明治学院大学社会学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介
2024/09/24
私立大学群「成成明学」の1つである、明治学院大学。
偏差値としては、日東駒専よりも上で、MARCHの下に位置しており、中堅〜難関クラスの私立大学です。キャンパスは東京都の白金キャンパスと神奈川県の横浜キャンパスが設置されており、おしゃれで明るいイメージのある大学です。キリスト教の精神を軸とした教育をおこなっており、「DO FOR OTHERS(他社への貢献)」という教育理念を掲げています。また、国際教育や交流に力を入れており、留学制度や海外ボランティアなどの世界とつながるチャンスが非常に多いです。
その中でも社会学部はゼミ制度が充実していることが特徴です。二年生に進級すると文化とメディア、生命とアイデンティティ、環境とコミュニティの3コースの中から一つのコースを選択し、それぞれフィールドワークなどの体験学習を通して実践的な学びを提供しています。また、ゼミ以外の授業で少人数クラスも多数開講されていることも特徴の一つです。
この記事では、そんな明治学院大学社会学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!
◆明治学院大学社会学部の総合型選抜の名称
明治学院大学社会学部の総合型選抜入試は「総合型選抜」という募集がなされています。
◆明治学院大学社会学部のアドミッションポリシー
各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。
明治学院大学社会学部のアドミッションポリシーはこのように記載されています。
社会学部は、明治学院大学の「入学者の受入れに関する方針」に基づき、社会学部の定める「人材養成上の目的・教育目標」に照らして、社会学部の「卒業の認定・学位授与に関する方針」および「教育課程の編成および実施に関する方針」に沿って、次のとおり「入学者の受入れに関する方針」を定める。
- 求める人材像
- 社会学部における学びに取り組む上で、知識・技能、思考力・判断力・表現力等において、高等学校等で修得すべき基礎的な能力を身につけている。
- 本学の教育理念である“Do for Others(他者への貢献)”および社会学部の教育方針や教育目標に興味と関心を持ち、社会学の主体的な学びを通して共生社会の担い手となる意欲をもっている。
- 社会学部では、とくに次の特性を持つ学生の入学を期待する。
- 自分の身のまわりのことから地域、世界に生起している事柄を多様な角度から考えてみたい人
- テーマにそって資料を調べ、さらに調査や実践(実習)を行い、そこで得られたデータをもとに考えをまとめてみたい人
- まとめ上げた自分の考えを、口頭や文章で適切に表現でき、他者に伝えることができる人
- なお,さまざまな経験を持った学生が共に学ぶことが,他者との出会い,社会への理解にとって重要と考え,一芸に秀でた能力を持つ人,あるいは,高校等の新卒者だけではなく広く現場を知る社会人や海外からの留学生を受け入れる。
- 入学者選抜の基本方針
上記「求める人材像」に掲げる基礎的な能力、意欲および特性をもっているか否かを評価する。 - 入学者選抜の種類と評価方法
入学者選抜にあたっては、「一般入学試験」または「特別入学試験」を行い、上記「入学者選抜の基本方針」に則って評価する。
◆出願条件・日程
明治学院大学社会学部 「総合型選抜」には出願条件に制約があります。
に出願する場合は、以下の要件を満たすこと。
以下の条件のすべてを満たす者。
共通出願資格
(1) 文部科学省の定める大学入学資格のいずれかを有する者、または2024年3月31日(9月入学の場合は2024 年8月31日)までに有する見込みの者
(2) 出願する学科を第一志望とし、入学を確約できる者
社会学科:A制度
以下の1. 2.をすべて満たす者
1. 共通出願資格を満たす者
2. 以下の項目においていずれか一つ以上に該当する者(複数選択可)
(1) 文学については、高校時代に新人文学賞の受賞経験ないし入賞経験を 有する、もしくは自作の小説、評論、詩などが文学雑誌に掲載された 経験を有する者。ただし、同人誌、あるいは商業誌における読者コー ナー、新聞等の投書欄のたぐいは不可
(2) スポーツについては、高校時代に個人として都道府県大会においてベ スト4以上の実績を有する者。団体の場合は、レギュラー選手として 全国大会への出場経験があるか、都道府県大会において、ベスト4以 上の実績がある者。あるいは海外の大会において優れた成績を残した 者
(3) 文学以外の文化活動については、高校時代に全国レベルのコンクール における入賞経験があるか、公募制の新人賞における受賞経験ないし 入賞経験がある者、もしくは各分野における活動実績(雑誌掲載、舞台 出演ないし演出、テレビや映画への出演等)を明示的に証明しうる者
(4) 継続的な社会活動については、高校時代にいかなる機関に属してどの ような活動に勤しんだのか、またその場所や期間、活動実績等を明示 的に証明しうる者
(5) 出願時点で、日本における中学校・高等学校の教育期間に相当する時 期に、海外において2年以上継続して在学した者
(6) 入学時点で、国内の外国人学校に、日本の高等学校または中等教育学 校(後期課程)と同等の課程の最終学年を含め3年以上在学した者もし くは在学する見込の者
なお、(3)は音楽、絵画など芸術活動、まんが、書道等、さまざまな分野 が考えられるので、ここで明記はできない。
社会福祉学科:A制度
以下の1. 2.をすべて満たす者
1. 共通出願資格を満たす者
2. 全体の評定平均値が3.5以上の者
日程は以下の通りとなっています
出願期間 2023年9月25日~9月29日
試験日
一次審査:書類選考
一次審査合格発表日:2023年12月26日
二次審査:2023年11月19日
二次審査合格発表日:2023年12月8日
◆試験内容
AO:A制度
1、一次選考:書類審査
出願書類をもとに書類選考を行います。提出書類で重要なものは調査書、自己推薦分(1000〜2000字)です。ほかの学部と比べて字数が多く厄介ですが、各内容はあまり変わりません。志望理由書の内容は、どうしてこの大学に入りたいのか、この学部や大学でないといけない理由は何かなどです。具体的かつ明快に書くと良いでしょう。
2、二次選考 :面接
明治学院大学文学部の二次試験では面接が課されています。面接の内容は志望理由を中心に、高校での活動や受験生がアドミッションポリシーに合致するかどうかを問われる可能性が高いです。過去・現在・未来の軸がしっかりと通っていることがアピールできるように準備をしておく必要があります。そして、社会や福祉に関する基本知識についての質問がある可能性があります。日ごろからニュースなどの知識を入れて、社会情勢についての質問にこたえられるように対策しましょう。
◆募集人員・倍率情報
募集人員・倍率情報はこのようになっています。
定員 | 2023 | 2022 | 2021 | |
社会 | 10 | 3.4 | 6.8 | 5.7 |
社会福祉 | 20 | 1.5 | 3.1 | 1.5 |
以上、明治学院大学社会学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。
コンセプトが明確な学部であるだけに、そこに対していかに自分が目標を持ち、学びたい気持ちを持っているか、論理的に熱意をもって伝える必要がありそうです。
自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。
話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。
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