駒澤大学法学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介

関東の有名中堅私立大学群である日東駒専の1つ、駒澤大学。

駒沢オリンピック公園に隣接した緑豊かな駒沢キャンパスにて大部分の授業が実施されており、学生生活の中心となっています。7つの学部がひとつのキャンパスにまとまっているのが特徴で、学年や学部が異なる学生同士が同じ教場で同じ授業科目を学ぶことにより、多様な学問や知識に触れることができます。

「仏教」の教えと「禅」の精神を建学の理念としており、本格的に仏教を学べる大学としても知られています。

この記事では、そんな駒沢大学法学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!

◆駒澤大学法学部の総合型選抜入試の名称

駒澤大学法学部の総合型選抜入試は「自己推薦選抜(総合評価型)」という名称で募集がなされています。

◆駒澤大学法学部のアドミッションポリシー

各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。

駒澤大学の公式ホームページにはこのように書いてあります。

(公式ホームページより抜粋)

「(AP1)高等学校の教育課程を幅広く修得し、大学での学修に必要な基礎学力を有している。〔知識、理解、技能〕

(AP2)本学は仏教の教えと禅の精神を建学の理念とする大学であることを理解し、法学部で学んだ知識や技能を社会で実践する意欲と目的意識を持つ。〔意欲、関心、態度〕

(AP3)現代の地域社会、国際社会、産業界の出来事について問題意識をもち、様々な情報に基づき考察を行い、その結果を他者にわかりやすく説明することができる。〔思考力、判断力、表現力〕

(AP4)国内外の多様な文化・価値観の違いを認識し、基本的人権の尊重を日常生活において実現し、他者と主体的に協働する意欲を持つ。〔主体性、多様性、協働性〕」

公式HPのURL:

https://www.komazawa-u.ac.jp/about/policies/educational-policies.html

◆出願条件・日程

駒澤大学法学部の総合型選抜入試には出願条件に制約があります。

・出願時期 2023年は9月29日(金)~10月6日(金)の1週間だけでした

・試験日 10月22日(日)

・合格発表日 11月10日(金)

試験は1日のみです。

高校での評定平均値が出願条件に含まれており、下表①、②いずれかの条件を満たしている必要があります。

またホームページから印刷した「自己推薦書」などの書類も作成して提出する必要があります。

詳細は、学校ホームページ掲載の「自己推薦選抜要項」を参照してください。

https://komazawa-u.backshelf.jp/?folseq=561

◆試験内容

駒澤大学法学部の自己推薦選抜(総合評価型)では、出願書類、小論文、面接・口頭試問で選考が行われます。配点は出願書類(50点)、小論文(100点)、面接・口頭試問(100点)、合計250点となっています。

①出願書類

②小論文(60分)

③面接・口頭試問

①出願書類

「自己推薦書」は出願直前に大学にアピールできる唯一のものです。評定平均値が基準を満たしていれば、他の受験生とはそれほど大きな差は出ないと考えられるため、出願書類で点数に差が出るのは自己推薦書の内容と考えられます。

説得力があり、熱意が感じられる自己推薦書を作成しましょう。

提出前に信頼できる学校の先生や塾の先生などの第三者にチェックしてもらい、誤字脱字がないか、説得力のある文章を作成できているか、確認してもらうとよいでしょう。

②小論文

法律学科では、現在の社会で起こっている様々な事柄を示した資料や文章が与えられ、それについて自身の考えを論述する問題が出題される傾向があります。与えられた資料や文章から主体的に問題を発見し、分析、検討する力が求められます。年度によっては、資料や文章は与えられず、議院内閣制などについて自身の考えを論述する問題が出題されることもあります。普段から法律、政治や経済に関する新聞や雑誌の記事を読み、論点を整理してみるとよいでしょう。

政治学科では、現代における政治、法律、社会問題について論述する問題が出題されます。日頃から新聞を読み、知識や視野を広げるようにしましょう。

③面接・口頭試問

法律学科では、2人の教員が、2人の受験生に交互に質問する方式で面接・口頭試問が行われます。

政治学科ではグループ討論形式で面接・口頭試問が行われます。5~7名1組となり、当日示されたテーマ(新聞記事、現代社会の課題など)について、議論します。

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。自己推薦書の内容について、より詳しく説明を求められることもあります。信頼できる学校の先生や塾の先生と練習し、自信を持って面接に臨むことができるように対策しましょう。

学校ホームページ内、合格者の声のページには、合格者の方が面接・口頭試問でどんな質問をされたか、面接・口頭試問の対策はどのように行ったかが掲載されています。目を通しておきましょう。

URL: https://think.komazawa-u.ac.jp/jikosui/department04.html#sec01

◆募集人員・倍率情報

募集人員は、

法律学科フレックスA 25名、法律学科フレックスB 10名、政治学科 10名

です。

倍率は

2023年度入試2022年度入試2021年度入試
法律学科フレックスA1.81.51.7
法律学科フレックスB1.11.11.6
政治学科1.421.7

出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので是非チャレンジしていただきたい入試です。

以上、駒澤大学法学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。

自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

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