青山学院大学地球社会共生学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介
2024/09/14
受験生に人気の難関私立大学であるMARCHのうちの1つ、青山学院大学。
青山キャンパスと相模原キャンパスの2つのキャンパスを設置しており、青山キャンパスは表参道駅から徒歩5分、渋谷駅から徒歩10分と立地がとてもよく、周囲は娯楽施設も充実していて、大学生らしいキャンパスライフを送ることができます。また、駅伝などの部活動でも優秀な成績を残しているので、全国での知名度も高いです。そのため、人気も一般入試の難易度も高い大学です。
その中で地球社会共生学部は相模原キャンパスに設置されており、地球の様々な課題について学び、より良い地球社会の創出に貢献する学生を養成することを目標とした学部です。
この記事では、そんな青山学院大学地球社会共生学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!
◆青山学院大学地球社会共生学部の総合型選抜入試の名称
青山学院大学地球社会共生学部の総合型選抜入試は「自己推薦入試」という名称で募集がなされています。
◆青山学院大学地球社会共生学部学部のアドミッションポリシー
各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。
青山学院大学の入試要項にはこのように書いてあります。
(要項より抜粋)
知識・技能
・国語、外国語、地理歴史、公民、数学などについて、内容を理解し、高等学校卒業相当の知識を有している。
思考力・判断力・表現力
・自己表現力、論理的思考力を有している。
・グローバルな諸課題について考え、判断して、自分の意見を表現できる力を有している。
意欲・関心・態度
・グローバルな諸課題に対し、強い好奇心・関心を有している。
・その問題を解決する方法を学びたいという探究心を有している。
・知識を得ることだけでなく、体験すること、行動することに意欲を有している。
・グローバル人材に必要な英語資格を目指して持続的に学習する意欲を有している。
グローバルシチズンシップを持ち、差別や貧困・飢餓といった地球規模の課題の解決に関心と意欲を抱いている人を求めていることがわかりますね。
◆出願条件・日程
青山学院大学地球社会共生学部の総合型選抜入試には出願条件に制約があります。
地球社会共生学部の出願条件は
(1)現役のみ
(2)《出願資格一覧表》の「自己アピールできる分野」A~Dのいずれかに該当し、自身の氏名
が記載されている公的な資料や書類を提出できる者。(高等学校在籍中の活動を対象とする)「自己アピールできる分野」が複数ある場合は、最も優れていると思うものを1つ選ぶ。
※3 海外留学経験者の留学期間は、交換留学(高等学校在籍で帰国後卒業単位として単位認定を受け
る留学)で3か月以上、1年半未満とする。
※4 高校時代に自身が積極的に取り組んだボランティア活動の内容(団体の説明・具体的な活動の内
容等)を公的な資料により証明できる者。
※5・6 高校時代に全国レベルの大会において入賞・出場経験がある者、もしくは同等以上の活動実績を上げていると証明できる者。(団体での活動の場合は、上記大会で成績をおさめたチームの一
員である者
(青山学院大学入試要項より抜粋)
英語資格をアピールしたい場合は英検準一級以上、それ以外の場合は英検二級以上所持で出願できます。高校の評定平均はどの方式でも3.8以上必要です。
日程については
第一次審査
Web出願登録期間:9月1日~9月15日
出願書類提出期間 :9月12日~9月15日
合格発表期間:10月21日~11月5日
第二次審査(第一次審査合格者のみ対象)
試験日:11月5日
合格発表期間:11月14日~11月28日
入学手続書類提出締切日:11月28日
◆試験内容
①書類選考
受験生が提出した書類を大学側が評価し、合否が決定します。提出書類で重要となってくるのは、志望動機・理由書(1600字)です。ここでしっかりと自分の強みや活動をアピールできているかが重要になってきます。アピールの内容はA、英語資格高得点保持者、B,海外留学経験者、C,ボランティア活動、D,スポーツに優れたもの、E.文化・芸術分野に優れた者、F.実用数学技能検定取得者、 G.海外就学経験者のうちの一つから選択し、記入します。
「これまで取り組んできたことや実績、得られた学びや経験を説明し、自己アピールしてください。
そして、本学部に入学後何を学びたいか、学習計画と目標を記入してください。」という指示が書いてありますので、入学後の学習計画や目標にも触れなければなりません。総合型選抜においては当たり前のこととも言えますが、自分が大学に入って何を学びたいのか、熱意をこめつつも端的に表現できるように準備しておきましょう。
②小論文・口頭試問
地球社会共生学部は二次試験に、小論文と面接を課しています。
小論文のテーマは地球規模の問題について問われる傾向にあります。例えば2019年度には「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」の一部を題材として、世界が共同で取り組むべき課題や、日本が取り組むべき内容についての意見が問われました。まさに地球市民としてのあり方が問われる内容です。試験時間は例年60分ですので、すぐに自身の考えをまとめて文章化する練習が必要になるでしょう。
面接でも、やはり環境問題や社会的問題について聞かれる傾向にあるので、対策が必要です。それに加えて志望理由を中心に、高校での活動や受験生がアドミッションポリシーに合致するかどうかを問われる可能性が高いです。過去・現在・未来の軸がしっかりと通っていることがアピールできるように準備をしておく必要があります。
このあたりは必ず信頼できる教員や塾講師など、第三者と練習をし、一貫性があって魅力的なストーリーが表現できているかどうかを確認してください。
◆募集人員・倍率情報
募集人員・倍率情報はこのようになっています。
定員 | 2023年 | 2022年 | 2021年 | |
地球社会共生 | 31 | 2.6 | 3.3 | 3.8 |
以上、青山学院大学地球社会共生学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。
コンセプトが明確な学部であるだけに、そこに対していかに自分が目標を持ち、学びたい気持ちを持っているか、論理的に熱意をもって伝える必要がありそうです。
自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。
話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。
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