法政大学理工学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介

関東の難関私立大学群「GMARCH」のひとつである、法政大学。

1880年に発足した日本最古の私立法学校「東京法学社」をルーツとしています。創立以来、「自由と進歩」の精神で、近代日本社会の建設に向けたリベラルでプログレッシブな教育と研究を展開してきました。現在はGMARCH最多の15の学部から構成される総合大学となり、毎年多くの受験生が受験する人気の私立大学となっています。東京六大学の一つでもあり、知名度が高い大学です。

理工学部は、理工系分野をカバーする5学科を有しています。人工知能(AI)、ロボット、電気自動車、航空・宇宙、次世代通信など、最先端の研究・教育を行なっており、科学技術を用いて夢を形にし、未来を創造することを目指しています。所属する学科の枠を超えて、他学科の授業を履修することが可能で、自分の学習目的に応じた履修モデルを設定して横断的に学ぶことができます。

この記事では、そんな法政大学理工学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!

◆総合型選抜入試の名称

法政大学理工学部の総合型選抜入試は、「理工学部 機械工学科 航空操縦学専修(自己推薦入試)」という名称で募集がなされています。

◆法政大学理工学部のアドミッションポリシー

各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。

法政大学の公式ホームページにはこのように書いてあります。

(公式ホームページより抜粋)

理工学部では、以下のような人材を受け入れる。

1.入学後の理工学分野の修学に必要な基礎学力を備えている。

2.入学後の修学に必要な言語能力とグローバルな意識を有する。

3.理工学分野に関心をもち科学技術を社会に生かす意欲を有する。

4.社会的適応性を持ち、自発性、自由な発想力を有する。

下記のように多様な入試経路を設け異なる背景をもって入学した多様な資質を持つ学生が互いに啓発し合い、相互に切磋琢磨する教育環境を提供する。

●一般選抜(学部・学科に重要な基礎学力のレベルの高い学生を選抜する)

●T日程および英語外部試験利用入試(出願資格型)(全国から主要科目の基礎学力を重視し学生を選抜する)

●大学入学共通テスト利用入試(バランスのとれた学力を有する学生を全国から集めることを目的とし、基礎学力に注目した選抜を行う)

●指定校推薦入試(豊かな自発性、指導性、自由な発想力を重視して指定する高校から優秀な学生を受け入れる)

●付属校推薦入試(高大連携により特色ある教育の実践を目指し意欲のある付属校生を受け入れる)

●帰国生入試・外国人留学生入試(国際性を身につけた学生を受け入れる)

●スポーツ推薦入試(学業とスポーツを両立できる優れた人材を受け入れる)

なお、いずれの経路の入学生にも高校で履修する理系科目及び英語について、入学時十分な基礎的素養を持つことが要求される。また、障がいのある学生についても可能な限り受け入れる方針である。

公式HPのURL:

https://www.hosei.ac.jp/riko/shokai/policy/admission/?auth=9abbb458a78210eb174f4bdd385bcf54

◆出願条件・日程

法政大学理工学部の総合型選抜入試には出願条件に制約があります。

・出願時期  2023年9月26日(火)~10月6日(金)

・試験日   【第一次選考】  書類審査のみ

     【第二次選考】 11月10日(金)、11日(土)

・合格発表日  【第一次選考】 10月26日(木)

       【第二次選考】 12月5日(火)

出願条件は以下のとおりです。

また、インターネット出願サイトから印刷した「志望理由書」などの書類も作成して提出する必要があります。

詳細は、入試要項で確認してください。

https://www.guide.52school.com/guidance/net-hosei-tokubetsu/gid/

◆試験内容

①書類審査(第1次選考)

②面接・操縦適性検査(第2次選考)

③航空身体検査(第2次選考)

①書類審査(第1次選考)

第1次選考では、出願書類が総合的に判断されます。「志望理由書」は自身をアピールする書類として重要となりますので、入念に準備しましょう。2024年度入試では、「志望理由書」は、最初に本文の内容をあらわす「見出し」を20字程度で考えてつけたうえで、「理工学部機械工学科航空操縦学専修を志望する理由」、「入学後の抱負」、「あなたの「人物」アピール」について、2000字以内で記載するよう指示がありました。

②面接・操縦適性検査(第2次選考)

第2次選考で行われる操縦適性検査は、コンピュータを利用して、操縦操作の基本的能力や判断能力などを判定します。

面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。「志望理由書」の内容について、より詳しく説明を求められることも想定されます。信頼できる学校の先生や塾の先生と練習し、自信を持って面接に臨むことができるように対策しましょう。

③航空身体検査(第2次選考)

航空操縦学専修では、操縦実習科目があります。操縦実習科目を受講するためには航空身体検査に合格する必要があるため、第2次選考において航空身体検査第一種相当を実施しています。詳細は、学校HP掲載の入試要項で確認してください。

https://www.guide.52school.com/guidance/net-hosei-tokubetsu/gid/

◆募集人員・倍率情報

募集人員は

理工学部 機械工学科 航空操縦学専修 5名 です。

倍率は

2023年度入試2022年度入試2021年度入試
機械工学科航空操縦学専修2.41.93

出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。

以上、法政大学理工学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。

自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

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