明治学院大学心理学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介

私立大学群「成成明学」の1つである、明治学院大学。

偏差値としては、日東駒専よりも上で、MARCHの下に位置しており、中堅〜難関クラスの私立大学です。キャンパスは東京都の白金キャンパスと神奈川県の横浜キャンパスが設置されており、おしゃれで明るいイメージのある大学です。キリスト教の精神を軸とした教育をおこなっており、「DO FOR OTHERS(他社への貢献)」という教育理念を掲げています。また、国際教育や交流に力を入れており、留学制度や海外ボランティアなどの世界とつながるチャンスが非常に多いです。

その中でも心理学部は基礎から臨床に至るまでの、心理学の幅広い範囲を学ぶことができます。卒業生は一般企業だけでなく、医療・教育・福祉などのさまざまな分野で援助職として活躍しています。そして、心理学部ならではのカリキュラムも存在し、国家資格である公認心理師のカリキュラムがその一つです。

この記事では、そんな明治学院大学心理学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!

◆明治学院大学心理学部の総合型選抜の名称

明治学院大学心理学部の総合型選抜入試は「総合型選抜」という募集がなされています。

◆明治学院大学心理学部のアドミッションポリシー

各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。

明治学院大学の入試要項には以下の通りに記載されています。

心理学部は、明治学院大学の「入学者の受入れに関する方針」に基づき、心理学部の定める「人材養成上の目的・教育目標」に照らして、心理学部の「卒業の認定・学位授与に関する方針」および「教育課程の編成および実施に関する方針」に沿って、次のとおり「入学者の受入れに関する方針」を定める。

  1. 求める人材像
    1. 心理学部における教育課程に取り組む前提として、知識・技能、思考力・判断力・表現力等において、高等学校等で修得すべき基礎的な能力を身につけている。
    2. 本学の教育理念である“Do for Others(他者への貢献)”を理解・共感し、現代社会に生起する様々な問題に関心をもち、心理学の主体的な学びを通して共生社会の担い手となる意欲をもっている。
    3. 心理学部への入学を希望する学生には、心理学部の教育理念「こころを探り、人を支える」の意義を理解し、心理学科あるいは教育発達学科が求めている意欲や興味・関心をもっている。
  2. 入学者選抜の基本方針
    上記「求める人材像」に掲げる基礎的な能力、意欲や興味・関心をもっているか否かを評価する。
  3. 入学者選抜の種類と評価方法
    入学者選抜にあたっては、「一般入学試験」または「特別入学試験」を行い、上記「入学者選抜の基本方針」に則って評価する。

学科の入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

心理学科 | 教育発達学科

入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)とは
入学者の受入れに関する基本方針であり、教育上の理念・方針に沿って、受験生に求める能力・意欲・経験・適性等や選抜方法を示している。

◆出願条件・日程

明治学院大学法学部 「総合型選抜」には出願条件に制約があります。

に出願する場合は、以下の要件を満たすこと。

以下の条件のすべてを満たす者。

共通出願資格

(1) 文部科学省の定める大学入学資格のいずれかを有する者、または2024年3月31日(9月入学の場合は2024 年8月31日)までに有する見込みの者 

(2) 出願する学科を第一志望とし、入学を確約できる者

学部独自の出願資格 (心理学科)

以下の1. 2. 3.をすべて満たす者

 1. 共通出願資格を満たす者(p.8参照)

 2. 出願時点の最新の調査書で英語・数学・国語3教科合計の評定平均値が 3.8以上の者   評定平均値の算出方法は、「各教科の評定平均値を合算したあと、教科数(3)で除す」とする。 なお、算出した評点平均値の四捨五入はしない。

 3. (1) 高校時代に第三者にアピールできる優れた実績・能力・経験のある者 (例えば、課外活動・校外活動などでの優れた実績、海外における異 文化体験、芸術文化活動での活躍など)  (2)コミュニケーション能力に優れた者

学部独自の出願資格 (教育発達学科)

以下の1. 2.をすべて満たす者 

1. 共通出願資格を満たす者(p.8参照) 

2. 以下の項目において、いずれか一つを満たす者  

(1) 実用英語技能検定(英検) 2級以上合格または、 受験級・合否を問わずCSEスコア総合点1980点以上  

(2)TEAP(4技能合計スコア) 225点以上  

(3) GTEC(4技能合計スコア) 930点以上 (2023年3月31日までに受験した場合は960点以上)  

(4)英語の評定平均値が4.0以上  

(5)国語の評定平均値が4.0以上  

(6) 数学・理科・地理歴史・公民の4教科のうち、2教科の評定平均値 がともに4.0以上  

(7)全体の評定平均値が3.8以上

日程は以下の通りとなっています

出願期間 2023年9月25日~9月29日

試験日

一次審査:書類選考

一次審査合格発表日:2023年12月26日

二次審査:2023年11月19日

二次審査合格発表日:2023年12月8日

◆試験内容

AO:A制度

1、一次選考:書類審査 

出願書類をもとに書類選考を行います。

心理学科の提出書類で重要になるのは志望理由書(800字程度)です。「 高校時代に第三者にアピールできる優れた実績・能力・経験のある者」 という出願条件の内容について、「あなたらしさ」と関連図けて書く必要があります。

教育発達学科の提出書類で重要になるのは自己アピール書(A4用紙二枚)です。形式は問わず、アドミッションポリシーに照らして、高校時代に取り組んだことを踏まえて志望理由を書く必要があります。自分の強みを高校時代の経験から分析し、文章に落とし込む必要があります。しっかりと対策をしましょう。

2、二次選考 :面接、小論文、

明治学院大学国際学部の二次試験では面接が課されています。面接の内容は志望理由を中心に、高校での活動や受験生がアドミッションポリシーに合致するかどうかを問われる可能性が高いです。過去・現在・未来の軸がしっかりと通っていることがアピールできるように準備をしておく必要があります。小論文は長文の読み取りと本文に対しての意見を求められます。論理的な文章がかけるように練習しましょう。

◆募集人員・倍率情報

募集人員・倍率情報はこのようになっています。

定員202320222021
心理205.27.75.6
教育発達102.73.44.0

以上、明治学院大学心理学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

コンセプトが明確な学部であるだけに、そこに対していかに自分が目標を持ち、学びたい気持ちを持っているか、論理的に熱意をもって伝える必要がありそうです。

自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

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