日本大学文理学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介

関東の有名中堅私立大学群である日東駒専の1つ、日本大学。

1889年(明治22年)に創立された日本法律学校を前身としています。現在は16学部86学科を有する、我が国最大規模の総合大学です。「自主創造」を教育理念として掲げており、自ら学び、自ら考え、自ら道をひらく人材を育成しています。

規模が大きい一方で、ゼミナールや外国語教育、実験・実習は少人数による指導を徹底しています。総合大学の特色を生かしつつ、少人数教育で専門性を高めて個性を伸ばし、社会で求められる専門力・実践力を養う教育を展開しています。

文理学部では「文」と「理」の融合を特色とした教育と研究を行っています。とりわけ、総合的・学際的な教育を基礎として、教養教育と専門教育を有機的に結びつける教育を目指しています。グローバル化した21 世紀を生き抜き、国内外で専門的知識を活かし、自由でしなやかに社会をリードしていく多様性を持ち、意欲的で個性的な学生を養成することを教育目標としています。

この記事では、そんな日本大学文理学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!

◆日本大学文理学部の総合型選抜入試の名称

日本大学文理学部の総合型選抜入試は「日本大学文理学部 総合型選抜」という名称で募集がなされています。

◆日本大学文理学部のアドミッションポリシー

各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。

日本大学文理学部の公式ホームページにはこのように書いてあります。

(公式HPより抜粋)

<文理学部のアドミッション・ポリシー>

日本大学は、「自主創造」の気風をやしない、文化の進展をはかり、世界の平和と人類の福祉に寄与する人材の育成を目的としている。

この理念のもと、文理学部は、人文系・社会系・理学系にわたる各学科において専門知の基礎を学ぶとともに、「文」と「理」を架橋した深い教養とそれらを複合的に生かす実践力を身につけ、現代社会に貢献する人材の育成を目指している。こうした本学部の目的をよく理解し、自己と社会を変え、世界的な課題の解決に取り組む、強い意欲と情熱のある学生を望んでいる。

このような条件に合致する学生を受け入れるために多様な選抜方法を実施しているが、その前提として入学者には次のことを求める。

1 旺盛な知的好奇心を持ち、既存の考えに縛られない創造性がある。

2 多様な文化や社会に対して強い関心を抱き,違いを乗り越えていく積極性があ   る。

3 自然や人間・社会の複雑な働きについて考察し、問いを発することができる。

4 問題の解決に向けて、社会や世界に実践的に働きかけていく意欲がある。

5 日本語を中心とする基礎的なコミュニケーション能力を持っている。

<学科別のアドミッション・ポリシー>

■哲学科

哲学科は、思想全般にわたる知識と論理的思考能力と対話力に基づいて、現代社会の諸問題に果敢に取り組む人材の養成を目指している。

この理念のもと、哲学科は、「真・善・美・聖」という基本価値に関心を持ち、現代社会の文化と思想の向上を目指す、意欲的な学生を望んでいる。

このような学生を受け入れるために、哲学科は多様な選抜方法を実施しているが、その前提として入学者には次のことを求める。

1 高等学校で履修する国語、地理歴史、公民、数学、外国語などについて、その基  礎的な内容を十分に理解して、高等学校卒業相当の知識を身に付けている。

2 西洋・東洋の思想に旺盛な好奇心を抱き、それを積極的に学んで現代社会に活か  そうという意欲がある。

3 他者との対話を通して、自らの考えを吟味し、深めようという態度を有してい   る。

■史学科

文理学部のアドミッション・ポリシーのもと、歴史の知識・教養、歴史的視点・思考法を身に付け、より正確な歴史像の把握に努め、それらを積極的に活かして現代社会の諸問題の考察と解決に寄与しようとする学生を迎え入れる。

■国文学科

文理学部のアドミッション・ポリシーのもと、日本語・日本文学に深い関心を持ち、体系的で専門的な知識の習得に自主的に取り組み、思考力、文章力、表現力を伸ばし、創造性とコミュニケーション能力を発揮して、社会に貢献しようという学生を迎え入れる。

■中国語中国文化学科

文理学部のアドミッション・ポリシーのもと、古代から現代にいたる中国の社会や文化に関する知識を身に付け、中国語を習得して、国際理解・国際交流に貢献しようとする学生を受け入れる。

このような条件に合致する学生を受け入れるために多様な選抜方法を実施しているが、その前提として入学者には次のことを求める。

1 旺盛な知的好奇心を持ち、既存の考えに縛られない創造性がある。

2 中国語圏をはじめとする世界の多様な文化や社会に対して強い関心を抱き、異文 化を理解しようとする積極性がある。

3 自然や人間・社会の複雑な働きについて考察し、問いを発することができる。

4 問題の解決に向けて、社会や世界に実践的に働きかけていく意欲がある。

5 日本語を中心とする基礎的なコミュニケーション能力を持っている。

■英文学科

英文学科のディプロマ・ポリシー及びカリキュラム・ポリシーを達成するために、入学時に基礎的な英語の文法的知識・読解力・コミュニケーション能力等を有しているとともに、入学後は論理的・批判的思考能力と問題発見・解決力の獲得・定着に取り組みながら、高度な英語運用能力を身に付け、英語圏文学及び英語学の専門知識に裏打ちされた多様な価値観や豊かな教養を備えることによって、国内外の各分野で活躍しようという学生を迎え入れる。

■ドイツ文学科

日本大学は、「自主創造」の気風をやしない、文化の進展をはかり、世界の平和と人類の福祉に寄与する人材の養成を目的としている。

この理念のもと、文理学部は、人文系・社会系・理学系にわたる各学科において専門知の基礎を学ぶとともに、「文」と「理」を架橋した深い教養とそれらを複合的に活かす実践力を身に付け、現代社会に貢献する人材の養成を目指している。こうした本学部の目的をよく理解し、自己と社会を変え、世界的な課題の解決に取り組む、強い意欲と情熱のある学生を望んでいる。

このような条件に合致する学生を受け入れるために多様な選抜方法を実施しているが、その前提として入学者には次のことを求める。

1 旺盛な知的好奇心を持ち、既存の考えに縛られない創造性がある。

2 ドイツ語圏の文学・語学・文化に関心を抱き、高度なドイツ語能力を身に付けた  上で、ドイツ語圏文化の諸相を広く深く学ぶことを目指す学生。

3 様々な文化における人間・社会の複雑な働きについて考察し、問いを発すること ができる。

4 問題の解決に向けて、社会や世界に実践的に働きかけていく意欲がある。

5 日本語とドイツ語を中心とする基礎的なコミュニケーション能力を持っている。

■社会福祉学科

1 大学において専門的に学ぶために、高等学校までの各教科の基礎が身に付いてい る人物を求める。

2 様々な社会問題や格差に対する鋭い問題意識、人権意識を持ち、よりよい社会の ありようを探求する意欲を持つ人物を求める。

3 社会福祉問題に強い関心があり、福祉社会をめぐる様々な課題を他者と協力して  解決しようとする意欲や主体性がある人物を求める。

4 クラブ活動やボランティア活動に積極的に取り組み、他者とコミュニケーション  をとり、協調的・建設的に共同作業に取り組もうとする人物を求める。

■体育学科

体育・スポーツと健康に対する強い関心と基礎的な知識・技能を兼ね備え、在学中にスポーツ活動を課外活動として行い、本学科で学修した高度な科学的知識及び実践知を活かして、体育・スポーツと健康に関わる専門職(特に中学校・高等学校の保健体育教員あるいは小学校の教員※)に就く意思が明確な者を求めています。

1 学校教員:保健体育・スポーツ教育

2 社会体育・スポーツ指導者:ジュニア選手の発掘・育成、地域スポーツ

3 エリートスポーツ選手の指導者:競技力向上を目指した優れた選手の育成・強化

4 健康スポーツ指導者:一般成人・高齢者に対する健康スポーツの普及

※小学校教職課程については、本学部の協定校において所定の単位の修得が必要。

■地理学科

文理学部のアドミッション・ポリシーのもと、世界や日本の地域的な諸課題の解決と、地域社会の持続的発展に貢献することを目指す意欲的な学生を迎え入れる。

前提として次のことを求める。

1 フィールドワークに関心を持ち、現象を地理的空間に展開しようと発想すること  ができる。

2 世界や日本の地域的な諸問題について筋道を立てて考えるとともに、人々と議論 し、協働して学んで得られた結果を説明する能力を身に付けていること。

3 自然と人間・社会との関係に興味を抱き関連性を説明できる。

4 地域社会の持続的発展に寄与し貢献する目的意識と意欲があること。

5 高等学校の教育課程で修得した自然地理、人文地理や地理情報の知識・技能を身  に付けている。また、地図や統計などの地理空間情報をGISで表示する能力を身  に付けている。

■地球科学科

気象学、水圏科学、地球化学、地質学、火山学、地球物理学などの地球科学的な知識と技術に基づき、自然災害問題や地球環境問題の具体的な課題に対処できる基礎的能力を持った人材や、幅広い地球科学的教養を身に付け社会の様々な領域で活躍できる人材を養成するため、地球に強い関心を持ち、勉学への意欲を持って科学的な基礎知識を身に付け、その知識を応用できる資質を持った学生を受け入れる。

■情報科学科

文理学部のアドミッション・ポリシーのもと、情報科学に対する強い関心を抱き、情報科学及び情報技術の基礎をプログラミングや数理を含む多様な面から習得し、情報社会の発展に寄与することに強い意欲と情熱のある学生を望んでいる。

このような条件に合致する学生を受け入れるために多様な選抜方法を実施しているが、その前提として入学者には次のことを求める。

1 情報技術やそれを支える数理に対して強い関心を持ち、既存の考えに縛られない 創造性がある。

2 新しい技術に対して関心を持ち、情報技術の変化に敏感に反応しようとする積極 性がある。

3 情報技術が社会に与える影響について考察し、問いを発することができる。

4 問題の解決に向けて、社会に対し情報技術を用いて実践的に働きかけていく意欲 がある。

5 情報技術と数理を学ぶために必要とされる基礎的な学力を持っている。

■化学科

化学は、合成繊維、プラスチック、医薬品、半導体など、現代社会に欠かすことの出来ない様々な物質を創りだす、夢の多い学問である。

また、資源やエネルギー源の枯渇、食料不足、人口問題、環境汚染など、今後人類が直面する諸問題の解決には、化学が大きな役割を果たすと期待されている。

化学に対するこのような期待に応えるために、化学科では広い視野に立って将来の化学及び科学技術の発展に貢献できる人材の養成に努めている。

そこで、化学科では文理学部のアドミッション・ポリシーに加えて、以下に示す項目に対して1 つ以上該当する学生を国内外から幅広く迎える。

1 化学に強い関心があり、より深く学びたいという意欲を持つ人

2 化学実験が好きで、未知の事象に対する旺盛な好奇心を持つ人

3 化学に関する知識と技術を習得し、様々な分野での活躍を目指す人

4 教育に熱意を持ち、将来、中・高等学校の理科教員になりたいと考えている人

公式HPのURL:

◆出願条件・日程

日本大学文理学部の総合型選抜入試には出願条件に制約があります。

・エントリーシート受付期間 2023年8月1日(火)~9月1日(金)

・出願時期 

 【体育学科(第1期・第2期)】 

9月5日(火)~9月14日(木)

 【哲学科、史学科、国文学科、中国語中国文化学科、英文学科、ドイツ文学科、社会福祉学科、地理学科、地球科学科、情報科学科、化学科】 

9月12日(火)~9月21日(木)

・試験日   

<第一次選考(書類審査)>

【体育学科(第1期)】 

9月21日(木)

  【哲学科、史学科、国文学科、中国語中国文化学科、英文学科、ドイツ文学科、 社会福祉学科、体育学科(第2期)、地理学科、地球科学科、情報科学科、化 学科】

9月28日(木)

  <第二次選考>

   【国文学科、中国語中国文化学科、ドイツ文学科、体育学科(第1期)、地球  科学科、化学科】

    10月7日(土)

   【哲学科、史学科、英文学科、社会福祉学科、体育学科(第2期)、地理学   科、情報科学科】

    10月14日(土)

・合格発表日  

 <第一次選考(書類審査)>

  【体育学科(第1期)】

    9月22日(金)

  【哲学科、史学科、国文学科、中国語中国文化学科、英文学科、ドイツ文学科、 社会福祉学科、体育学科(第2期)、地理学科、地球科学科、情報科学科、化 学科】

    9月29日(金)

 <第二次選考>

    11月1日(水)

   

出願条件は以下のとおりです。

また、インターネット出願サイトから印刷した「志望理由書」などの書類も作成して提出する必要があります。出願書類は学科によって異なり、レポートの提出が必要な学科もあります。

詳細は、学校HP

(nihon-u.https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/general_information/ao/ac.jp)

もしくは、文理学部HP掲載の募集要項を確認してください。

https://chs.nihon-u.ac.jp/admission/sogo/

◆試験内容

試験内容は学科ごとに異なります。それぞれの学科の試験内容を説明します。

<哲学科>

①書類審査

②レポートに基づくプレゼンテーション

③面接

①書類審査

第一次選考は書類審査のみとなります。エントリーシート及び出願時提出書類の内容により、総合的に判断されます。出願書類の中でも「志望理由書」は、自身をアピールできる書類です。志望理由を明確に説明し、大学でどのように学びたいのか、また、大学での学びを将来どのように活かしたいのか、論理的にわかりやすくまとめるようにしましょう。また、哲学科ではレポートを作成して提出する必要があります。第二次試験において、レポートに基づくプレゼンテーションが課されますので、こちらも入念に準備したうえで提出しましょう。2023年度のレポートは、文章を読んだうえで自身の考えを1600字以内で記述させるものでした。詳細は、学校HPに過去のレポート課題が掲載されていますので、確認してください。

https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

②レポートに基づくプレゼンテーション

③面接

第二次選考では、レポートに基づくプレゼンテーションと面接が行われます。プレゼンテーションでは、レポートで記述した自身の考えをわかりやすく伝えられるように練習しましょう。また、面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。

<史学科>

①書類審査

②課題レポート・活動実績

③プレゼンテーション(成果物及びレポートに関するプレゼンテーション)

④面接(レポート及びプレゼンテーションに関する口頭試問)

①書類審査

第一次選考は書類審査のみとなります。エントリーシート及び出願時提出書類の内容により、総合的に判断されます。出願書類の中でも「志望理由書」は、自身をアピールできる書類です。志望理由を明確に説明し、大学でどのように学びたいのか、また、大学での学びを将来どのように活かしたいのか、論理的にわかりやすくまとめるようにしましょう。

②課題レポート・活動実績

史学科では、第一次選考に合格した人に対し、第二次選考前の決められた期日(2024年度入試は10月11日(火)郵送必着)までに、課題レポートと活動実績の提出が求められます。2023年度の課題レポートは、「歴史を研究する学科を志望する動機について、自身の経験を踏まえて述べなさい」というものでした。活動実績については、以下とおりです。

③プレゼンテーション(成果物及びレポートに関するプレゼンテーション)

第二次選考ではプレゼンテーションが行われます。プレゼンテーションの時間は20分間です。発表方法は、紙媒体の資料を使用、ポスター等の掲示物を使用、パワーポイントを使用、その他の方法(具体的に記述)、から選択することができます。

④面接(レポート及びプレゼンテーションに関する口頭試問)

プレゼンテーション終了後、10分程度の面接試験が行われます。レポートやプレゼンテーションの内容について、より詳しく説明を求められることが想定されます。プレゼンテーションと併せて、信頼できる学校の先生や塾の先生と練習し、自信を持って臨むことができるように対策しましょう。

<国文学科>

①書類審査

②小論文

③口頭試問

①書類審査

第一次選考は書類審査のみとなります。エントリーシート及び出願時提出書類の内容により、総合的に判断されます。出願書類の中でも「志望理由書」は、自身をアピールできる書類です。志望理由を明確に説明し、大学でどのように学びたいのか、また、大学での学びを将来どのように活かしたいのか、論理的にわかりやすくまとめるようにしましょう。また、国文学科ではレポートを作成して提出する必要があります。2023年度のレポートは、二つの課題テーマから一つを選択し、選択したテーマについて3000字~4000字で自身の考えを記述するものでした。詳細は、学校HPに過去のレポート課題が掲載されていますので、確認してください。

https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

②小論文

第二次選考では、日本文学または日本語学に関する小論文が課されます。試験時間は90分です。日本文学、日本語学、どちらを選択するかは問題を見てから決めることができます。

2023年度入試では、日本文学の課題は、与えられた課題文を読んだうえで、その内容理解を問う問題と、自身の考えを記述させる問題が出題されました。日本語学の課題は、文章とデータが与えられ、それについて自身の解釈を記述させる問題が出題されました。文章を書く能力だけでなく、読解力やデータを分析する力も求められます。詳細は、学校HPに過去問が掲載されていますので、確認してください。

https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

③口頭試問

出願時に提出したレポートや小論文に関する口頭試問が行われます。

<中国語中国文化学科>

①書類選考

②論述試験

③面接

①書類選考

第一次選考は書類審査のみとなります。エントリーシート及び出願時提出書類の内容により、総合的に判断されます。出願書類の中でも「志望理由書」は、自身をアピールできる書類です。志望理由を明確に説明し、大学でどのように学びたいのか、また、大学での学びを将来どのように活かしたいのか、論理的にわかりやすくまとめるようにしましょう。また、中国語中国文化学科ではレポートを作成して提出する必要があります。2023年度のレポートは、中国、東アジアの文化に関連する過去10年以内の新聞・雑誌記事を一篇選び、概要をまとめたうえで、なぜその記事を選んだのか、また、それと関連させて大学ではどのようなことを学びたいのか記述させるものでした。

詳細は、学校HPに過去のレポート課題が掲載されていますので、確認してください。(https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

②論述試験

第二次選考では論述試験が行われます。試験時間は60分です。2023年度入試では、与えられた文章を読み、その内容理解を問う問題、漢字の読み書きの知識を問う問題、自身の考えを記述させる問題が出題されました。詳細は、学校HPに過去問が掲載されていますので、確認してください。

https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

③面接

面接では、出願時に提出したレポート及び論述試験に関する口頭試問が行われます。

<英文学科>

①書類選考

②小論文

③口頭試問

①書類選考

第一次選考は書類審査のみとなります。エントリーシート及び出願時提出書類の内容により、総合的に判断されます。出願書類の中でも「志望理由書」は、自身をアピールできる書類です。志望理由を明確に説明し、大学でどのように学びたいのか、また、大学での学びを将来どのように活かしたいのか、論理的にわかりやすくまとめるようにしましょう。

また、英文学科では、英米文学ないし英語学(英語教育含む)に関する任意のテーマに即した小論文(日本語で2000字程度)と、HPに掲載の英文学科特別授業についての感想文(400字以上600字以内)を作成して提出する必要があります。

②小論文

第二次選考は小論文試験が課されます。2023年度入試では、5つのテーマの中から1つ選択し、選択したテーマについて、300~500wordsの英語で記述させる問題が出題されました。

詳細は、学校HPに過去問が掲載されていますので、確認してください。(https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

③口頭試問

小論文についての口頭試問が日本語及び英語で行われます。

<ドイツ文学科>

ドイツ文学科の試験内容はA出願とB出願で異なります。それぞれについて説明します。

【A出願】

①書類選考

②プレゼンテーション

③面接

①書類選考

第一次選考は書類審査のみとなります。エントリーシート及び出願時提出書類の内容により、総合的に判断されます。出願書類の中でも「志望理由書」は、自身をアピールできる書類です。志望理由を明確に説明し、大学でどのように学びたいのか、また、大学での学びを将来どのように活かしたいのか、論理的にわかりやすくまとめるようにしましょう。

また、ドイツ文学科(A出願)では、レポートとスクラップブックを作成して提出する必要があります。2023年度入試では、6つの課題図書の中から一つを選択し、それについてレポートを作成するというものでした。スクラップブックは、新聞記事からドイツ語圏およびヨーロッパに関連する記事を選んで切り取り、作成するというものでした。詳細は、学校HPに過去問が掲載されていますので、確認してください。(https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

②プレゼンテーション

第二次選考では、第一次選考時に提出したレポートについてのプレゼンテーションを行ないます。制限時間は5分です。プレゼンテーションで提示する資料の書式、枚数の制限はありません。試験会場にはプロジェクターがないので、試験官に配布する紙資料をA4版で10部準備する必要があります。

③面接

プレゼンテーション終了後、10分程度の面接試験があります。面接では、プレゼンテーションの内容に関する口頭試問や、提出したスクラップブックに関する質疑応答が行われます。

【B出願】

①書類選考

②ドイツ語能力確認テスト(筆記試験)

③面接

①書類選考

第一次選考は書類審査のみとなります。エントリーシート及び出願時提出書類の内容により、総合的に判断されます。出願書類の中でも「志望理由書」は、自身をアピールできる書類です。志望理由を明確に説明し、大学でどのように学びたいのか、また、大学での学びを将来どのように活かしたいのか、論理的にわかりやすくまとめるようにしましょう。

②ドイツ語能力確認テスト(筆記試験)

③面接

第二次選考では、ドイツ語能力確認テスト(筆記試験)と面接が行われます。面接は、日本語及びドイツ語で行われます。

<社会福祉学科>

①書類選考

②レポート

③プレゼンテーション

④グループ討議

⑤面接

①書類選考

第一次選考は書類審査のみとなります。エントリーシート及び出願時提出書類の内容により、総合的に判断されます。出願書類の中でも「志望理由書」は、自身をアピールできる書類です。志望理由を明確に説明し、大学でどのように学びたいのか、また、大学での学びを将来どのように活かしたいのか、論理的にわかりやすくまとめるようにしましょう。

②レポート

社会福祉学科では、第一次選考に合格した人に対し、第二次選考前の決められた期日(2024年度入試は10月11日(火)郵送必着)までに、課題レポートの提出が求められます。

2023年度入試の課題レポートは、5つの領域の中から一つ選択し、それについてどのような問題意識を持っているか、1600字以内にまとめるというものでした。

詳細は、学校HPに過去問が掲載されていますので、確認してください。(https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

③プレゼンテーション

第二次選考では、課題についてのプレゼンテーションを行ないます。発表時間は、プレゼンテーション(7分以内)、質疑応答(6分以内)、合計13分以内です。2023年度入試のプレゼンテーションの課題は、「あなたが関心のある社会問題を1つ選び、それに関する複数の新聞記事等を読んだうえで、問題の現状を提示し、社会福祉的な観点からそれをどのように解決したいと考えているか示しなさい。」という内容でした。

発表方法は、口頭のみで実施、ポスター等掲示物の使用、パワーポイントを使用、その他(具体的な発表方法を記載)から、選択することができます。

④グループ討議

⑤面接

プレゼンテーション終了後、グループ討議と面接が行われます。

<体育学科>

体育学科の試験内容は、第1期と第2期で異なります。それぞれについて説明します。

【第1期】

①書類選考

②レポート

③適性試験

④面接

①書類選考

第一次選考は書類審査のみとなります。エントリーシート及び出願時提出書類の内容により、総合的に判断されます。なお、体育学科では、「志望理由書」の提出は不要です。代わりに、「活動調書」と「活動証明書」を提出する必要があります。

②レポート

体育学科では、第一次選考に合格した人に対し、第二次選考前の決められた期日までに、レポートの提出が求められます。2023度入試の体育学科(第1期)の課題レポートは、「生涯を通じて誰もがスポーツにアクセスできるようにするために、どのような見方や考え方、習慣を備える必要があるか、あなたの考えを示しなさい」という内容でした。

③適性試験

④面接

第二次選考では、適性試験と面接が行われます。適性試験は、当日課題による口頭試問です。

【第2期】

①書類選考

②レポート

③プレゼンテーション及び口頭試問

④面接

①書類選考

第一次選考は書類審査のみとなります。エントリーシート及び出願時提出書類の内容により、総合的に判断されます。なお、体育学科では、「志望理由書」の提出は不要です。代わりに、「活動調書」と「活動証明書」を提出する必要があります。

②レポート

体育学科では、第一次選考に合格した人に対し、第二次選考前の決められた期日までに、レポートの提出が求められます。2023度入試の体育学科(第2期)の課題レポートは、「全日本柔道連盟は「行き過ぎた勝利至上主義が小学生の心身の発達に好ましくない」という理由から小学生の全国大会を廃止しました。あなたは小学生のスポーツの全国大会廃止に同意しますか?または反対しますか?なぜそのように考えるのか、その理由と共に自身の考えを述べなさい」という内容でした。

③プレゼンテーション及び口頭試問

④面接

第二次選考では、提出したレポートの内容でプレゼンテーションを行ないます。時間は5分以内です。プレゼンテーション終了後、口頭試問と面接が行われます。

<地理学科>

①書類選考

②フィールドワークと調査報告書の作成

③面接

①書類選考

第一次選考は書類審査のみとなります。エントリーシート及び出願時提出書類の内容により、総合的に判断されます。出願書類の中でも「志望理由書」は、自身をアピールできる書類です。志望理由を明確に説明し、大学でどのように学びたいのか、また、大学での学びを将来どのように活かしたいのか、論理的にわかりやすくまとめるようにしましょう。

また、地理学科は課題レポートを作成して提出する必要があります。2023年度入試の課題レポートは、「高校で学んだ地理の内容に関わる書籍を1冊選び、その題名と著者名を示すとともに、なぜその書籍を選んだのか、また、地理学科に入学した場合に、その書籍の内容と絡めて集団での野外調査を含む学修や研究をどのように行いたいのか説明しなさい」という内容でした。

②フィールドワークと調査報告書の作成

③面接

第二次選考ではフィールドワークと調査報告書の作成、面接が行われます。

2023年度入試では、「文理学部周辺の新旧地形図をもとに現地調査を行ない、昭和30年代と平成12年との比較、および現在までの期間について読み取れる地理事象の変化を説明しなさい。」という問題が出題されました。調査の結果は白地図に記入し、800字以内でレポートにまとめるという内容でした。

詳細は、学校HPに過去問が掲載されていますので、確認してください。(https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

<地球科学科>

①書類選考

②小論文

③口頭試問・面接

①書類選考

第一次選考は書類審査のみとなります。エントリーシート及び出願時提出書類の内容により、総合的に判断されます。出願書類の中でも「志望理由書」は、自身をアピールできる書類です。志望理由を明確に説明し、大学でどのように学びたいのか、また、大学での学びを将来どのように活かしたいのか、論理的にわかりやすくまとめるようにしましょう。

また、地球科学科は課題レポートを作成して提出する必要があります。2023年度入試の課題レポートは、「特別授業動画を視聴したうえで、講義の概要および講義の内容に対するあなたの考えを述べなさい」という内容でした。

②小論文

第二次選考では、試験当日に講義が行われ、それに基づいた小論文が課されます。2023年度入試では、与えられたキーワードを用いて講義で学んだことをまとめさせる問題と、将来、海進・海退が起きた時に、沿岸域ではどのような変化が生じると考えられるか、自身の考えを記述させる問題が出題されました。

③口頭試問・面接

小論文試験の後、小論文に関する口頭試問と面接が行われます。

<情報科学科>

①書類選考

②プログラミングに関する実技試験

③面接

①書類選考

第一次選考は書類審査のみとなります。エントリーシート及び出願時提出書類の内容により、総合的に判断されます。出願書類の中でも「志望理由書」は、自身をアピールできる書類です。志望理由を明確に説明し、大学でどのように学びたいのか、また、大学での学びを将来どのように活かしたいのか、論理的にわかりやすくまとめるようにしましょう。

また、情報科学科は、開発したいアプリケーション概要説明書を提出する必要があります。記入例などの詳細は、学校HPに過去問が掲載されていますので、確認してください。(https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

※第一次選考の合格者は、開発したアプリケーションのソースコード及び概要説明書を決められた期日までに提出します。

②プログラミングに関する実技試験

第二次選考では、プログラミングに関する実技試験が行われます。過去問が学校HPに掲載されていますので、参考にして対策しましょう。(https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

③面接

面接では、事前に提出したアプリケーションに関するプレゼンテーションと口頭試問が行われます。

<化学科>

①書類選考

②小論文

③面接

①書類選考

第一次選考は書類審査のみとなります。エントリーシート及び出願時提出書類の内容により、総合的に判断されます。出願書類の中でも「志望理由書」は、自身をアピールできる書類です。志望理由を明確に説明し、大学でどのように学びたいのか、また、大学での学びを将来どのように活かしたいのか、論理的にわかりやすくまとめるようにしましょう。

また、化学科は、課題レポートを提出する必要があります。2023年度入試の課題レポートは、「あなたが「化学」に興味を持つようになったきっかけとその内容を簡潔にまとめ、「化学」に興味を持った理由を述べなさい。」という内容でした。

②小論文

③面接

第二次選考では、小論文試験が行われます。2023年度入試の小論文試験では、自身の考えを記述させる問題だけでなく、化学の知識を問う問題も出題されました。過去問が学校HPに掲載されていますので、参考にして対策しましょう。(https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/past_test/ao/

小論文試験の後には面接が行われます。小論文、面接の他に、実験操作に関する簡単な実技が課される場合があります。

◆募集人員・倍率情報

募集人員は

 哲学科5名、史学科3名、国文学科8名、中国語中国文化学科7名、

 英文学科6名、ドイツ文学科5名、社会福祉学科5名、

 体育学科(第1期)10名、体育学科(第2期)13名、

 地理学科3名、地球科学科3名、情報科学科2名、化学科5名 です。

倍率は

2023年度入試2022年度入試2021年度入試
哲学科3.24.2
史学科1.0
国文学科2.02.6
中国語中国文化学科1.31.1
英文学科1.01.0
ドイツ文学科1.01.0
社会福祉学科3.21.3
体育学科(第1期)4.63.5
体育学科(第2期)2.62.3
地理学科1.81.0
地球科学科4.3
情報科学科3.05.0
化学科1.11.0

出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。

以上、日本大学文理学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。

自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

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