関西学院大学総合政策学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介

関西の私立難関大学のひとつ、関西学院大学。

1889年にアメリカ・南メソヂスト監督教会の宣教師 W.R.ランバス によって創立されました。関西学院大学には3つのキャンパスと14の学部があり、キリスト教主義を建学の精神として様々な教育活動が展開されています。戦前から“英語の関学”と語られるほど「英語教育」が充実しており、オールイングリッシュ授業や理工系学生のための英語教育など、英語を学ぶ環境が整っています。AI教育にも力をいれており、日本IBMと共同で開発した日本初のカリキュラム「AI活用人材育成プログラム」により、AIの知識だけではなく、AIを使いこなしてビジネスで活かしたり、諸問題を解決するためのスキルを身につけることができます。

総合政策学部は、総合政策学科、メディア情報学科、都市政策学科、国際政策学科の4つの学科で構成されています。これらの学科はそれぞれが独立しているのではなく、取り組む課題や学問的アプローチの点で互いに深い関係を持っています。学科の専攻科目やフィールドワークで専門知識を深めるとともに、学科をこえて自由に科目を履修することにより総合的な視野を養います。また、国際社会で活躍するために不可欠な英語運用能力と国際感覚を獲得するために、独自の英語教育を展開しています。高度なデータサイエンス教育も提供されており、身につけたデータ分析力によって、複雑に絡み合う社会課題に対する解決策を導くことができる人材の育成を目指しています。

この記事では、そんな関西学院大学総合政策学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!

◆関西学院大学総合政策学部の総合型選抜入試の名称

関西学院大学総合政策学部の総合型選抜入試は「探求評価型入学試験」、「グローバル入学試験」、「学部特色入学試験」、「スポーツ選抜入学試験」という名称で募集がなされています。

◆関西学院大学総合政策学部のアドミッションポリシー

各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。

関西学院大学の公式ホームページにはこのように書いてあります。

(公式HPより抜粋)

本学部が教育研究の目的としている、現代社会の諸問題に的確に対応できる人材を養成するため、必要となる基礎的学力を有することを前提としつつ、資質の異なる多様な学生を受け入れることにより、相互に刺激しあい学びあう教育研究環境の場を整えます。

入学に必要となる基礎的学力としては、文理の幅広い学びとともに、入学後の教育に対応できる一定の外国語運用能力を有していることが望まれます。また学生の資質としては、特に社会への幅広い関心と考える力、主体性をもって多様な人々と協働し学ぶことができることが求められます。学生は入学後、入学前の基礎的知識のうえに本学部の理念である共生への理解を深め、各自が関心をもつ専門領域において必要となる能力を身に着けるとともに、異なる専門領域についても幅広い学びを探求することが期待されます。

以上の項目を募集方針の要素として、教科・科目を設定して筆記試験を中心とする一般選抜入学試験と、面接等を採り入れた各種入学試験を実施しています。高等学校における基礎学力の「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を、それぞれの入学試験において重み付けを行い評価しています。

公式HPのURL:

https://www.kwansei.ac.jp/s_policy/philosophy/policy

◆出願条件・日程

関西学院大学総合政策学部の総合型選抜入試には「探求評価型入学試験」、「グローバル入学試験」、「学部特色入学試験」、「スポーツ選抜入学試験」があります。

それぞれの入試の出願条件は以下のとおりです。

<1>探求評価型入学試験

・出願期間:            2024年9月2日(月)~9月9日(月) 

・第一次審査(書類審査)合格発表日:    10月18日(金)

・第二次審査試験日:            10月26日(土) 

・第二次審査合格発表日:          11月15日(金)

出願資格は以下のとおりです。

探求評価型入学試験は、探求学習を通して身につけた力を多面的・多角的に評価する試験です。これまで主体的に取り組んできた探究活動を「新たなデータを収集して知見を明らかにしようとする事を通した探究活動」、「国内外の学校・様々な機関と協働を通した探究活動」、「特定の社会課題等に関する学術的考察を通した探究活動」に区分し、書類審査や面接(口頭試問含む)、プレゼンテーション審査等の多様な審査方法をもって、探究活動の過程を重視した評価を行います。

詳細は入試要項で確認してください。

https://www.kwansei.ac.jp/admissions/admissions_tankyu.html

<2>グローバル入学試験

グローバル入学試験は、入学後、インターナショナル・プログラム(国際教育プログラム)に積極的に取り組むことを希望する生徒や、将来、国際的な活躍を目指す生徒を対象に実施する入学試験で、「Ⅰ.国際的な活躍を志す者を対象とした入学試験」「Ⅱ.インターナショナル・バカロレア入学試験」「Ⅲ.帰国生徒入学試験」の3つのカテゴリーに分かれています。

カテゴリーごとの出願条件と日程は以下のとおりです。

【Ⅰ.国際的な活躍を志す者を対象とした入学試験】

・出願期間:         2024年9月2日(月)~9月9日(月) 

・第一次審査試験日:          9月28日(土)

・第一次審査合格発表日:       10月18日(金) 

・第二次審査試験日:         10月26日(土)

・第二次審査合格発表日:       11月15日(金)

出願資格は以下のとおりです。

また、「志望理由書」などの書類も作成して提出する必要があります。

詳細は、入試要項を確認してください。

https://www.kwansei.ac.jp/admissions/admissions_006513.html

【Ⅱ.インターナショナル・バカロレア入学試験】

・出願期間:        2024年9月2日(月)~9月9日(月) 

・第一次審査試験日:         9月28日(土)

・第一次審査合格発表日:      10月18日(金) 

・第二次審査試験日:        10月26日(土)

・第二次審査合格発表日:      11月15日(金)

出願資格は以下のとおりです。

また、「志望理由書」などの書類も作成して提出する必要があります。

詳細は、入試要項を確認してください。

https://www.kwansei.ac.jp/admissions/admissions_006513.html

【Ⅲ.帰国生徒入学試験】

・出願期間:        2024年9月2日(月)~9月9日(月) 

・第一次審査試験日:         9月28日(土)

・第一次審査合格発表日:      10月18日(金) 

・第二次審査試験日:        10月26日(土)

・第二次審査合格発表日:      11月15日(金)

出願資格は以下のとおりです。

また、「志望理由書」などの書類も作成して提出する必要があります。

詳細は、入試要項を確認してください。

https://www.kwansei.ac.jp/admissions/admissions_006513.html

<3>学部特色入学試験

・出願期間:        2024年9月2日(月)~9月9日(月) 

・第一次審査試験日:         9月28日(土)

・第一次審査合格発表日:      10月18日(金)

・第二次審査試験日:        10月26日(土)

・合格発表日:           11月15日(金) 

出願資格は以下のとおりです。

また、「自己推薦書」や「学びの計画書」などの書類も作成して提出する必要があります。

詳細は、入試要項を確認してください。

https://www.kwansei.ac.jp/admissions/admissions_gakubu.html

<4>スポーツ選抜入学試験

・出願期間:         2024年9月2日(月)~9月9日(月) 

・第一次審査試験日:          9月28日(土)

・第一次審査合格発表日:       10月18日(金) 

・第二次審査試験日:         10月26日(土)

・第二次審査合格発表日:       11月15日(金)

出願資格は以下のとおりです。

また、「志望理由書」などの書類も作成して提出する必要があります。詳細は入試要項を確認してください。

https://www.kwansei.ac.jp/admissions/admissions_015044.html

◆試験内容

<1>探求評価型入学試験

①第一次審査:書類審査

②第二次審査:面接審査

①第一次審査:書類審査

第一次審査では、「探究活動の成果物」を含む提出書類をもとに総合的に評価されます。

提出書類のなかでも、「探究活動の成果物」と「探究活動の概要説明書」が特に重要です。

「探究活動の成果物」は、例えば論文やポスター、プレゼンテーション資料、実験の成果物(実験で作成したラボノート、利用した資料)などです。複数ある場合は1つだけ選択して提出します。

「探究活動の概要説明書」は、自身の探究活動の分析や考察結果、探究活動を通じて学んだこと、探究活動を通じて得た経験を踏まえて出願する学部を志望する理由、大学入学後にどのような学びを実現したいのか、などについて記入します。自分が取り組んできた探究の成果やプロセス、探究を通して得た学びを学部での学びにどう活かしていきたいのか、自分の言葉でしっかりと説明できることが重要といえるでしょう。

詳細は、大学ホームページに掲載されている入試要項や、「概要説明書 作成の手引き」を確認してください。

https://www.kwansei.ac.jp/admissions/admissions_tankyu.html

②第二次審査:面接審査

第一次審査の合格者に対して、第二次審査では面接審査が行われます。面接審査は口頭試問を含みます。

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求めている学生であることをアピールできるようにしましょう。

<2>グローバル入学試験

【Ⅰ.国際的な活躍を志す者を対象とした入学試験】

①第一次審査:書類審査、筆記審査

②第二次審査:面接審査(口頭試問含む)

①第一次審査:書類審査、筆記審査

第一次審査では、書類審査と筆記審査により総合的に評価されます。

書類審査では、出願書類が総合的に評価されます。出願書類の中でも、「志望理由書」は自身をアピールする書類として重要ですので、入念に準備しましょう。

「志望理由書」には、インターナショナル・プログラム(国際教育プログラム)において志望するプログラムとその志望理由、大学卒業後に目指す将来の進路、関西学院大学の当該学部、学科・専修・コースを志望する理由、について記入します。

筆記審査では、「英語題材論述方式」の試験と、「日本語小論文」の試験が行われます。いずれも試験時間は90分です。なお、大学が指定する英語資格・検定試験(4技能) のスコアCEFR B2 レベル以上を有する者は「英語題材論述方式」の試験は免除となります。

②第二次審査:面接審査(口頭試問含む)

第一次審査の合格者に対して、第二次審査では面接審査が行われます。

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。

アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求めている学生であることをアピールできるようにしましょう。「志望理由書」の内容について質問されることも想定されます。信頼できる学校の先生や塾の先生と練習し、自信を持って面接に臨むことができるように対策しましょう。

【Ⅱ.インターナショナル・バカロレア入学試験】

①第一次審査:書類審査、筆記審査

②第二次審査:面接審査(口頭試問含む)

①第一次審査:書類審査、筆記審査

第一次審査では、書類審査と筆記審査により総合的に評価されます。

書類審査では、出願書類が総合的に評価されます。出願書類の中でも、「志望理由書」は自身をアピールする書類として重要ですので、入念に準備しましょう。

「志望理由書」には、インターナショナル・プログラム(国際教育プログラム)において志望するプログラムとその志望理由、大学卒業後に目指す将来の進路、関西学院大学の当該学部、学科・専修・コースを志望する理由、について記入します。

筆記審査では、「英語題材論述方式」の試験と、「日本語小論文」の試験が行われます。いずれも試験時間は90分です。なお、大学が指定する英語資格・検定試験(4技能) のスコアCEFR B2 レベル以上を有する者は「英語題材論述方式」の試験は免除となります。

②第二次審査:面接審査(口頭試問含む)

第一次審査の合格者に対して、第二次審査では面接審査が行われます。

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求めている学生であることをアピールできるようにしましょう。「志望理由書」の内容について質問されることも想定されます。信頼できる学校の先生や塾の先生と練習し、自信を持って面接に臨むことができるように対策しましょう。

【Ⅲ.帰国生徒入学試験】

①第一次審査:筆記審査

②第二次審査:面接審査(口頭試問含む)

①第一次審査:筆記審査

第一次審査では、筆記審査により評価されます。筆記審査では、「英語題材論述方式」の試験と、「日本語小論文」の試験が行われます。いずれも試験時間は90分です。なお、大学が指定する英語資格・検定試験(4技能) のスコアCEFR B2 レベル以上を有する者は「英語題材論述方式」の試験は免除となります。

②第二次審査:面接審査(口頭試問含む)

第一次審査の合格者に対して、第二次審査では面接審査が行われます。

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求めている学生であることをアピールできるようにしましょう。「志望理由書」の内容について質問されることも想定されます。信頼できる学校の先生や塾の先生と練習し、自信を持って面接に臨むことができるように対策しましょう。

<3>学部特色入学試験

①第一次審査:書類審査、筆記審査

②第二次審査:面接審査(口頭試問含む)

①第一次審査:筆記審査

第一次審査では、書類審査、筆記審査の結果をもとに評価されます。

書類審査では、出願書類が総合的に評価されます。出願書類の中でも、「自己推薦書」と「学びの計画書」は自身をアピールする書類として重要ですので、入念に準備しましょう。

「自己推薦書」には、これまでの人生の中で最も力を入れ、主体的に活動した取り組みを一つ挙げ、その経験を通じて学んだことや成長できたことを具体的に記入します。

「学びの計画書」には、入学後にどのようなことを学びたいか、どのような活動に積極的に取り組みたいか、また、将来どのような目標を持っているのかについて、質問項目に沿って記入します。

筆記審査では、「英語論述審査」と「日本語小論文」の試験が行われます。試験時間はいずれも90分です。

②面接審査(口頭試問・プレゼンテーション含む)

第一次審査の合格者に対して、第二次審査では面接審査が行われます。

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求めている学生であることをアピールできるようにしましょう。「自己推薦書」や「学びの計画書」の内容について質問されることも想定されます。信頼できる学校の先生や塾の先生と練習し、自信を持って面接に臨むことができるように対策しましょう。なお、プレゼンテーションのテーマについては、第一次審査合格発表日に受験ポータルサイトにて発表されます。

詳細は、入試要項を確認してください。

https://www.kwansei.ac.jp/admissions/admissions_gakubu.html

<4>スポーツ選抜入学試験

①第1次審査:書類審査(競技実績・活動実績証明資料)、筆記試験(小論文)

②第2次審査:面接審査(口頭試問を含む)

①第1次審査:書類審査(競技実績・活動実績証明資料)、筆記試験(小論文)

第1次審査では、書類審査と筆記試験で総合的に判定されます。

書類審査では、スポーツ活動における実績が評価されます。また、筆記試験(小論文)では、大学で学ぶにあたっての基礎学力、知識、表現力、論理的思考が評価されます。

②第2次審査:面接審査(口頭試問を含む)

第一次審査の合格者に対して、第二次審査では面接審査が行われます。

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求めている学生であることをアピールできるようにしましょう。「志望理由書」の内容について質問されることも想定されます。信頼できる学校の先生や塾の先生と練習し、自信を持って面接に臨むことができるように対策しましょう。

詳細は、入試要項を確認してください。

https://www.kwansei.ac.jp/admissions/admissions_015044.html

◆募集人員・倍率情報

<1>探求評価型入学試験

募集人員は 

総合政策学部 5名 です。

倍率は

2024年度入試2023年度入試2022年度入試
総合政策学部1.31.71.4

<2>グローバル入学試験

募集人員は

総合政策学部 15名 です。

倍率は

2024年度入試2023年度入試2022年度入試
Ⅰ.国際的な活躍を志す者を対象とした入学試験1.41.22.5
Ⅱ.インターナショナル・バカロレア入学試験志願者なし志願者なし志願者なし
Ⅲ.帰国生徒入学試験1.31.41

<3>学部特色入学試験

募集人員は

総合政策学部 15名 です。

倍率は

2024年度入試2023年度入試2022年度入試
総合政策学部1.51.4

<4>スポーツ選抜入学試験

募集人員は

総合政策学部 10名 です。

倍率は

2024年度入試2023年度入試2022年度入試
総合政策学部11.61.8

出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。

以上、関西学院大学総合政策学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。

自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

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