成城大学社会イノベーション学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介

都内の私立大学の一つの成城大学。キャンパスは世田谷区に設置されており、落ち着いた学習環境と徹底した少人数教育が特徴の人気のある大学です。大学群「成成明学」のひとつで、偏差値的には中堅〜難関に位置づけられています。そのため、就職での評判も高い大学です。また、大学だけでなく幼稚園から大学まで運営しており、すべて敷地内にあるのが特徴です。

その中で社会イノベーション学部は2005年に設置されたほかの学部と比べて新しいことが特徴です。学ぶ内容は主にイノベーションを根幹としてそれを取り巻く社会の諸問題を発見、解決するというものです。卒業生の就職率が98.7%と非常に高く、就職先もマスコミ、建設、不動産とさまざまな業界があり、選択肢が多いことも特徴の一つです。

この記事では、そんな成城大学経済学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!

◆成城大学社会イノベーション学部の総合型選抜入試の名称

成城大学社会イノベーション学部の総合型選抜入試は「総合型選抜」という名称で募集がなされています。

◆成城大学社会イノベーション学部のアドミッションポリシー

各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。

成城大学社会イノベーション学部の入試要項にはこのように書いてあります。

(要項より抜粋)

社会イノベーション学部は,その人材育成の目的を達成するために,入学者には,以下のような学力,関心等を有することを求める:

(a)イノベーションに関する知識を修得するために必要な基礎的学力;

(b)日本語及び英語の基礎的活用能力;

(c)自己を成長させることにより社会に貢献しようとする意欲;

(d)イノベーションに関する興味と、関連する問題の発見・解決に自律的に取り組む関心。

「イノベーション」という言葉の理解が求められています。定義や意味を理解し、志望動機に組み込むことが重要になります。

◆出願条件・日程

成城大学社会イノベーション学部の総合型選抜入試には出願条件に制約があります。

社会イノベーション学部の総合型選抜(旧AO入試)に出願できるのは、以下のいずれかに当てはまる人です。

出願資格①:(ア)〜(ケ)のいずれかに該当する者

(ア)高等学校又は中等教育学校を2022年3月卒業見込みの者
(イ)高等学校又は中等教育学校を卒業した者
(ウ)通常の課程による12年の学校教育を修了した者(通常の課程以外の課程によりこれに相当する学校教育を修了した者を含む。)、又は2022年3月修了見込みの者
(エ)外国において、学校教育における12年の課程を修了した者、若しくは2022年3月までに修了見込みの者、又はこれらに準ずる者で文部科学大臣の指定した者
(オ)文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程又は相当する課程を有するものとして認定又は指定した在外教育施設の当該課程を修了した者、若しくは2022年3月までに修了見込みの者
(カ)専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満たすものに限る。)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以後に修了した者、又は2022年3月までに修了見込みの者
(キ)文部科学大臣の指定した者
(ク)高等学校卒業程度認定試験規則(平成17年文部科学省令第1号)により文部科学大臣の行う高等学校卒業程度認定試験に合格した者(旧規定による大学入学資格検定に合格した者を含む。)、又は2022年3月までに合格見込みの者
(ケ)本大学において、個別の出願資格審査により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で、2022年3月31日までに18歳に達する者 

以下の英語検定試験のスコアを証明できる者

出願資格②

 実用英語技能検定  CSE 1,728 点以上  

GTEC (4技能オフィシャルスコア) 680 点以上

TEAP(4技能) (TEAP CBTではない)135 点以上

 TEAP CBT 235 点以上

TOEFL iBT® 30 点以上

 IELTS™(Academic Module) 3.0 以上

日程については

・一次選考出願時期 9月5日~15日 (一次選考は書類審査)

・一次選考     10月7日  

・一次選考合格発表日 10月13日

・二次選考出願期間  10月10日~10月28日

・二次選考試験日 11月5日 (小論文、面接)

・二次選考合格発表日 11月10日

◆試験内容

①書類審査・論述審査

②小論文・口頭試問

①書類審査・論述審査・英語についての基礎学力審査

 

 一次選考は出願書類による書類審査、論述審査、そして英語についての基礎学力審査の3つが課されます。

書類審査は受験生が提出した書類を大学側が評価し、合否が決定します。

論述審査は事前に発表される課題図書に基づいて出題されます。過去の課題図書は「同調圧力の正体」というタイトルの文章で社会問題に関する課題が出される傾向にあります。英語についての基礎学力審査は英語の文章問題が出題されます。一定の英語力が求められているのでしっかりと対策しましょう。

②面接

成城大学社会イノベーション学部の二次審査は面接が課されています。志望理由を中心に、高校での活動や受験生がアドミッションポリシーに合致するかどうかを問われる可能性が高いです。過去・現在・未来の軸がしっかりと通っていることがアピールできるように準備をしておく必要があります。

また、社会問題についての関心を質問される可能性が高いので、日ごろからそういった知識を身に着けることが対策となるでしょう。

◆募集人員・倍率情報

定員2023年2022年2021年
政策イノベーション1043.34.1
心理社会103.53.64.7

以上、成城大学社会イノベーション学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。

自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

★成城大学の他の学部の情報をチェックしたい方は https://sogogata-concierge.com/column/seijo-univ/

★無料の面談サービスを利用して、総合型選抜の塾選びの相談をしたい方は https://sogogata-concierge.com/column/about-introduction-service/