甲南大学法学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介

関西の準難関私立大学群、産近甲龍のひとつである甲南大学。

甲南大学は関西唯一の私立の7年制高等学校であった旧制甲南高等学校を前身とし、1951年に開学しました。創立者の平生釟三郎は、「人格の修養と健康の増進を重んじ、個性を尊重して各人の天賦の特性を啓発する人物教育の率先」を教育理念として掲げました。この「人物重視の教育の実践」が、日本に数多くのリーダーを送り出してきた甲南の原点となっています。現在では、学生数約9000人、人文科学から社会科学、自然科学まで幅広い教育・研究分野を有する「ミディアムサイズの総合大学」となっています。総合大学でありながら、1クラスあたりの受講者数を150名以下とするなどの取り組みにより、きめ細やかで「顔がわかる少人数教育」を推進しています。学部学科に関係なく学べる共通教育や融合型カリキュラムが充実しており、視野を広げ、社会で活躍できる実践力を身につけることができます。

法学部では、現代社会における基本的なルールを身につけ、法の精神を理解することで「社会を見るチカラ、担うチカラ、変えるチカラ」を養い、社会に貢献できる人材を育てます。また、法学部で学んだ法律の知識を活かして地域で活躍する人材を育むことを目的とした「公共人材養成プロジェクト」では、国家公務員や地方公務員、さらには法律資格(司法書士や行政書士など)の取得を目指す学生の学びをサポートしています。

この記事では、そんな甲南大学法学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!

◆甲南大学法学部の総合型選抜入試の名称

甲南大学法学部の総合型選抜入試は、「公募制推薦入学試験(教科科目型)」という名称で募集がなされています。

◆甲南大学法学部のアドミッションポリシー

各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。

甲南大学の公式ホームページにはこのように書いてあります。

(公式HPより抜粋)

法学部では、法学や政治学を学んでいく中で、責任感、倫理観、正義感をもって主体的・協働的に行動し、さらに、物事を多角的にとらえ、論理的・合理的に問題に対処する能力を身につけ、将来様々な分野で活躍する人材を養成することを教育目標としています。こうした目標の達成のため、下記の能力・資質・意欲をもつ学生を求めます。

❶法学・政治学に関する基本知識と考え方を修得するための基礎的な学力を幅広く身につけている。

❷物事を多角的にとらえ、論理的・合理的に問題に対処する能力と市民として必要とされる人権意識を身につけることができる。

❸責任感、倫理観、正義感をもち、社会の担い手として自ら進んで多くの人々と協力し、行動することができる。

公式HPのURL:

https://ch.konan-u.ac.jp/admission/course/admission-policy

◆出願条件・日程

甲南大学法学部の総合型選抜入試には、出願条件に制約があります。

・出願期間:  2024年10月3日(木)~10月15日(火)

・試験日:   11月10日(日) 

・合格発表日: 11月22日(金)

出願条件は以下のとおりです。

また、「志望理由書」や「自己推薦書」などの書類も作成して提出する必要があります。

詳細は、入試要項で確認してください。

https://ch.konan-u.ac.jp/admission/application/

◆試験内容

筆記試験の結果、調査書、志望理由書、自己推薦書の評価の合計点により合否が決定します。1教科でも欠席した場合、合否判定の対象となりませんので注意しましょう。なお、合格者の選考は一般方式、外部英語試験活用方式それぞれに行われます。また、国語評価、数学評価それぞれに行われます。外部英語試験活用方式を選択した場合は、外部英語試験の得点をみなし得点に換算し、外国語(英語)の得点に充当します。みなし得点の換算についての詳細は、入試要項で確認してください。

https://ch.konan-u.ac.jp/admission/application/

試験教科、科目、配点は以下のとおりです。(過去問データなし)

◆募集人員・倍率情報

募集人員は

法学部 30名 です。

倍率は

※倍率のデータは大学HP(https://ch.konan-u.ac.jp/admission/result/)から転記しています。2023年度・2022年度は入試方式、試験教科・科目が異なり、データの掲載がないので空欄です。

2024年度入試2023年度入試2022年度入試
法学部一般方式国語評価3.9
数学評価3.9
外部英語試験活用方式国語評価5.1
数学評価4.7

出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。

以上、甲南大学法学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。

自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

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