法政大学人間環境学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介

関東の難関私立大学群「GMARCH」のひとつである、法政大学。

1880年に発足した日本最古の私立法学校「東京法学社」をルーツとしています。創立以来、「自由と進歩」の精神で、近代日本社会の建設に向けたリベラルでプログレッシブな教育と研究を展開してきました。現在はGMARCH最多の15の学部から構成される総合大学となり、毎年多くの受験生が受験する人気の私立大学となっています。東京六大学の一つでもあり、知名度が高い大学です。

人間環境学部は、「人間と環境の共存」と「人間と人間の共生」が両立した「持続可能な社会」の構築を理念とする文系の総合政策学部です。持続可能な開発目標(SDGs)に代表されるような様々な政策や取り組みを通じ、地球環境や地域社会の課題に対処できる人材の育成を目指しています。

この記事では、そんな法政大学人間環境学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!

◆総合型選抜入試の名称

法政大学人間環境学部の総合型選抜入試は、「自己推薦入学試験」、「国際バカロレア利用自己推薦入学試験」という名称で募集がなされています。

◆法政大学人間環境学部のアドミッションポリシー

各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。

法政大学の公式ホームページにはこのように書いてあります。

(公式ホームページより抜粋)

人間環境学部は、各種の入学試験を通じて、下記の資質・能力を備えた学生を受け入れる。

1.一般選抜:

●A方式入試(個別日程)・T日程入試(統一日程)・英語外部試験利用入試

●大学入学共通テスト利用入試 B方式(3教科型)

●大学入学共通テスト利用入試 C方式(5教科6科目型)

1) ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシーに示された本学部の教育課程を学修し、学士号を取得するために十分な基礎学力を身につけている者。

2) 環境と人間の共存、人間と人間の共生のあり方に関心を持ち、「持続可能な社会」の実現に貢献する意欲を持つ者。

3) グローバルな国際関係からローカルなコミュニティに至るまで各種のスケールを横断して展開される現代社会の様々な問題に関心を持ち、学際的な学びを通じてその解決方法の探求をおこなうことに意欲を持つ者。

2.総合型選抜・学校推薦型選抜等

上記の項目に加え、それぞれの入試においては下記の資質・能力をとくに重視する。

●自己推薦・国際バカロレア利用自己推薦

①  高い自発性をもち、自由な発想力を有し、リーダーシップをとることができる者。

②  本学部の教育内容に興味を持ち、本学部への入学を強く希望していること。

●指定校推薦・スポーツ推薦

①  指定校推薦入試は、出身高等学校で一定水準以上の学力を有していること、および本学部の教育内容に興味を持ち、本学部への入学を強く希望していること。

②  スポーツ推薦入試は、大学が指定するスポーツ種目で高等学校において優れた実績をあげ、本学部の教育課程を学修するのに十分な基礎学力を有し、本学部の教育内容に興味を持ち、本学部への入学を強く希望していること。

●外国人留学生入学試験

①  十分な日本語能力と基礎学力を身につけており、本学部の教育課程を学修し、学士号を取得するための準備ができていること。

②  日本および出身国の双方の社会と文化にともに関心を持っていること。

●人間環境学部英語学位プログラム(SCOPE)

①  国境を越えた「持続可能な社会」の実現に関心を持ち、「グローバルかつローカルに」活動できる人材を目指そうとしている者。

●社会人リフレッシュ・ステージ・プログラム(RSP)

①  これまでのライフコースで得た経験から本学部における「学び直し」を強く希望し、さらにキャリアの次のステージを目指そうとしている者。

②  本学部の教育課程を学修するのに十分な基礎学力を有していること。

公式HPのURL:

https://www.hosei.ac.jp/ningenkankyo/shokai/policy/admission/?auth=9abbb458a78210eb174f4bdd385bcf54

◆出願条件・日程

法政大学人間環境学部の総合型選抜入試には、「自己推薦入学試験」、「国際バカロレア利用自己推薦入学試験」があり、それぞれ出願条件に制約があります。

<1>自己推薦入学試験

・出願時期  2023年10月3日(火)~13日(金)

・試験日   【第一次選考】 書類審査のみ

   【第二次選考】 11月19日(日)

・合格発表日  【第一次選考】 11月10日(金)

        【第二次選考】 11月28日(火)

出願条件は以下のとおりです。

また、インターネット出願サイトから印刷した「志望理由書(自己推薦書)」などの書類も作成して提出する必要があります。

詳細は、入試要項で確認してください。

https://www.guide.52school.com/guidance/net-hosei-tokubetsu/gid/

<2>国際バカロレア利用自己推薦入学試験

・出願時期  2023年10月3日(火)~10月13日(金)

・試験日       11月19日(日)

・合格発表日     11月28日(火)

出願条件は、以下の1~2の条件をすべて満たす者です。

また、インターネット出願サイトから印刷した「志望理由書(自己推薦書)」などの書類も作成して提出する必要があります。

詳細は、入試要項で確認してください。

https://www.guide.52school.com/guidance/net-hosei-tokubetsu/gid/

◆試験内容

<1>自己推薦入学試験

①書類審査(第1次選考)

②筆記試験「小論文」「英語」(第2次選考)

③面接(第2次選考)

①書類審査(第1次選考)

第一次選考では、出願書類が総合的に判断されます。「志望理由書」は自身をアピールする書類として重要となりますので、入念に準備しましょう。「志望理由書」は、最初に本文の内容に合致する見出しを20字程度で書いたうえで、志望理由やこれまで熱心に取り組んだこと、入学後の抱負と将来の展望などを2000字以内で記述します。入試要項には、『志望者には、本学部を第一志望とし、学部の理念・目的を理解し「何を学ぶか」はっきりした目的意識をもっていることを求めます。志望理由書で、自分の意志を明確に述べてください。』と記載されています。これを踏まえたうえで、論理的にわかりやすくまとめるようにしましょう。

詳細は、入試要項で確認してください。

https://www.guide.52school.com/guidance/net-hosei-tokubetsu/gid/

②筆記試験「小論文」「英語」(第2次選考)

第2次選考では、小論文と英語の筆記試験が行われます。試験時間は小論文、英語、共に60分です。小論文試験では、問題1と問題2のいずれか一方を選択することができます。文章が与えられ、その内容について考えを記述させる問題が出題されます。過去には、肉用牛農家に対する融資補助事業は存続するべきか、廃止すべきか、についてや、日本で今後必要と考えられる食品ロス削減対策などについて、自身の考えを記述させる問題が出題されています。

英語試験では、英文を読んで設問に答える問題が出題されています。英文の読解力や文法知識が問われます。

詳細は、学校HPの入試要項に過去3年分の過去問が掲載されていますので、参照して対策するようにしましょう。

https://www.guide.52school.com/guidance/net-hosei-tokubetsu/gid/

③面接

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。「志望理由書」の内容について、より詳しく説明を求められることも想定されます。信頼できる学校の先生や塾の先生と練習し、自信を持って面接に臨むことができるように対策しましょう。

<2>国際バカロレア利用自己推薦入学試験

①書類審査

②筆記試験「小論文」

③面接

①書類審査

出願書類が総合的に判断されます。「志望理由書」は自身をアピールする書類として重要となりますので、入念に準備しましょう。2024年度入試においては、志望理由について、最初に本文の主題に相当する「見出し」を20字以内で書いたうえで、400字~600字で記載するよう指示がありました。志望理由を明確に説明し、大学でどのように学びたいのか、また、大学での学びを将来どのように活かしたいのか、論理的にわかりやすくまとめるようにしましょう。

詳細は、学校HPの入試要項を確認してください。

https://www.guide.52school.com/guidance/net-hosei-tokubetsu/gid/

②筆記試験「小論文」

試験当日は小論文試験が行われます。試験時間は60分です。

小論文試験では、問題1と問題2のいずれか一方を選択することができます。文章が与えられ、その内容について考えを記述させる問題が出題されます。過去には、肉用牛農家に対する融資補助事業は存続するべきか、廃止すべきか、についてや、日本で今後必要と考えられる食品ロス削減対策などについて、自身の考えを記述させる問題が出題されています。

詳細は、学校HPの入試要項に過去3年分の過去問が掲載されていますので、参照して対策するようにしましょう。

https://www.guide.52school.com/guidance/net-hosei-tokubetsu/gid/

③面接

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。「志望理由書」の内容について、より詳しく説明を求められることも想定されます。信頼できる学校の先生や塾の先生と練習し、自信を持って面接に臨むことができるように対策しましょう。

◆募集人員・倍率情報

募集人員は

<1>自己推薦入学試験

人間環境学科 20名

<2>国際バカロレア利用自己推薦入学試験

人間環境学科 若干名

倍率は

<1>自己推薦入学試験

2023年度入試2022年度入試2021年度入試
人間環境学科3.55.54.9

<2>国際バカロレア利用自己推薦入学試験

2023年度入試2022年度入試2021年度入試
人間環境学科11

出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。

以上、法政大学人間環境学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。

自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

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