総合型選抜の対策はいつから開始?

総合型選抜入試は「年内入試」とも呼ばれる推薦入試の一種です。

大学が作成した試験を受験する一般入試よりも早く選考が始まり、合格通知も早くもらえます。出願時期は概ね9月~11月頃で、合否は遅くても年内には分かります。

では、そのような早期の入試に対して、いつから対策を開始すればよいのでしょうか?そして何を対策しておけばいいのでしょうか?

ざっと必要な対策と時期を列挙すると下記にようになります。

 

<具体的な対策内容と時期>

    対策① 評定平均値【時期:高1の最初の定期試験から】

    対策② 自己分析【時期:高1のうちに完了が理想】

    対策③ テーマを自分自身で探究する=活動実績をつくる【時期:受験直前まで継続】

    対策④ オープンキャンパスなど大学調査【時期:高2の秋まで】

    対策⑤ 書類作成や各種試験対策【時期:高3になってから】

 

総合型選抜では、様々な尺度で学生が評価されます。基本的には大学が設定しているアドミッションポリシーにしっかりとマッチしているかどうかをチェックしつつ、プラスアルファの意欲や能力や実績や基礎学力を評価する「多面的な人物評価」です。

その大学で学ぶに値する資質やスキルを、高校生活でどのように培ってきたのかは大きなポイントになります。

よって、対策は1日でも早く開始したほうがよく、高校入学の瞬間から準備が始まっているといっても過言ではありません。

例えば出願条件の1つとして設けられることが多い「評定平均値」などは、高1,高2の過ごし方が大きく影響します。

つまり高校入学直後から、過ごし方を間違えると、それだけで総合型選抜入試に出願すらできなくなる大学学部はたくさん存在するのです。

とはいえ、上記のように高校入学後からきっちり準備している人は多くありません。高3になってから総合型選抜に興味を持ち、そこから活動を開始して合格した人もたくさんいます。

専門塾の力を借りることなどで、効率的かつ効果的な対策ができ、短期で合格を掴むことも可能なのです。

※上記の各対策の詳細については別の記事でそれぞれ紹介したいと思います。