京都産業大学現代社会学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介
2025/05/01
関西の準難関私立大学群、産近甲龍のひとつである京都産業大学。
京都産業大学は、1965年に経済学部・理学部の2学部をもって京都市・上賀茂に創設されました。創設者で宇宙物理学者の荒木俊馬は、「建学の精神」において、「将来の社会を担って立つ人材の育成」が使命であることを掲げました。その実現に向けて、次の時代を見据えて社会課題を的確に捉え、知識や人を「むすんで」課題を解決し、新しい価値を「うみだす」ための教育に力を注いでいます。
現在は文系・理系全10学部、約15000人の学生を擁する日本最大規模の一拠点総合大学となっています。ワンキャンパスで多種多様な価値観と出会い、協働を経験し、次の時代を担って立てる知識と精神を養います。
現代社会学部では、社会学の基礎的な知識の修得に加え、地域社会や町づくり、家族、労働、ジェンダー、教育、心理、メディア、広告、サブカルチャー、健康、スポーツなど、幅広い分野から、自分の関心に応じて専門的な研究を進めることができます。「次世代型リーダーシップの養成」を掲げ、人を結ぶ素養から実践的な演習まで、多彩な科目が展開されています。
この記事では、そんな京都産業大学現代社会学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!
◆京都産業大学現代社会学部の総合型選抜入試の名称
京都産業大学現代社会学部の総合型選抜入試は、「次世代型リーダー選抜入試」という名称で募集がなされています。
◆京都産業大学現代社会学部のアドミッションポリシー
各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。
京都産業大学の入試要項にはこのように書いてあります。
(入試要項より抜粋)
(現代社会学科)
現代社会学部の教育目標は、「社会が真に解決を必要としている問題を発見し、その解決のために自ら考え活動するだけでなく、他者と積極的に協働することにより、現代社会の安定的発展とそこに生きる人々の幸福に寄与する人材の養成」です。本学科は、4年間の教育課程で全ての入学生がこのような人材に成長できるように入学定員を定めて、以下の素養を持った人材を求めています。
1.社会の多様な事象・問題に関心を持ち、それらの関係性及び解決策について考えようとする意欲を持っている人。
2.自己の価値観や立場を絶対化せず、多様な属性や価値観を持つ人々を理解し受け入れながらリーダーシップを発揮できる人。
3.高い学習意欲を持ち、将来にわたり多様な価値観を容認する社会の発展に貢献しようとする意志を持つ人。
(健康スポーツ社会学科)
現代社会学部の教育目標は、「社会が真に解決を必要としている問題を発見し、その解決のために自ら考え活動するだけでなく、他者と積極的に協働することにより、現代社会の安定的発展とそこに生きる人々の幸福に寄与する人材の養成」です。本学科は、4年間の教育課程で全ての入学生がこのような人材に成長できるように入学定員を定めて、以下の素養を持った人材を求めています。
1.社会の多様な事象・問題に関心を持ち、それらの関係性及び解決策について考えようとする意欲を持っている人。
2.自己の価値観や立場を絶対化せず、多様な属性や価値観を持つ人々を理解し受け入れながらリーダーシップを発揮できる人。
3.高い学習意欲を持ち、将来にわたり心身ともに健康な社会の発展に貢献しようとする意志を持つ人。
入試要項のURL:
https://www.kyoto-su.ac.jp/admissions/exam/apply/download/index.html
◆出願条件・日程
京都産業大学現代社会学部の総合型選抜入試には、出願条件に制約があります。
・1次選考出願期間: 2024年9月1日(日)10:00 ~9月9日(月)23:00
・1次選考試験日: 9月22日(日)
・1次選考合格発表日: 9月27日(金)
・2次選考出願期間: 9月27日(金) ~10月3日(木)
・2次選考試験日: 10月20日(日)
・2次選考合格発表日: 11月2日(土)
※1次選考の出願は、インターネット出願です。期間内にインターネット出願画面で出願内容の入力・確認および写真データのアップロード、受験料(入学検定料)の納入、出願書類の郵送を完了する必要があります。
※2次選考の出願は、受験料(入学検定料)の納入のみです。
出願条件は以下のとおりです。
現代社会学部が特に定めている出願要件は、以下のとおりです。
また、「志望理由書」や「自己アピール書」などの書類も作成して提出する必要があります。
特に定めている出願要件のタイプによって、提出する書類が異なります。詳細は、入試要項で確認してください。
(https://www.kyoto-su.ac.jp/admissions/exam/apply/download/index.html)
◆試験内容
①1次選考:書類審査、「社会課題とリーダーシップ」セミナー(講義、レポート)
②2次選考:グループワーク・レポート(75分)、個人面接(20分)
①1次選考:書類審査、「社会課題とリーダーシップ」セミナー(講義、レポート)
1次選考は、出願書類とレポートの総合判定により、合否が決定します。
「志望理由書」は、特に定めている出願要件のAタイプ、Bタイプで記述する内容は共通です。現代社会学部のアドミッション・ポリシーを理解したうえで、次の3点を具体的に記述します。(800~1,200字以内)
(ア)出願する学科を志望する理由
(イ)入学後、他者と協働して課題を解決する次世代型リーダーとしてどのような活動や学びをしたいか
(ウ)大学卒業後の夢や将来の展望
「自己アピール書」は、特に定めている出願要件のAタイプ、Bタイプで記述する内容が異なります。Aタイプは、これまでのリーダーシップを発揮した活動を具体的に説明するとともにそこで自分はどのようなことを学んだのかを記述します。(800~1,200字以内)Bタイプは、今まで成し遂げた自分の活動実績や成果を具体的に説明するとともに、それを成し遂げるために、どのような努力や工夫を重ねてきたのか、どのような困難を克服したのかなど、そこに至る過程を記述します。(特に、団体での活動の実績や成果については、自分の貢献部分を明確に記述します。)(800~1,200字以内)
「活動実績報告書」は特に定めている出願要件のBタイプのみ提出する必要があります。高等学校在籍中の活動実績を記入します。
1次選考当日は、「社会課題とリーダーシップ」セミナーが行われます。大学教員による社会問題をテーマとした講義を50分間受講し、講義の内容を踏まえたレポートを40分間で作成します。
②2次選考:グループワーク・レポート(75分)、個人面接(20分)
1次選考の合格者に対し、2次選考ではグループワーク・レポート、個人面接が課されます。
グループワーク(45分)では、他者との協働を通じて解決策にたどり着くようなワークを行います。グループワークを踏まえ、振り返りレポート(30分)を作成します。
個人面接では、自己アピール書の内容を3分以内で口頭発表することが求められます。また、志望理由書などの出願書類に基づく質疑およびグループワークに関する質疑が行われます。
1次選考結果との総合判定により、最終合否が決定します。
◆募集人員・倍率情報
募集人員は
現代社会学科 約30名、健康スポーツ社会学科 約15名です。
倍率は
※2025年度入試の結果が公開されていたので、2025年度、2024年度、2023年度の倍率を載せておきます。
2025年度入試 | 2024年度入試 | 2023年度入試 | ||
現代社会学科 | Aタイプ | 2.1 | 2.3 | 2.7 |
Bタイプ | 3 | 1.8 | 1.8 | |
健康スポーツ社会学科 | Aタイプ | 2.3 | 3.4 | 3.6 |
Bタイプ | 2.4 | 2.8 | 2.7 |
出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。
以上、京都産業大学現代社会学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。
オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。
自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。
話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。
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