授業料が安い総合型選抜対策塾6選!授業料の相場や費用対効果の見極め方も解説

今や多くの大学が推薦入試(年内入試)で大量の合格者を出す時代となり、総合型選抜入試も合格枠が徐々に増えてきています。

それに応じて受験者数も増加傾向にあり、さらに総合型選抜入試の対策指導をする塾も増加傾向にあります。

一般的に総合型選抜入試の指導にはノウハウが必要であり、授業料が高額になりがちだと考えている受験生が多いようです。

しかし、良質な塾事業者がしっかりとコストダウンに取り組み、安い授業料で良質なサービスを提供するケースも増えてきています。

受験生とその保護者がしっかりと各塾を比較検討することで、良質で安価なサービスを発見することも可能です。

この記事では、コストダウンに力を入れて安い授業を実現していると考えられる総合型選抜入試対策塾の一部を紹介しています。

当たり前ですが、授業料が安いほうが嬉しいですよね。でも安かろう悪かろうでは困ります。

是非下記のコラムと、下部に掲載してる代表的な安い塾を塾選びの参考にしてみてください。

 

まず最初に本記事では、総合型選抜塾の授業料設定方法や費用相場について詳しく解説するとともに、できるだけ安く通える方法や授業料を抑えるためのコツを紹介します。さらに、費用対効果が高い塾を選ぶためのポイントも紹介し、具体的に安い授業料を実現している塾を掲載していますので、総合型選抜塾を選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。

総合型選抜入試とは?塾は必要か?

総合型選抜入試はその名の通り、「総合的」に受験生を評価してくれる入試です。大学学部により試験内容はさまざまですが、学力以外の強み、活動実績、熱意などを評価してもらうことができます。もちろん学力が低くてもよいわけではありませんが、一般入試の勉強に大量の時間を割くのではなく、課外活動に重きを置いて日々を過ごしたい受験生もいるはずです。そういった人にとっては、総合型選抜の入試内容は非常に相性のよいものになります。

しかし総合型選抜では志望理由書、自己PR書、プレゼンテーション資料、レポート課題、小論文、面接など多種多様な試験がおこなわれる分、それぞれのための入念な準備が必要になります。

これらの試験には一般入試のように明確な正解があるわけではないため、合格を目指して対策をするとなると、なかなか受験生が自分ひとりでおこなうことは難しいのです。

そこで受験生の助けとなるのが、総合型選抜対策に専門性をもった塾の存在です。

試験内容を熟知した塾から、専門的な指導を合格から逆算したカリキュラムにのっとって指導してもらうことで、合格可能性を格段に高めることができます。

総合型選抜入試対策において特に大切なことが「他者からの視点」です。志望理由書や小論文などは、なかなか自分が書いたものを自分自身で批判的に見て改善をしていくことは難しいですが、他者からのフィードバックを受けることによって改善をかけ、質を高めることができます。書類系だけでなく、自己分析も探究活動も他者からのアドバイスによって、自分では気づけていなかった新たな視点を得ることができるため、総合型選抜対策において塾に通うことは大きなメリットがあるといって間違いありません。

しかし塾のおかげで合格に近づけると言っても、あれもこれも授業をとり、多額の授業料を払えばいいというわけではないでしょう。

当然ですが、なるべく安く、効果の高い指導を受けたいと考えるが普通です。

下記、そのような安くて良い塾を選ぶためのポイントを記載していきます。

総合型選抜塾の授業料の設定方法

本当に安い総合型選抜対策塾を見抜くためには、まず総合型選抜塾の授業料の設定方法(スタイル)について知る必要があります。

  • コマ売りタイプ

1コマ〇〇円というかたちで価格設定をしているタイプの塾です。

例えば毎週おこなわれる通常授業が1コマ単位で料金設定されているケースもあれば、「面接対策1回5,000円」や「小論文添削3回20,000円、以降1回追加ごと6,000円」などのように特殊な対策がコマ売りされている場合もあります。

分かりやすいというメリットがある一方、最終的にいくらかかるか予想がしづらいというデメリットがあります。

  • コース売りタイプ

必要な授業がパッケージ化され、コースとして授業料設定がされているケースです。

例えば「SFC合格講座500,000円」などのような特定の大学学部に特化したコースもあれば、「総合型選抜スタンダード対策コース400,000円」などのように自己分析や書類作成等、総合型選抜入試のために必要な基本的な内容をまとめたコースなどもあります。

メリットはトータルの授業料が想定しやすいことがあり、デメリットは中長期での授業コンテンツの具体的な中身が想像しづらいことや生徒の状態に合わせて柔軟な変更がしづらいことなどがあります。

  • 月謝制タイプ

毎月の授業料が月謝として設定されているタイプの塾です。

その月謝内で受講できるコマ数やコンテンツが定められており、それ以上に受講する必要があれば追加でコマを買うようなシステムになっていることが多いです。

メリットはコマ売りタイプよりは授業料の資金計画が立てやすいことがあり、デメリットとしてはやや柔軟性に欠ける点があげられます。

この他にも、毎月「在籍料」という費用を数千円徴収しつつ、その上にコマを選択していくタイプなどもあります。

いずれにしても、その塾の授業料設定で通塾した場合、受験までに総計でいくらかかるのかを算出してみることをおすすめします。

総合型選抜塾の授業料相場

総合型選抜の塾は、専門的な試験対策を行うため、一般的な受験塾に比べて授業料が高めになることが多いです。塾の規模や提供されるサービス内容によっても料金は異なりますが、一般的な費用の目安は以下の通りです。

<個別指導の場合>

個別指導を受ける場合、1コマ(60分〜90分)の授業で、平均的には5,000円〜10,000円程度となります。月に10回程度通うと、月額50,000円〜100,000円程度になることが一般的です。

<グループ授業の場合>

グループ授業の場合、個別指導よりも安く、1コマあたり2,000円〜5,000円程度となります。月額では、月額20,000円〜50,000円程度が相場です。

<オンライン授業の場合>

オンラインスタイルの総合型選抜塾も増えており、オンラインの授業料は通塾型より安価なことが多いです。1コマあたり2,000円〜4,000円程度となり、月額では月額10,000円〜30,000円程度が一般的です。

ただし基本授業料とは別に、添削のオプション費用がかかったり、面接練習費用が回数分かかったり、授業料の設定は塾によってさまざまです。しっかりと調査してトータルで必要になる金額を把握しておくことが大切です。

総合型選抜塾の費用を安く抑える方法

総合型選抜塾にかかる費用を安く抑える方法として、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。以下に、費用を抑えるための方法をいくつかご紹介します。

必要な科目や期間を見極める

総合型選抜の試験内容に合わせて、必要な科目だけを受講することで、無駄な費用を抑えることができます。また、試験日までの期間を見据えて、必要な期間だけ通うことで、無駄な支出を防げます。

早期申し込みなどのキャンペーン割引を活用

総合型選抜入試対策をおこなっている多くの塾では、早期申し込みや友人紹介などの特別キャンペーンがあり、割引を提供しています。早期割引やキャンペーンを利用することで、授業料を大幅に節約することができます。

集団授業を選ぶ

個別指導よりも集団授業の方が費用が安いため、複数人で学ぶ形のグループ授業を選ぶことを検討しましょう。もちろん、個別指導の方が自分のペースで進められますが、費用面ではグループ授業が有利です。

オンライン授業を選択する

オンラインで学べる塾は、一般的に授業料が安価に設定されているケースが多いです。対面型の塾と比べると教室の賃料などの経費がかからないため、授業料を安くすることができます。また受験生としても教室までの通学の必要がない分、交通費や時間を節約できるため、費用を大幅に抑えることができます。特に地方に住んでいる、すぐ近所に良い塾がない方にとって、オンライン塾は非常に有益です。

もちろん費用ばかりを気にして、必要なサポートが受けられなければ合格可能性は低下します。自分に必要なものをよく見極め、それが提供してもらえる塾のなかで費用対効果の高いところを選ぶことで後悔をなくすことができるでしょう。

本当に安い総合型選抜塾を選ぶ方法

ここまでの話から「本当に安い総合型選抜対策塾を見つける方法」をまとめると

  • 自身に必要な対策を見極める
  • 総合型選抜塾の授業料設定方法を知り、理解する
  • トータルで必要になる費用を計算する

となります。

まずは自分の強みや弱み、目指す大学などを踏まえて、塾に求めるものを見極めましょう。

例えば自分は文章を書くのが苦手だから小論文対策が手厚い塾がいい、自分は最難関のSFCに合格したいからその合格実績が高い塾がいい、集団よりも個別の方が安心できるから個別指導かオンライン指導の塾がいいなど、自身が合格に近づくための要素を考えて洗い出しましょう。

その観点があれば、ある程度塾の種類を絞ることができます。そうしたら各塾の授業料の設定詳細をホームページや面談で細かく調査しましょう。

そして受験本番まで塾を利用したときに、総計でいくらぐらいの金額がかかるのか、それぞれ計算して算出してみてください。意外と塾によって大きな金額の差があることが判明したりするものです。

ホームーページや資料をぱっと見ただけでは安く見えるものの実際には大きなお金がかかることや、その逆のケースもありますので、根気よく調査することが大切です。

安いだけでなく費用対効果の高い総合型選抜塾を選ぶポイント

総合型選抜入試対策の塾を選ぶ際、費用だけでなく、提供される授業の質やサポート体制も大切です。以下のポイントを参考にして、費用対効果の高い塾を選びましょう。

無料体験や相談を活用

多くの塾では無料体験や無料相談を実施しています。これを利用して、実際に授業を体験し、自分に合うかどうかを確認することをおすすめします。授業コンテンツ、講師のクオリティ、施設の環境等、無料で試すことができる機会を利用して、費用に対するリターン・価値をしっかり評価しましょう。

指導実績や合格実績

塾がどれくらいの実績を持っているか、過去の合格者数や成功事例を確認することは重要です。実績が豊富にある塾であれば、費用に見合った効果的な指導が期待できます。

個別対応の柔軟さ

受講者一人一人に合わせた個別対応ができるかどうかを確認しましょう。これは集団授業の塾でも大切な観点です。個別に質問や相談できる環境が整っていれば、費用以上の価値を感じることができます。総合型選抜入試の対策においては、一人ひとりテーマが異なる性質上、個別対応の体制については入塾前にチェックしておくことがお勧めです。

安い授業料で高品質な授業を提供する総合型選抜塾 6選

※紹介する順番は特にランキングなどではありませんので、リストの下のほうの塾まで是非チェックしてみてください。

1.1  Studyコーデ

Studyコーデは私立文系の一般入試対策と総合型選抜対策を、プロ講師がマンツーマンで両立指導する塾です。
一般入試との両立が可能なコースと、総合型対策のみをしっかり進められるコースを選択できます。
授業料は「両立コース」が18万円(税別)で、この金額さえ支払えば、願書作成や小論文指導、面接対策など、総合型選抜入試に必要なことは全て何度でも指導してもらえます。
「総合型選抜専門コース」は32万円(税別)で、一般入試対策をStudyコーデでは実施しない人のためのコースになっており、指導内容は同じく受験に必要なこと全てです。
1度必要な金額を支払えば、必要なことを全て対策してもらえるという珍しい形態で、かなり安価だと言えます。

Studyコーデの詳細を見る!

1.2 STUDY LAB FUKUOKA 

STUDY LAB FUKUOKA(スタディラボ福岡)は「合格までの人」でなく「合格してからの人」を育むことを大切にしている総合型選抜対策塾です。
専任プロ講師と、アシスタントとして地元最高学府九州大学を総合型選抜(AO)・推薦入試で合格した講師たちが丁寧に生徒を指導します。

自分の志望大学に課せられる試験内容に合わせた講座を選んで受講が可能になっており、低コストで充実の指導コンテンツとなっている点が魅力的です。

例)
志望理由書完成講座 ¥16,500 ※納得いくまで何度でも添削可能
ディスカッション講座 ¥12,000 3回セット(1回60分)
小論文講座 ¥12,000~ 4テーマ
面接講座 ¥5,000~ 2回(1回30分)
プレゼンテーション講座 ¥12,000 4回セット(1回60分)

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1.3  MyAO

MyAOは名古屋が発祥で、全国各所で指導をおこなっている総合型選抜専門塾です。
貸会議室を借りて授業をしたり、オンラインで指導をしたり、様々な工夫をすることで良質な授業を安価で提供しています。
校舎ごとに授業料や、授業の実施スタイル、スケジュールが異なっているので、気になる方は問い合わせしてみてください。無料相談や体験授業を実施中です。

例)
①個別授業料(1対1の個別指導90分) 13,200円(税込)
②書類添削(課題や志望理由書を添削して動画で返却×2回) 7,700円(税込)
③1day(小論文、面接対策や全体レクチャー7時間) 27,500円(税込)

①②③がセットになった「ALL受講」は42,900円(税込)/月

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1.4  横浜未来義塾

横浜未来義塾は横浜駅すぐのところに校舎がある、総合型選抜対策全般や小論文指導、英検や定期試験の対策にも対応している塾です。
授業は通塾コースとオンラインを選ぶことでき、カリキュラムも生徒に合わせたオーダーメイドになっています。
早慶卒の社会人プロ講師と優秀な学部生・院生が指導にあたり、国内全ての総合型選抜・推薦入試、小論文入試に対応しています。

例)高3生/既卒生の少人数定員制個別授業(1回120分)
  月4コマ:¥36,000  月6コマ:¥52,000  月8コマ:¥68,000 月12コマ: ¥128,000

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1.5  ヘルメスゼミ

ヘルメスゼミは、通信講座と添削指導を掛け合わせたスタイルの塾になります。
申込者はまずプロ講師が監修した85本の講座が視聴可能になり、必要な学習をおこないます。そのうえで自身の書類や小論文について対面もしくはオンラインにて1対1の添削指導を受けることが可能です。
このスタイルにより、コストダウンが実現できています。

例)総合・推薦基礎必修コース 税込38,500円
すべての申込者が受講する必修コース。 1回(60分)の対面またはオンライン個別指導+85本の動画教材視聴、添削から成る。

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1.6  MaNavi

MaNaviは塾長の細田先生が生徒一人一人を丁寧に指導する総合型選抜専門のオンライン個別指導塾です。
『お金に悩まない・好きや情熱を活かす塾』を目指しており、経済的に不安のある方に対して受講料減額の制度を設けています。
また活動実績がない受験生のサポートも実施しているため、なかなか自分の探求テーマが見つからない人は相談してみるといいかもしれません。
LINEで無料相談を実施しており、対策法やスケジュールについてアドバイスをしてもらえます。

例)スタンダードコース 全32回 480,000円(税抜)
すでに活動実績があり総合型選抜で合格を目指したい人に向けたコース

MaNaviの詳細を見る!

以上、授業料のコストダウンに力を入れている総合型選抜入試対策が可能な塾をまとめました。

もちろん授業料がただ安ければいいわけではなく、その指導内容までしっかりと説明を聞いて自分に合った塾かどうか比較・検討を重ねることが大切です。

判断に迷う方は、自分におすすめの塾が分かる、当サイトの無料塾選び相談サービスもご活用くださいね。