中央大学国際経営学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介

受験生に人気の難関私立大学であるMARCHのうちの1つ、中央大学。

都内3つのキャンパスを設置しています。メインキャンパスは八王子にあり、MARCHのほかの大学と比べると落ち着いた雰囲気のキャンパスです。硬式野球部など、スポーツでも有名であり、一般受験での人気の高い大学です。

その中で国際経営部は八王子キャンパスに設置されており、2019年に国際情報学部と同時に設置された新しい学部です。英語での授業の割合が7割と密に英語を学ぶことができます。また、学部生の留学生の割合がほかの学部に比べて高く、国際的な交流をしたいという方にはおすすめな学部です。そして、この学部では海外への留学が必修科目となっているところも特徴です。この記事では、そんな中央大学経済学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!

◆中央大学国際経営学部の総合型選抜入試の名称

中央大学経済学部の総合型選抜入試は「自己推薦入学試験」という募集がなされています。

◆中央大国際経営学部のアドミッションポリシー

国際経営学部では、企業経営とグローバル経済に関する先端知識と優れたコミュニケーション力を活かして、多様な価値観を受入れつつ持続可能な国際社会の発展に向けてチャレンジし続ける、人間性豊かで、国際的に事業を経営できるグローバル・マインドセットを持つリーダーを養成する目的を達成するため、次のような学生を求めています。

  • ・地球規模のビジネスに高い関心を持ち、ビジネス活動を通じて経済や社会の発展に寄与したいと考える人
  • ・諸外国の商慣習やその背景にある地域文化に関心があり、語学運用能力とビジネススキルを獲得して、 グローバルな舞台で活躍したいと考える人
  • ・多様性を尊重し、そこから新たな価値を創造することによって、社会に貢献したいと考える人
  • ・組織運営に主体的に取り組み、そこでリーダーシップを発揮したいと考える人

以上に基づき、次のような知識・能力・態度等を備えた学生を多様な選抜方法によって受け入れます。

  • ・高等学校で履修する内容を幅広くかつ十分に理解している。(知識・技能)
  • ・国際社会への関心を持ち、専門知識の習得や母語および外国語の運用能力を高める努力を継続することができる。(思考力・判断力・表現力)
  • ・自ら課題を発見し、それを解決すべく積極的に思考・行動することができる。(主体性・協働性)

 つまり、国際経営学部は言語能力やビジネスについて学ぶ意欲の高く、世界で活躍するグローバルリーダーを目指す学生を求めているようです。

◆出願条件・日程

 以下の(1)~(3)の全てに該当する者。

(1)2023年3月31日までに、以下①~⑫のいずれかに該当する者(見込み含む)。

①高等学校又は中等教育学校を卒業した者。

②特別支援学校の高等部又は高等専門学校の3年次を修了した者。

③外国において、学校教育における12年の課程を修了した者(注1)。

④外国における、12年の課程修了相当の学力認定試験に合格した18歳以上の者(注1)。

⑤外国において、文部科学大臣が指定した11年以上の課程を修了したとされるものであること等の要件を満たす高等学校に対応する学校の課程を修了した者。

⑥文部科学大臣が外国の高等学校相当として指定した外国人学校を修了した者(注1)。

⑦高等学校と同等と認定された在外教育施設の課程を修了した者。

⑧文部科学大臣が指定した専修学校の高等課程を修了した者。

⑨外国の大学入学資格である国際バカロレア、アビトゥア、バカロレア、GCEA レベルを保有する者。

⑩国際的な評価団体(WASC、CIS(ECIS)、ACSI、NEASC)の認定を受けた教育施設の12年の課程を修了した者。

⑪高等学校卒業程度認定試験(旧大検)に合格した者(注2)。

⑫本学の個別入学資格審査において認められた18歳以上の者(注3)。

注1:12年未満の課程の場合は、さらに、文部科学大臣が指定した準備教育課程又は研修施設の課程を修了する必要があります。

注2:2022年度第1回までの実施試験を対象とします。

注3:⑫での出願を希望する場合は、2022年8月4日(木)までに入試課(Email:admissions-grp@g.chuo-u.ac.jp)に問い合わせてください。なお、審査結果の通知には10日ほど日数を要しますので、時間に余裕を持って手続きを行ってください。

(2)以下の①または②のいずれかに該当する者。

①第3学年第1学期(2学期制の場合は前期)までの全体の学習成績の状況が3.8以上の者(注)。

②高等学校や中等教育学校(高等専門学校、専修学校の高等教育課程、在外教育施設等のほか、海外の教育機関における日本の高等学校に相当する課程を含む)在籍時に、課外の活動(国内外におけるボランティア活動、地域活動、学術・文化・芸術活動・芸能活動等)に積極的に参加し、他の模範となる成果を収める等、個性的で意欲的な高校生活を送り、広い視野と行動力を身に付けた者、あるいは高等学校卒業後の自らの職業体験や生活体験を通じて豊かな知見を獲得し、強い行動力を有する者。

注:①の要件は、学習成績の状況が出せる日本国内の高等学校、中等教育学校(後期課程)、高等専門学校、専修学校及び在外教育施設の卒業(修了)又は卒業(修了)見込者のみ適用します。外国の高等学校の卒業(修了)および卒業(修了)見込者は➁を満たす必要があります(在学中の外国への留学の有無は問いません)。

(3)出願期間初日から遡って2年以内に受験(英検については2次試験)し、以下のいずれかに該当する者。

①TOEFL iBT®(Edition は問わない)72 以上(注 1)。

②TOEIC®L&R 785以上 かつTOEIC®S&W 310以上(IPテストを除く)。

③IELTS(アカデミック・モジュールに限る。CDIを含む) 5.5以上(注2)。

④実用英語技能検定(英検CBT、英検S-CBT、英検S-Interviewを含む)CSE2.0スコア 2304以上(受験級は準1級以上に限る)。

注1:TOEFL iBT®(Editionは問わない)についてはTest Dateスコアに限ります(MyBestスコアは使用しません)。

出願条件の特徴は、英検準1級相当の高い英語力が求められていると共に平均評定3.8以上が求められていることです。準一級相当の資格を持っている受験生はぜひ挑戦してほしい試験です。

日程については

出願期間 9月1日~9月7日

一次選考合格発表(書類選考)10月14日

二次選考 10月28日

合格発表 11月8日

◆試験内容

自己推薦入試は2つの選考に分けられています。

1、書類選考

主な提出書類は「志望理由書」です。記入するテーマは「本学部を志望した理由および入学後にどのような勉強・研究をしたいのか、あなたが最もアピールしたい内容等を盛り込む」というものです。テーマ自体はいわゆる王道といわれる物ですが、自分のアピールしたい内容を何にするのか、そしてそのアピールポイントが国際経営学部で学びたいことと研究したいことにどう生かせるのかを記述することが難しいところです。そして日本語ではなく英語で書くことが求められているため、英語力も求められます。

2、二次選考 (小論文、面接)

二次選考では小論文と面接が求められています。小論文は2つの日本語の記事を読んでその内容について説明する問題と、それに対する自分の意見を求める問題が出題されています。記事の内容は経済格差の拡大と経済のグローバル化についてであり、毎年経済や国際的な問題について出題されています。日ごろから国際的な経済的問題の知識を入れて、対策しておく必要があります。

面接では日本語と英語両方の言語を使って選考されます。質問内容は提出書類に書かれた志望動機やアピールポイントに関する質問がなされます。この辺りは必ず信頼できる教員や塾講師など、第三者と練習をし、一貫性があって魅力的なストーリーが表現できているかどうかを確認してください。

 小論文の過去問はこちらから https://www.chuo-u.ac.jp/connect/admission/special/guide/

◆募集人員・倍率情報

自己推薦入試の募集定員は25人です。

倍率は以下の表のとおりです

202320222021
国際経営学部1.71.31.6

以上、中央大学国際経営学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

コンセプトが明確な学部であるだけに、そこに対していかに自分が目標を持ち、学びたい気持ちを持っているか、論理的に熱意をもって伝える必要がありそうです。

自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

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