明治学院大学文学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介
2024/09/24
私立大学群「成成明学」の1つである、明治学院大学。
偏差値としては、日東駒専よりも上で、MARCHの下に位置しており、中堅〜難関クラスの私立大学です。キャンパスは東京都の白金キャンパスと神奈川県の横浜キャンパスが設置されており、おしゃれで明るいイメージのある大学です。キリスト教の精神を軸とした教育をおこなっており、「DO FOR OTHERS(他社への貢献)」という教育理念を掲げています。また、国際教育や交流に力を入れており、留学制度や海外ボランティアなどの世界とつながるチャンスが非常に多いです。
その中で文学部には英文学科、フランス学科、芸術学科の3つの学科があります。それぞれ文学や歴史、文化を学ぶことができます。また、芸術学科では音楽、芸術、映像など幅広い分野を学ぶことができます。そして、明治学院大学の中で一番人気かつ評判が高いのは英文学科です。とても長い歴史があり、明治学院といえば英文というイメージを持つ人も少なくありません。
この記事では、そんな明治学院大学文学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!
◆明治学院大学文学部の総合型選抜の名称
明治学院大学文学部の総合型選抜入試は「総合型選抜」という募集がなされています。
◆明治学院大学文学部のアドミッションポリシー
各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。
明治学院大学文学部のアドミッションポリシーはこのように記載されています。
文学部は、明治学院大学の「入学者の受入れに関する方針」に基づき、文学部の定める「人材養成上の目的・教育目標」に照らして、文学部の「卒業の認定・学位授与に関する方針」および「教育課程の編成および実施に関する方針」に沿って、次のとおり「入学者の受入れに関する方針」を定める。
- 求める人材像
- 英語・英文学、フランス語・フランス文学および芸術諸学の学びに取り組む上で、知識・技能、思考力・判断力および文章読解力・表現力等において、高等学校等で修得すべき基礎的な能力を身につけている。
- 言語・文化・芸術への強い関心をもち、それらの理解を通じて、新たな文化の可能性を切り開く、真摯な志をもっている。
- 本学の教育理念である“Do for Others(他者への貢献)”を理解・共感し、現代社会に生起する様々な問題に関心をもち、英語・英文学、フランス語・フランス文学および芸術諸学の主体的な学びを通して、共生社会の担い手となる意欲をもっている。
- 入学者選抜の基本方針
上記「求める人材像」に掲げる基礎的な能力、志および意欲をもっているか否かを評価する。また文章読解力・表現力を重視する。 - 入学者選抜の種類と評価方法
入学者選抜にあたっては、「一般入学試験」または「特別入学試験」を行い、上記「入学者選抜の基本方針」に則って評価する。
◆出願条件・日程
明治学院大学文学部 「総合型選抜」には出願条件に制約があります。
に出願する場合は、以下の要件を満たすこと。
以下の条件のすべてを満たす者。
共通出願資格
(1) 文部科学省の定める大学入学資格のいずれかを有する者、または2024年3月31日(9月入学の場合は2024 年8月31日)までに有する見込みの者
(2) 出願する学科を第一志望とし、入学を確約できる者
英文 AO:A制度
以下の1. 2.をすべて満たす者
1. 共通出願資格を満たす者
2. 以下の項目のうち、いずれか一つを満たす者
(1) 実用英語技能検定(英検) 準1級以上合格または、 受験級・合否を問わずCSEスコア総合点2304点以上
(2) TOEFL iBT®(Test Dateスコア) 72点以上
(3) GTEC(4技能合計スコア) 1180点以上 (2023年3月31日までに受験した場合は1190点以上)
(4)TEAP(4技能合計スコア) 309点以上もしくは、 TEAP CBT(4技能合計スコア) 600点以上
英文AO:B制度
以下の1. 2. 3. をすべて満たす者
1. 共通出願資格を満たす者
2. 以下の項目のうち、いずれか一つを満たす者
(1) 実用英語技能検定(英検) 2級以上合格または、 受験級・合否を問わずCSEスコア総合点1980点以上
(2)TOEFL iBT®(Test Dateスコア) 42点以上
(3) GTEC(4技能合計スコア) 930点以上 (2023年3月31日までに受験した場合は960点以上)
(4)TEAP(4技能合計スコア) 225点以上もしくは、 TEAP CBT(4技能合計スコア) 420点以上 3. 全体の評定平均値が3.5以上の者
フランス文AO:A制度
以下の1. 2.をすべて満たす者
1.共通出願資格を満たす者
2. 言語、文学、歴史、芸術、思想のいずれか一つないし複数の分野に強い 関心を抱く者
フランス文AO:B制度
以下の1. 2. 3.をすべて満たす者
1.共通出願資格を満たす者
2. 高等学校または中等教育学校(後期課程)在学中にフランス語を履修し、 フランス語の評定平均値が3.0以上の者 (フランス語は、必修・選択、第一外国語・第二外国語、履修年次・年数を問わない。)
3. 言語、文学、歴史、芸術、思想のいずれか一つないし複数の分野に強い 関心を抱く者
芸術AO:A制度
以下の1. 2.をすべて満たす者
1. 共通出願資格を満たす者
2. 高等学校(中等教育学校においては後期課程)在籍中に都道府県レベル以 上の大会やコンクール、コンテスト、競技会(これに準じるレベルの公 演なども含む)などにおいて、個人もしくはチームとして入賞以上の成 績をあげたことのある者、表彰など明確な形で顕彰されたことがある者、 もしくは各分野の活動実績を明示的に証明できる者。ただし、同人誌、 あるいは商業誌における読者コーナー、新聞等の投書欄のたぐいは不可。
日程は以下の通りとなっています
出願期間 2023年9月25日~9月29日
試験日
一次審査:書類選考
一次審査合格発表日:2023年12月26日
二次審査:2023年11月19日
二次審査合格発表日:2023年12月8日
◆試験内容
AO:A制度
1、一次選考:書類審査
出願書類をもとに書類選考を行います。提出書類で重要なものは自己推薦文(500字)です。志望理由書の内容は、どうしてこの大学に入りたいのか、この学部や大学でないといけない理由は何かなどです。具体的かつ明快に書くと良いでしょう。
2、二次選考 :面接
明治学院大学文学部の二次試験では面接が課されています。面接の内容は志望理由を中心に、高校での活動や受験生がアドミッションポリシーに合致するかどうかを問われる可能性が高いです。過去・現在・未来の軸がしっかりと通っていることがアピールできるように準備をしておく必要があります。このあたりは必ず信頼できる教員や塾講師など、第三者と練習をし、一貫性があって魅力的なストーリーが表現できているかどうかを確認してください。
AO:B制度
二次試験では面接に加えて、英語の小論文(300〜500語)が課されます。課される英語の語数が多く、高い英作文力が求められます。通常の小論文対策と同時に英語力も鍛えておきましょう。
◆募集人員・倍率情報
募集人員・倍率情報はこのようになっています。
定員 | 2023 | 2022 | 2021 | |
英文 A制度 | 5 | 2.7 | 2.2 | 1.9 |
英文 B制度 | 15 | 1.1 | 1.2 | 2.6 |
フランス A制度 | 10 | 1.3 | 1.5 | 2.2 |
芸術 A制度 | 30 | 3.1 | 3.0 | 5.4 |
以上、明治学院大学文学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。
コンセプトが明確な学部であるだけに、そこに対していかに自分が目標を持ち、学びたい気持ちを持っているか、論理的に熱意をもって伝える必要がありそうです。
自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。
話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。
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