同志社大学商学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介
2024/09/25
同志社大学は、京都市にキャンパスを持つ14学部・16研究科で構成される総合大学です。
多様な学部があり、政治・経済・教育・宗教・社会事業などの幅広い分野で活躍する人材を輩出しています。
また、課題解決型教育やインターンシップ科目などの主体的な学び、リーダー養成プログラムや大学院改革などの意欲ある学生が能力を伸長できる教育も積極的に提供しており、これからの時代を自ら切り拓く力を高められます。
その中でも商学部では、複雑な現代社会に対処していくための主体的で冷静な判断能力を身に付けられます。
この記事では、そんな同志社大学商学部の総合型選抜入試(AO入試)について、詳細を解説したいと思います!
◆同志社大学商学部の総合型選抜入試の名称
同志社大学商学部の総合型選抜入試は「アドミッションズオフィス方式による入学者選抜(AO入試)」という名称で募集がなされています。
◆同志社大学商学部のアドミッションポリシー
各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのか把握し、そのための準備ができているかどうか、自分を省みて試験対策を行っていく必要があります。
同志社大学商学部のアドミッションポリシーは以下のリンクから確認できます。
「同志社大学アドミッション・ポリシー」(https://www.doshisha.ac.jp/admissions_undergrad/admission_policy/undergrad/index.html)
「商学部」だからこそ、企業や産業などに関する諸問題を分析したり、解決する力を身につけたりするために、主体的に努力し続けられる人材を求めていることがわかるアドミッションポリシーとなっています。
同志社大学公式HP:https://www.doshisha.ac.jp/
◆出願条件・日程
同志社大学商学部のAO入試の出願条件・日程は、以下のようになっています。
〇日程(2024年度入試)
・出願期間:9月1日~7日の1週間
・第1次選考 試験日:書類選考 合格発表日:10月6日
・第2次選考 試験日:10月28日 合格発表日:11月9日
〇出願条件
出願資格・出願書類の詳細は下記リンクに掲載されています。
「アドミッションズオフィス方式による入学者選抜(AO入試)」(https://www.doshisha.ac.jp/admissions_undergrad/ao_guide/index.html)
◆試験内容
○第1次選考
書類選考
出願書類
➀自己紹介書(500字以内)
➁志望理由書(1,000字以内)
③日本語のエッセイ(2,000字以内)
④志願者評価書
⑤英語による3分間程度の自己PR録画
➀自己紹介書(500字以内)
学歴、活動歴、自己アピールの内容、感銘を受けた本・芸術等の項目を通して、自分を第三者にアピールしましょう。
「自己アピールできるもの」は、語学能力、文化活動、スポーツ活動、ボランティア活動、コンピュータに関連する能力、指導性、独創性、学業成績、その他の中から2つ以内で選びます。できるだけ学部と関わらせましょう。
➁志望理由書(1,000字以内)
志望理由や入学後の勉学計画等を、目指す将来像を交えて制限文字数内で記入しましょう。
③日本語のエッセイ(2,000字以内)
テーマ:ビジネス
エッセイは「随筆」のことです。しかし、随筆には独自の文体があるため、受験の場合は「小論文」の感覚で書きましょう。
これまで自分が見聞きしてきた事柄や問題などについて、「自分ならこう考える」、「こういう背景があるのではないか」などの自分なりの視点をもって、それに関わるエピソードなども交えて論理的に書いてください。
④志願者評価書
志願者評価書は、本人をよく知っており、客観的に評価できる方に記入してもらいましょう。その際、ボランティア活動で関わった方など、外部の方に記入してもらえるとより良いです。
⑤英語による3分間程度の自己PR録画
英語でのコミュニケーション能力を評価されます。また、自己PRの内容に加え、英語の発音や表現能力についても見られます。
ポイントは、商学部のアドミッションポリシーと関わらせながら、志望動機や自己PRを、明確で具体的に伝えることです。文字数を増やすことにこだわるのではなく、自分が大学で学びたい強い思いを文章の中に表現することが大切です。
出願書類の数が多いですが、内容が重複しないように、しかし、すべての内容が関わり合っているように、早めの準備と信頼できる先生との練習を繰り返しましょう。
○第2次選考 ※第1次選考の合格者のみを対象に実施
① 小論文試験(120分)
② プレゼンテーションを含んだ面接(30分)
① 小論文試験(120分)
複数のデータの読み取りや英文が出題されるなどの可能性が高いため日頃から練習を重ねましょう。また、入試委員会方式で他学部の教員も関わるため、他学部でも共感できるような内容を意識しましょう。
② プレゼンテーションを含んだ面接(30分)
第一次審査合格時に与えられる課題をもとに、面接時間の冒頭で英語による5分間のプレゼンテーションがあります。
商学部は国際社会で活躍する人材育成に力を入れているため、英語力とプレゼン能力が大切です。
また、プレゼンテーションのためにはスピーキング能力が必要です。また、アクセントや表情なども人に見てもらいながら練習を重ねましょう。
面接は日本語で行われます。事前に提出した書類の内容について聞かれるため、学部での学びと関わらせて回答できるように準備しておきましょう。
AO入試では、提出書類が多いですが、一つ一つの書類をバラバラに考えるのではなく、面接での回答も含めて、すべてがつながるようにしっかりと準備しましょう。
また、書類のどれか一つでも内容が薄くなってしまうと、不合格の原因となってしまうため、それぞれの書き方について担当の先生と相談したり、自分で十分に調べたりして、入学への熱意が伝わるような書き方を心がけましょう。
◆募集人員・倍率情報
〇募集人数
・商学部 フレックス複合コース10名
商学部の募集人数は合計10名です。
〇倍率
過去3年間の倍率は以下のようになっています。
2023年度入試 | 2022年度入試 | 2021年度入試 | |
商学部 フレックス複合コース | 2.9 | 2.1 | 2.2 |
出願条件が比較的易しいところに対し、年度によって多少ばらつきはありますが、倍率もそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。
以上、同志社大学商学部のAO入試についてご紹介しました。
提出書類の量や英語でのプレゼンテーションなど、大変な入試になるかと思います。
しかし、事前に準備をしておけば安心して受験に臨めます。
過去の自分の活動を振り返り、社会に対する問題意識や大学で学びたいことを明確にしましょう。
自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。
話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。
★同志社大学の他の学部の情報をチェックしたい方は https://sogogata-concierge.com/column/doshisha-univ/
★無料の面談サービスを利用して、総合型選抜の塾選びの相談をしたい方は https://sogogata-concierge.com/column/about-introduction-service/