関西大学外国語学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介
2024/11/14
関西の私立難関大学群、関関同立のひとつ、関西大学。
1886年に関西初の法律学校として設立されました。関西大学には5つのキャンパスと13の学部があり、「学の実化」を学是(理念)に掲げ、様々な教育活動を展開しています。SDGsへの取り組みをはじめ、デジタルトランスフォーメーションに向けた計画の実行など、先駆的な取り組みを行なっています。就職支援も充実しており、専門のカウンセラーが学生一人ひとりを支援しています。学内には各種資格取得、難関国家試験合格を目指す学生をバックアップする専門機関も設置されており、学生の資格取得をサポートしています。
外国語学部では、国際社会に貢献できる高度な外国語運用能力をそなえた人材を育成しています。入学時に主専攻言語として、英語または中国語のいずれか一つを選択します。2年次には1年間海外へ留学する「スタディ・アブロード・プログラム」が必須となっており、外国語運用能力の徹底的な伸長を図ります。留学で得た異文化体験や外国語運用能力を生かし、3年次からは選択可能な5つのプログラムを通して、世界を視野に入れて活躍できる「外国語のプロフェッショナル」を目指します。
この記事では、そんな関西大学外国語学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!
◆関西大学外国語学部の総合型選抜入試の名称
関西大学外国語学部の総合型選抜入試は「アドミッション・オフィス入学試験(AO入試)」「スポーツ・フロンティア入学試験(SF入試)」という名称で募集がなされています。
◆関西大学外国語学部のアドミッションポリシー
各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。
関西大学の公式ホームページにはこのように書いてあります。
(公式HPより抜粋)
外国語学部(以下、「本学部」という)では、学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)及び教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)に基づく教育を受けるために必要な、次に掲げる知識・技能、思考力・判断力・表現力等の能力及び主体的な態度を備えた人を求めます。
・高等学校の教育課程を通じて学ぶ知識、技能を十分に習得している。特に外国語、国語、地理歴史、公民などの学習を通して、外国語及び日本語の高度な運用能力を身につけ、多文化の理解を深めるうえでの基礎的知識を有している。
・外国語を通して新たな知識を吸収し、国際的な諸問題についての理解を深めようとする「考動力」の基盤を持っている。さらに本学部ではスタディ・アブロードを必修としていることから、様々な文化的背景を持った人々と直接接触する体験に強い意欲を持つとともに、環境の変化に対応できる柔軟性や、コミュニケーションに対する積極性など、「生きる力」につながる資質や態度を有している。
・「外国語」を切り口に時代と社会に向き合い、グローバル社会のフロントランナーとなるために必要な学問領域を主体的に学んでいく強い意欲を持っている。
公式HPのURL:
https://www.kansai-u.ac.jp/fl/about/outline.html
◆出願条件・日程
関西大学外国語学部の総合型選抜入試には「アドミッション・オフィス入学試験(AO入試)」と「スポーツ・フロンティア入学試験(SF入試)」があります。
それぞれの入試の出願条件は以下のとおりです。
<1>アドミッション・オフィス入学試験(AO入試)
・出願期間: 2024年9月1日(日)~9月5日(木)
・第一次選考(書類選考)合格発表日: 10月3日(木)
・第二次選考試験日: 10月20日(日)
・第二次選考合格発表日: 11月1日(金)
出願資格は以下のとおりです。
また、「入学志望理由書」などの書類を提出する必要があります。
詳細は入試要項で確認してください。
(https://www.nyusi.kansai-u.ac.jp/admission/ao/)
<2>スポーツ・フロンティア入学試験(SF入試)
・出願期間: 2024年9月3日(火)~9月6日(金)
・第一次選考(書類選考)合格発表日: 10月3日(木)
・第二次選考試験日: 10月20日(日)
・第二次選考合格発表日: 11月1日(金)
出願資格は以下のとおりです。
また、「志望理由書」や「競技成績証明書」などの書類も作成して提出する必要があります。
詳細は、入試要項を確認してください。
(https://www.nyusi.kansai-u.ac.jp/admission/sf/)
◆試験内容
<1>アドミッション・オフィス入学試験(AO入試)
①第1次選考:書類選考
②第2次選考:課題エッセイ(75分、1200字程度)、面接(口頭試問含む)
①第1次選考:書類選考
第1次選考では出願書類をもとに選考が行われます。
出願書類の中でも、「入学志望理由書」と「将来設計書」は自身をアピールする書類として重要ですので、入念に準備しましょう。
「入学志望理由書」は、外国語学部を志望した理由、入学後は何をどのように学びたいか、について2000字程度で記述します。
「将来設計書」は、入学後の4年間における学習計画と、卒業後どのようなことに挑戦していきたいかについて、外国語学部のカリキュラム(特に5つのプログラム)と関連付けて、具体的な計画を800字程度で記述します。
また、A〔中国語〕で出願する場合には、「課題レポート」も作成して提出する必要があります。「課題レポート」は、課題図書『女ことばと日本語』について、自身の考えを1500字程度で記述します。
②第2次選考:課題エッセイ(75分、1200字程度)、面接(口頭試問含む))
第2次選考では、課題エッセイの試験(75分、1200字程度)と面接が行われます。
課題エッセイでは、(1)与えられた課題の指示に的確に従い、自分の考えを論理的に述べられているか、(2)全体の内容が統一されており、適切な情報を記載できているか、(3)主張や意見を自分の言葉や経験で説明できているか、(4)文体が統一されており、日本語として読みやすいか、が評価のポイントとなります。
面接では、(1)関西大学外国語学部で何を学びたいかが明確であり、外国語学部で学ぶことに意欲的であること、(2)将来の目標と外国語学部での勉学の関連性が明確であること、(3)言語を学ぶことに対する資質があること、(4)環境の変化に対応できる柔軟性を持っていること、(5)コミュニケーションに対して積極性がみられること、が評価のポイントとなります。
昨年度のAO入試の実施概要や評価のポイント等については、「AO入試ガイドブック」に掲載されていますので、確認して対策しましょう。
(https://www.nyusi.kansai-u.ac.jp/admission/ao/)
<2>スポーツ・フロンティア入学試験(SF入試)
①第1次選考:書類選考
②第2次選考:小論文(90分)、面接(口頭試問含む)
①第1次選考:書類選考
出願書類をもとに、競技実績等に基づいて選考が行われます。
「志望理由書」は、自身をアピールする書類として重要ですので、入念に準備しましょう。「志望理由書」は、外国語学部を志望する理由と将来の抱負を中心に、800字以上1000字以内で記述します。志望理由や入学後の将来設計を明確に記述するようにしましょう。
②第2次選考:面接(口頭試問含む)
第2次選考では面接が行われます。
面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。
アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求めている学生であることをアピールできるようにしましょう。
◆募集人員・倍率情報
<1>アドミッション・オフィス入学試験(AO入試)
募集人員は
外国語学部 15名 です。
倍率は
2024年度入試 | 2023年度入試 | 2022年度入試 | |
外国語学部 | 1.6 | 2.3 | 2.1 |
<2>スポーツ・フロンティア入学試験(SF入試)
募集人員は
外国語学部 3名 です。
倍率は
2024年度入試 | 2023年度入試 | 2022年度入試 | |
外国語学部 | 1 | 志願者なし | 1 |
出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。
以上、関西大学外国語学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。
オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。
自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。
話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。
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