武蔵大学経済学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介

私立大学群「成成明学獨國武」の一つである武蔵大学。

メインキャンパスは東京都練馬区に設置されており、周りに自然が多いため、落ち着いた雰囲気の大学です。少人数制の授業の割合が高く、生徒と教授の間の距離感が近いことが特徴的です。また、近年は外国語教育に力を入れており、国際交流の機会が多いことも特徴の一つです。

その中で経済学部は4年間必修の少人数ゼミが特徴的です。このゼミは学科を超えて選択が可能で、ゼミ大会や企業との活動など実社会とリンクした学びを提供しています。また、ゼミと連動して、相互に関連する講義科目からなるコース制を導入しています。このコース制によって、多様に展開する講義科目で知識を広げながら、ゼミで学びたいテーマを追求することができます。

この記事ではそんな武蔵大学経済学部の総合型選抜について記載します。

◆武蔵大学経済学部の総合型選抜入試の名称

武蔵大学経済学部の総合型選抜入試は「総合型選抜」という募集がなされています。

総合型選抜には2つの種類があり、それぞれ「課外活動重視型」と「商業系資格重視型」という名称です。

◆武蔵大学経済学部のアドミッションポリシー

★全学部のアドミッションポリシー

武蔵大学は、学園建学の三理念に基づいて大学の教育の基本目標を定め、これらをもとに各学部・研究科の人材養成の目的と教育研究上の目的を定めています。こうした本学の教育理念や教育目標を充分に理解し、グローバル市民として成長しようとする意欲のある次のような学生を受け入れます。

1.学園建学の三理想ならびに自立・対話・実践という武蔵大学の教育の基本目標を共有することができる人

2.広くリベラルアーツを学び、専門的な知識を修得し、主体的に他者と協働して社会に貢献しようとする意欲のある人

3.本学での学修に必要な基本的な学力を有している人

4.グローバルな思考力を養い、異文化を理解するために必要な、充分な外国語能力を身につける意欲のある人

5.多様な人々の人権を尊重しようとする人

本学では、多様な形態による入学試験によって、本学での学修に必要な基本的な学力や学習意欲などを多面的に評価します。具体的な内容については、各学部・学科のアドミッション・ポリシーで定めます。

★経済学部のアドミッションポリシー

1.経済学部全体および入学希望学科のアドミッション・ポリシー、ディプロマ・ポリシー、そしてカリキュラム・ポリシーをよく理解し、本学部が設定した教育内容を学ぼうとする明確な意志を持っている人

2.わが国および世界の経済や金融、および企業等の経営に興味をもち、主体的に研究課題を見つけ出し、解決に必要な情報等を自ら調べ、調べたことを基に自ら考え抜き、他者と協力しながら、明確な結論を導くことができる人

3.少人数制のゼミナールで、知識・技能、思考力・判断力、表現力、そして主体性を大学生活の中で身につけたい人

■武蔵大学経済学部は協調性にあふれていてかつ主体性をもって行動できる学生。そして、経済や金融について学ぶ意欲がある学生を求めているようです。

◆出願条件・日程

★課外活動重視型

(1)高等学校又は中等教育学校を受験年度3月までに卒業見込みの者。

(2)高等学校又は中等教育学校在学中に行った課外活動に熱心に取り組み、「顕著な成績」を修めた者。

※「顕著な成績」を修めた者の例:

高等学校等における学校公認の部活動に所属し、都道府県レベル以上の大会やコンクール等で顕著な成績をあげたチーム・グループの正規メンバー(登録メンバー、顧問や監督等が正規メンバーに準ずると認めた者を含む)、あるいは個人参加者。

高等学校等における生徒会並びに文化祭活動において、重要な役職を務め顕著な成果をあげた者。

部活動以外(学外を含む)の運動競技・芸術活動等の文化活動に参加し、都道府県レベル以上の大会やコンクール等で顕著な成績をあげたチーム・グループの正規メンバー(登録メンバー、顧問や監督等が正規メンバーに準ずると認めた者を含む)、あるいは個人参加者。

ボランティア組織などに所属し、積極的な貢献を行った者。

★商業系資格重視型

(1)高等学校又は中等教育学校を受験年度3月までに卒業見込みの者。

(2)以下のいずれかの資格を有していること。

  1.日商簿記検定試験2級以上

  2.全国商業高等学校協会検定試験 1 級(ビジネス計算事務無検定試験又は珠算・電卓実務検定試験、簿記実務検定試験、ビジネス文書実務検定試験、英語検定試験、情報処理検定試験、商業経済検定試験)のうち、簿記実務検定試験を含む3種類以上

  3.全国経理教育協会簿記能力検定試験 1 級以上

  4.情報セキュリティマネジメント

  5.基本情報技術者

  6.応用情報技術者

 

日程については

出願期間 9月7日~9月13日

一次選考合格発表(書類選考)9月29日

二次選考 10月15日

二次選考合格発表 11月1日

◆試験内容

自己推薦入試は2つの選考に分けられています。

1、書類選考

主な提出書類は「志望理由書」です。記述する欄が4つあり、それぞれ「志望理由」、「高校生活で取り組んだこと、およびその過程」、「入学後その経験をどのように活かすか」。自分が卒業後、社会に貢献できることは何か」となっています。特に、高校生活についての欄はA4用紙1枚分あるので、自分の経験してきたこと、そこから学んだことをしっかりと書けるようにしましょう。

2、二次選考:筆記試験(80分)、面接

二次選考では筆記試験と面接が求められています。筆記試験の内容は国語と数学に関する問題が出題されます。選考基準は一次選考結果35%、筆記試験40%、面接25% となっており、筆記試験の割合が高いです。しっかりと対策しましょう。

面接は日本語で行われます。質問内容は提出書類に書かれた志望動機やアピールポイントに関する質問がなされる可能性が高いです。この辺りは必ず信頼できる教員や塾講師など、第三者と練習をし、一貫性があって魅力的なストーリーが表現できているかどうかを確認してください。

◆募集人員・倍率情報

自己推薦入試の募集定員は25人です。

倍率は以下の表のとおりです

定員202320222021
課外活動重視型2.41.91.4
商業系資格重視型2.11.31.2

以上、武蔵大学経済学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

コンセプトが明確な学部であるだけに、そこに対していかに自分が目標を持ち、学びたい気持ちを持っているか、論理的に熱意をもって伝える必要がありそうです。

自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

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