明治大学国際日本学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介

受験生に人気の難関私立大学の1つ、明治大学。

他の学部は1年、2年生の時には和泉キャンパス、3、4年生になると駿河台キャンパスに通うことになりますが、国際日本学部の学生は4年間中野キャンパスで学びます。

中野キャンパスには「文理融合」「地域連携」というコンセプトがあり、国際日本学部以外では総合数理学部の学生が使用するキャンパスとなっていあす。

GMARCHの中でも特に人気が高く、一般入試の難易度も高い大学です。

中でも国際日本学部はほかの学部に比べて英語での授業の割合が高く、学生の20%程度が留学生であるという特徴を持っています!

この記事では、そんな明治大学国際日本学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!

◆明治大学国際日本学部の総合型選抜入試の名称

明治大学文学部の総合型選抜入試は「国際日本学部自己推薦特別入試」という名称で募集がなされています。

◆明治大学国際日本学部のアドミッションポリシー

各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。

明治大学国際日本学部の入試要項にはこのように書いてあります。

(要項より抜粋)

国際日本学部は、21世紀の地球社会に貢献できる人材の養成を最大の目標としています。本学部で養成を目指すのは、日本の文化・社会に対する深い知識と理解力をそなえていると同時に、世界の各地域の文化・社会に関する十分な教養をそなえ、さらに英語・日本語による高度な発信力を身につけ、そうした力を十二分に発揮できる主体性を備えた、人間性豊かな人材です。そのために、伝統的な日本文化に加え、今日世界の注目を集めている現代日本文化及び企業・産業などの社会システムの教育・研究、さらに集中的な言語教育と異文化間教育、充実した国際文化・社会の教育・研究を行います。このような教育方針に基づき、国際日本学部では、次のような学生の選抜に努めています。

(1)世界から注目を集めている日本のアート、文学、マンガ、アニメ、演劇、映画、ファッション等と、古典的な芸能、美術、思想、宗教などを学際的観点から探究したい者

(2)日本の社会の基盤をなす企業・産業のシステムについて興味を持ち、その仕組みを追究したい者

(3)国際関係の諸問題や、世界の各地域の文化・社会・経済・歴史に関心をもち、国際的な視野を養いたい者

(4)英語・日本語で論理的に考える思考力を身につけるとともに、どのような場面でも、的確かつ効果的に英語・日本語でコミュニケーションする力を身につけたい者

(5)「世界の中の日本」を明確に意識し、国際的な舞台での活躍を目指す者

(6)多様な文化や国際交流に興味があり、多文化共生社会の進展に貢献することを目指す者

(7)日本語を日本文化の基礎として捉え、日本語に関する高度な教養と知識を修得する意欲を有する者

これをみると明治大学国際日本学部は多様な文化に興味を持っている、英語や日本語などのコミュニケーション能力が高い、または身に着けたいという意欲のある学生を求めていることがわかりますね。グローバルシチズンシップはこれからの時代に不可欠ですが、国際日本学部ではまず日本人としての自国をしっかり理解することも求めているように感じられます。

◆出願条件・日程

明治大学国際日本学部の総合型選抜入試には出願条件に制約があります。

高校での全体の評定平均が4.0以上であり、英語資格で下記の基準を満たしている必要があります。

(入試要項より抜粋)

このように、英検で準一級レベルの資格と高い評定を両方持っていないと挑戦できません。

日程については

・一次選考出願時期 2023年は9月19日~25日 (一次選考は書類審査)

・一次選考合格発表日 11月13日

・二次選考出願期間 2023年は11月13日~11月17日

・二次選考試験日 11月25日 (小論文、面接)

・二次選考合格発表日 12月5日

二次選考は中野キャンパスで実施されます。

また、二次試験は1日のみです。

◆試験内容

①書類選考

②小論文・口頭試問

①書類選考

受験生が提出した書類を大学側が評価し、合否が決定します。提出書類で重要となってくるのは「エントリーシート」と「志望理由書」です。

志望理由書のテーマは、「国際日本学部で学びたいことと自分の将来像について、自筆で最低800字以上記入すること。」となっています。

エントリーシートでは自分の出願資格として選択した活動実績について1600字で記入します。

選択する活動実績は下記のいずれかです

ア. 都道府県以上の大会・コンク-ル・展覧会などにおいて優秀な成績を収めた者

イ. 生徒会活動においてめざましい活躍をした者

ウ. 資格(英語以外の語学検定や国家資格など)を有する者

エ. 学校外での諸活動(クラブ活動・ボランティア活動など)においてめざましい活躍をした者

オ. その他、 国内もしくは国外における優れた活動実績を有する者

②小論文・口頭試問

明治大学国際日本学部は小論文と面接で選考しています。小論文の問題形式は課題文を読み、それに対する自分の意見を1000字程度で問う形となっています。ここでは課題文を要約する力や文章力が必要になります。

また、面接の内容は王道と言えます。志望理由を中心に、高校での活動や受験生がアドミッションポリシーに合致するかどうかを問われる可能性が高いです。過去・現在・未来の軸がしっかりと通っていることがアピールできるように準備をしておく必要があります。

このあたりは必ず信頼できる教員や塾講師など、第三者と練習をし、一貫性があって魅力的なストーリーが表現できているかどうかを確認してください。

◆募集人員・倍率情報

募集人員はわずか6名となっています。

2023年2022年2021年
国際日本学部3.77.3

英検準一級相当の資格と評定平均4.0以上という高い出願条件にもかかわらず、他大学と併願可能なためか、競争率は高めとなっています。英検準一級を持っている学生はぜひ挑戦してほしい試験です。

以上、明治大学国際日本学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。

自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

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