成蹊大学法学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介

私立大学群「成成明学」の1つである、成蹊大学。

吉祥寺にキャンパスを構える大学で、政治家などの有名人を多数輩出していることで有名です。偏差値としては、日東駒専よりも上で、MARCHの下に位置しており、中堅〜難関クラスの大学と言えるでしょう。また、成成明学獨國武という大学群の中でも人気や偏差値はトップクラスであり競争率の高い大学です。

その中で法学部は法律学科と政治学科の2学科制となっており、歴史のある学部です。公務員試験対策講座などの資格取得に向けたプログラムが充実していることが特徴です。

この記事では、そんな成蹊大学法学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!

◆成蹊大学法学部の総合型選抜入試の名称

成蹊大学法学部の総合型選抜入試は「AOマルデス入試」という募集がなされています。

◆成蹊大学法学部のアドミッションポリシー

各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。

成蹊大学のAOマルデス入試の入試要項には以下のように記載されています。

(求める学生像)

・希望する専攻分野のみならず、広く自然・社会・文化に旺盛な好奇心がある。

・向上心を持ち、大学で学んだ知識を活かして社会に貢献したいという意欲がある。

・希望する専攻分野で学修することができる基礎的学力を有する。

法学部が最も誇りとする教育面の特色は、充実した少人数教育の環境を提供していることです。しかし、環境が充実していればそれだけで充分、とはいえません。

ゼミの成否は、そこに参加する学生がどれだけ積極的な態度を示すかに大きくかかっているからです。

ゼミに旺盛な意欲で参加し、ゼミを引っ張る学生──

法学部がAOマルデス入試で求めているのはそうした学生です。

① コミュニケーション能力に富んでいること

社会のできごと全般に幅広い関心をもち、自分の意見を論理立てて他者に伝え、他者の意見にも誠実に耳を傾ける力、つまり他者と関心を共有しつつ、自分の意見を明確にしていく能力に富んでいることです。単に調整能力に富み、ゼミのまとめ役になる学生を望んでいるのではありません。

② 他者とのかかわりを深いところから支える「強い個性」があること 他者に伝えるに足る個性、他者が学ぶに足る個性をもった者どうしが集まってこそ、コミュニケーションが、また、ゼミが豊かに花開くから、という理由によるものです。そうなったとき、ゼミはまるで場面に応じて誰もが次々に主役を演じるドラマの舞台のようになるはずです。

これらの資質は、各種の審査を通じて多角的に評価されます。具体的には、書類審査、資料読解力・文章表現力審査、討論力審査(社会人特別受験・外国人特別受験の場合は自己表現力審査)の3種類の審査によって、「コミュニケーション能力」とそれを支える「強い個性」を評価します。法学部 AO マルデス入試は、「強い個性」とそれに裏打ちされた「コミュニケーション能力」に富む学生を期待します。

◆出願条件・日程

成蹊大学法学部「AOマルデス入試」には出願条件に制約があります。

に出願する場合は、以下の要件を満たすこと。

以下の条件のすべてを満たす者。

■ 成蹊大学の各学部で学修することを強く志望し、合格した場合は、必ず本学に入学する者。

■ 自分の将来に明確な目標を持ち、それに向かって努力していること。

■ 成蹊大学の志望する学部が自分の将来の目標の実現に役立つものであること。

■ 2024年3月31日までに、18歳に達する者。

(以下、「高等学校」には中等教育学校を含む)

■ 高等学校を卒業した者、および2024年3月卒業見込みの者。

■ 通常の課程による12年の学校教育を修了した者、および2024年3月修了見込みの者。

■ 学校教育法施行規則第150条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者、および2024年3月31日までにこれに該当する見込みの者。

成蹊大学AOマルデス入試に外国語関係の資格や平均評定などの出願条件はありません。

・日程

出願期間 2023年9月20日~10月4日

・試験日

一次審査:書類選考

二次審査:2023年11月11日

・合格発表日

一次審査 2023年11月2日

二次審査 2023年11月20日 (いずれも午前10時予定)

◆試験内容

1、一次選考:書類審査 

出願書類をもとに書類選考を行います。提出書類で重要なものは志望理由書、活動報告書、学習計画レポートです。課題レポートなどの提出が求められていないため、志望理由書の内容が直接選考に関係します。評価点は内容の明確さや具体的に説明できているものほど高い評価が得られます。

2、二次選考 :筆記試験、面接(グループ討論)

二次審査は筆記試験形式の「資料読解・文章表現力検査」とグループディスカッション形式の「討論力審査」の2つに分かれています。

資料読解・文章表現力検査は配布された資料を読み解きそれに関する試験を解きます。自分の意見を表現する文章力と、指定された字数にまとめる思考力が必要です。

討論力審査は課題レポートの内容について少人数での討論が行われます。この審査ではメモや資料を持ち込むことができると記載されています。自分の意見をどのように相手に伝えるかなどを試験の前に練る必要があります。信頼できる講師と一緒に対策しましょう。

◆募集人員・倍率情報

募集人員・倍率情報はこのようになっています。

定員202320222021
法律学科62.74.51.8
政治学科42.52.11.8

以上、成蹊大学法部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

コンセプトが明確な学部であるだけに、そこに対していかに自分が目標を持ち、学びたい気持ちを持っているか、論理的に熱意をもって伝える必要がありそうです。

自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

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