京都産業大学経済学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介
2025/04/17
関西の準難関私立大学群、産近甲龍のひとつである京都産業大学。
京都産業大学は、1965年に経済学部・理学部の2学部をもって京都市・上賀茂に創設されました。創設者で宇宙物理学者の荒木俊馬は、「建学の精神」において、「将来の社会を担って立つ人材の育成」が使命であることを掲げました。その実現に向けて、次の時代を見据えて社会課題を的確に捉え、知識や人を「むすんで」課題を解決し、新しい価値を「うみだす」ための教育に力を注いでいます。
現在は文系・理系全10学部、約15000人の学生を擁する日本最大規模の一拠点総合大学となっています。ワンキャンパスで多種多様な価値観と出会い、協働を経験し、次の時代を担って立てる知識と精神を養います。
経済学部では、1年次に経済学の基礎を固めた後、2年次からは各自の興味・関心に応じて「現代経済コース」、「ビジネス経済コース」、「地域経済コース」、「グローバル経済コース」の4つのコースの中から希望のコースを選択し、専門的な学びを深めます。「上級英語プログラム」など、英語で経済学を学ぶことにも力を入れており、グローバルに活躍することを目指す学生の英語力のレベルアップをサポートしています。また、「実践の場」を重視しており、演習(ゼミ)での専門的かつ実践的な学びに加えて、地域経済やグローバル経済に関するフィールドワーク科目や、最前線で活躍する経済人を招いた講義・演習科目など、数多くの実践の場が提供されています。
この記事では、そんな京都産業大学経済学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!
◆京都産業大学経済学部の総合型選抜入試の名称
京都産業大学経済学部の総合型選抜入試は、「AO入試」という名称で募集がなされています。
◆京都産業大学経済学部のアドミッションポリシー
各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。
京都産業大学の入試要項にはこのように書いてあります。
(入試要項より抜粋)
本学の「建学の精神」と経済学部の「教育研究上の目的」に賛同した入学希望者のうち、4年間の教育課程で全ての入学者が本学部のディプロマ・ポリシーに掲げる人材に成長できるよう、次のような素養を持った入学者を求めます。
1.経済学的思考方法を理解するために必要な基礎的学力を有していること
2.現在の経済社会が解決すべき諸課題に対する強い問題意識を有していること
3.経済学的知識・技能・思考力に基づいてより良い経済社会の実現に向けて努力するという信念の下、学修を深める意欲を有していること
入学者選抜は、京都産業大学のアドミッション・ポリシーで定めたとおり、多様な方法を用いて実施します。特徴的な入学者選抜として、AO入試を実施します。AO入試受験者については、入学後には教育課程外での活動に積極的に参加し、リーダーシップを発揮し、個々の能力を向上させることを目指すとともに経済学部教育の教育成果向上にも寄与する素養を持った入学者を求めます。このため、AO入試による入学者選抜においては、(1)知識・技能、(2)思考力・判断力・表現力だけでなく、(3)主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度を重視し、高いコミュニケーション能力と積極性を持った入学者を求めます。
入試要項のURL:
https://www.kyoto-su.ac.jp/admissions/exam/apply/download/index.html
◆出願条件・日程
京都産業大学経済学部の総合型選抜入試には、出願条件に制約があります。
・1次選考出願期間: 2024年9月1日(日)10:00 ~9月9日(月)23:00
・1次選考試験日: 9月22日(日)
・1次選考合格発表日: 9月27日(金)
・2次選考出願期間: 9月27日(金) ~10月3日(木)
・2次選考試験日: 10月20日(日)
・2次選考合格発表日: 11月2日(土)
※1次選考の出願は、インターネット出願です。期間内にインターネット出願画面で出願内容の入力・確認および写真データのアップロード、受験料(入学検定料)の納入、出願書類の郵送を完了する必要があります。
※2次選考の出願は、受験料(入学検定料)の納入のみです。
出願条件は以下のとおりです。
経済学部が求める具体的な学生像は、以下のとおりです。
また、「志望理由書」や「自己アピール書」などの書類も作成して提出する必要があります。
詳細は、入試要項で確認してください。
(https://www.kyoto-su.ac.jp/admissions/exam/apply/download/index.html)
◆試験内容
①1次選考:出願書類、One Day セミナー(模擬講義の受講、記述式テスト)
②2次選考:プレゼンテーション(約15分)
①1次選考:出願書類、One Day セミナー(模擬講義の受講、記述式テスト)
1次選考は、One Day セミナーでの記述式テストと出願書類により総合的に判断され、合否が決定します。
「志望理由書」は、「なぜ京都産業大学経済学部を志望するのか」その理由・動機について簡潔に記述します。(400字以内)
「自己アピール書」は、高校生活や、学校外での豊かな経験の中から、最も印象深かった出来事について記述します。(400字以内)なお、入試要項には、「高校時代に勉強やクラブ活動、ボランティア活動や地域活動などに積極的に取り組み、それらの活動の中で問題意識を持ち、大学で主体的に学ぼうとする学生を求めています。」と記載されています。これを踏まえたうえで、自らの経験や主体的に学ぼうとする姿勢が伝わるような「自己アピール書」を作成するようにしましょう。
1次選考当日は、経済学部の教員による、約50分間の模擬講義(セミナー)を受講したうえで、講義内容の理解度を測る記述式テスト(60分)が課されます。記述式テストでは、講義内容の理解度、課題に対する解答の的確性、論理構成、文章力などが問われます。
②2次選考:プレゼンテーション(約15分)
1次選考の合格者に対し、2次選考ではプレゼンテーションが課されます。
プレゼンテーションでは、自分が関心を持った社会問題(経済問題でなくても可)について自由にテーマを設定し、5分程度で発表した後、10分程度の質疑応答が行われます。発表形式は、ポスターの利用、黒板またはホワイトボードへの板書、資料の配付などから選択します。(パソコンを使用しての発表は不可)報道や書物からの情報をそのまま発表するのではなく、独自の視点で説明することが求められます。詳細については、1次選考合格者に通知されます。
1次選考結果との総合判定により、最終合否が決定します。
◆募集人員・倍率情報
募集人員は
経済学科 約20名です。
倍率は
2025年度入試 | 2024年度入試 | 2023年度入試 | |
経済学科 | 4.3 | 3.3 | 3 |
出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。
以上、京都産業大学経済学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。
自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。
話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、試験官は納得し、魅力を感じます。
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