練習曲(15 Études de Virtuosité Op.72)より任意の1曲

(ロ)J. B. Cramer=Bülow60練習曲(60 Ausgewählte Etüden)より任意の1曲

(ハ)F. F. Chopinの練習曲Op.10またはOp.25より任意の1曲

(ニ)J. S. Bach平均律ピアノ曲集第1巻または第2巻(Das Wohltemperierte Klavier TeilⅠ,Ⅱ)より任意の1曲(プレリュードとフーガ)

B ソナタ

W. A. MozartまたはL. v. Beethovenのピアノソナタの中から任意の第1楽章または終楽章を演奏します。

②面接

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。

【弦管打楽コース】

①実技(それぞれの専攻する弦楽器、管楽器または打楽器)

②面接

①実技(それぞれの専攻する弦楽器、管楽器または打楽器)

任意の楽曲または練習曲を演奏します。(自分の能力を最大限アピールできる楽曲を選曲のこと)

②面接

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。

【情報音楽コース】

①口頭試問

②面接

①口頭試問

自身が演奏している映像をスマートフォン、タブレット端末、PC等で再生できるよう準備して持参します。持参した映像についての口頭試問が行われます。

②面接

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。

<文芸学科>

①小論文または作文

②面接

①小論文または作文

小論文または作文どちらかひとつ選択することができます。2023年度入試では、次の二つのうちいずれかを選んで文章を書いてください、という問題が出題されました。

・「忘れられない人」が登場する作文を書いてください。

・「曖昧さ」について自由に論じてください。

時間は180分、字数は3200字以内です。詳細は、学校HPに過去問が掲載されていますので、確認してください。

https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

②面接

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。

<演劇学科>

コースによって試験内容が異なります。それぞれのコースの試験内容を説明します。

【舞台構想コース】

①作文(コース共通)

②実技(グループティスカッション)

③面接

①作文(コース共通)

2023年度入試では、「プロジェクトを成功させるために自分が果たせる役割」をテーマに作文しなさい。」という問題が出題されました。試験時間は60分、字数は800字程度です。

②実技(グループディスカッション)

2023年度入試では、5~6名で1グループを組み、グループごとに以下の課題についてディスカッションが課されました。

(1)うまい俳優を定義してください。(30分)

(2)「観光と観劇」の違いと共通点を整理してください。(30分)

③面接

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。

【演技コース】

①作文(コース共通)

②実技(演技にかかわるもの)

③面接

①作文(コース共通)

2023年度入試では、「プロジェクトを成功させるために自分が果たせる役割」をテーマに作文しなさい。」という問題が出題されました。試験時間は60分、字数は800字程度です。

②実技(演技にかかわるもの)

事前に与えられた短い台本の台詞を覚えたうえで、選考に臨みます。配役は当日指示があります。

2023年度入試の台本が学校HPに掲載されていますので、確認してください。

https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

③面接

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。

【舞台美術コース】

①作文(コース共通)

②実技(グループディスカッション)

③面接

※舞台美術コースは、試験当日に自分の芸術活動にちなんだポートフォリオ(A4サイズ)、あるいは石膏像のデッサン及び水彩画等(いずれもA2サイズ)を持参する必要があります。

①作文(コース共通)

2023年度入試では、「プロジェクトを成功させるために自分が果たせる役割」をテーマに作文しなさい。」という問題が出題されました。試験時間は60分、字数は800字程度です。

②実技(グループティスカッション)

2023年度入試では、8名で1グループを組み、グループごとに以下の課題についてディスカッションが課されました。

(1)舞台美術の役割とは何ですか?(30分)

(2)悲劇と喜劇の違いと共通点を整理してください。(30分)

③面接

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。また、持参したポートフォリオや作品について質問されることも想定されますので、説明できるように準備しておきましょう。

【舞踊コース(日舞専攻)】

①作文(コース共通)

②実技

③面接

①作文(コース共通)

2023年度入試では、「プロジェクトを成功させるために自分が果たせる役割」をテーマに作文しなさい。」という問題が出題されました。試験時間は60分、字数は800字程度です。

②実技

2023年度入試の実技課題は、「任意の日本舞踊曲または日本の伝統舞踊(郷土芸能を含む)を実演してください。」でした。

③面接

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。

【舞踊コース(洋舞専攻)】

①作文(コース共通)

②実技

③面接

①作文(コース共通)

2023年度入試では、「プロジェクトを成功させるために自分が果たせる役割」をテーマに作文しなさい。」という問題が出題されました。試験時間は60分。字数は800字程度です。

②実技

2023年度入試では、(1)基本運動、(2)イメージによる動き の実技試験が行われました。(1)基本運動は、モダンダンス・テクニックとして、ダンスによる運動感覚や、リズム感覚、舞踊技術と身体適性をみます。(2)イメージによる動き では、身体の動きによる表現力、発想力、将来性をみます。(2)イメージによる動きの題は『浮力』でした。

詳細は、学校HPに掲載されていますので確認してください。

https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

③面接

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。

<放送学科>

①適性をみる課題

②小論文または作文

③面接

①適性をみる課題

(※適性をみる課題についての情報が見つかりませんでした。)

②小論文または作文

2023年度入試では、アナウンサー志願者には小論文が課されました。小論文の課題は、「1972年5月15日に沖縄県は本土に復帰し、2022年でちょうど50周年を迎えたが、現在沖縄が抱えている問題を一つ挙げて論じなさい」という内容でした。試験時間は80分、字数は800字程度でした。放送分野志願者には作文試験が課されました。内容は、「炎上」という題名で600字程度の作文を書くというものでした。試験時間は60分でした。

③面接

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。

<デザイン学科>

①小論文

②実技

③面接(プレゼンテーションを含む)

※デザイン学科では、事前課題を具体的に表現したプレゼンテーションボード(A2サイズ)2枚を試験当日に持参する必要があります。2023年度入試の事前課題は、「自然災害とその対処法についてあなたが考えるデザイン提案をしてください」という内容でした。

①小論文

2023年度入試では、与えられた資料を読んだうえで、「限界集落」の問題が現実化してきた都内23区の現実に対してデザインで何ができるのか、自身の考えや発想、問題点に対する解決の具体的な提案を記述させる問題が出題されました。字数は1000字、試験時間は120分でした。詳細は、学校HPに掲載されていますので確認してください。(https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

②実技

2023年度の実技試験は、与えられた三面図を読み解き、想定した立方体を手とともに描き込み、画用紙に鉛筆でデッサンするという内容でした。試験時間は4時間で、構図や背景は自由に設定します。

③面接(プレゼンテーションを含む)

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。また、事前課題のプレゼンテーションも行います。試験日までの間に、自分なりに説明できるように準備しておきましょう。

◆募集人員・倍率情報

募集人員は

 写真学科40名、映画学科35名、美術学科23名、音楽学科40名、

 文芸学科33名、演劇学科20名、放送学科15名、デザイン学科23名 です。

倍率は

2023年度入試2022年度入試2021年度入試
写真学科1.51.2
映画学科2.62.7
美術学科1.51.1
音楽学科1.41.4
文芸学科1.81.1
演劇学科2.23.0
放送学科3.26.0
デザイン学科1.21.0

出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。

以上、日本大学芸術学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。

自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

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