法政大学情報科学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介
2024/09/12
関東の難関私立大学群「GMARCH」のひとつである、法政大学。
1880年に発足した日本最古の私立法学校「東京法学社」をルーツとしています。創立以来、「自由と進歩」の精神で、近代日本社会の建設に向けたリベラルでプログレッシブな教育と研究を展開してきました。現在はGMARCH最多の15の学部から構成される総合大学となり、毎年多くの受験生が受験する人気の私立大学となっています。東京六大学の一つでもあり、知名度が高い大学です。
情報科学部は、2000年に「新しい概念づくり」を目標に創設されました。最近注目を集めているAIをはじめ、プログラミング言語、ハードウェア、ネットワーク、アルゴリズムなど、幅広い分野の最先端技術を学ぶことができます。情報科学・技術の激しい進歩の中で、新しい概念や新しいシステムを創れる人材の育成を目指しています。
この記事では、そんな法政大学情報科学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!
◆総合型選抜入試の名称
法政大学情報科学部の総合型選抜入試は、「公募推薦入学試験」という名称で募集がなされています。
◆法政大学情報科学部のアドミッションポリシー
各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。
法政大学の公式ホームページにはこのように書いてあります。
(公式ホームページより抜粋)
本学部が教育理念とする人材を育成するために重視する学生の能力および資質は、①基礎学力、②論理的思考力、③コミュニケーション力、④意欲、主体性、行動力、⑤志望や適性である。高等学校で学んだ基礎学力を身に着け、単なる暗記ではなく、知識を駆使して解を導く論理的思考力を備え、自らの考えを矛盾なく表現し、互いに議論することで切磋琢磨していきたいと望む学生を求める。このため、これらの能力を備えた学生を多様な選抜制度により受け入れる。
●一般選抜(A 方式入試、T 日程入試、英語外部試験利用入試(出願資格型)および大学入学共通テスト利用入試等)
学力を重視した受入を行う。「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」に関して、数学、物理、英語等の試験により、基礎学力の定着度をはかり、論理的思考力とコミュニケーション力の基盤を備えているか確認する。
●学校推薦型選抜(指定校推薦入試、付属校推薦入試、スポーツ推薦入試 等)
自主性・人間性を重視した受入を行う。「知識・技能」に関して、調査書により、高等学校で学んだ学習の達成度を確認する。また、「思考力・判断力・表現力」、「意欲・態度」に関して、志望書により、志望動機や適性をみるとともに論理的な文章作成能力を確認する。さらに、「意欲・態度」に関して、面接試験にてコミュニケーション力、意欲および適性を確認する。
●公募推薦入試、外国人留学生入試 等
学力、及び、自主性・人間性を重視した受入を行う。「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」に関して、筆記試験または外部試験にて、基礎学力と論理的思考力を測る。さらに、「思考力・判断力・表現力」、「意欲・態度」に関して、面接試験等にてコミュニケーション力、意欲および志望や適性を確認する。
公式HPのURL:
https://www.hosei.ac.jp/hosei/daigakugaiyo/rinen/hoshin/ukeire_hoshin/gakubu/#a09
◆出願条件・日程
法政大学情報科学部の総合型選抜入試には出願条件に制約があります。
・出願時期 2023年10月10日(火)~10月20日(金)
・試験日 【第一次選考】 書類審査のみ
【第二次選考】 11月26日(日)
・合格発表日 【第一次選考】 11月17日(金)
【第二次選考】 12月12日(火)
出願条件は以下のとおりです。
また、インターネット出願サイトから印刷した「志望理由書」などの書類も作成して提出する必要があります。
詳細は、入試要項で確認してください。
(https://www.guide.52school.com/guidance/net-hosei-tokubetsu/gid/)
◆試験内容
①書類審査(第1次選考)
②筆記試験「数学」(第2次選考)
③面接(第2次選考)
①書類審査(第1次選考)
第一次選考では、出願書類が総合的に判断されます。「志望理由書」は自身をアピールする書類として重要となりますので、入念に準備しましょう。「志望理由書」は、情報科学部で学びたいことについて、1000~1200字で具体的に記述します。その際に、関連する書籍を1冊以上読んだうえで、必要箇所を引用しながら記述する必要があります。
また、出願の基準となるスコアはありませんが、外部英語試験のスコアの提出が推奨されています。複数のテスト結果を提出することも可能です。
②筆記試験「数学」(第2次選考)
第2次選考では、数学の筆記試験が行われます。試験時間は90分、出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、数学 A・Bです。
詳細は、学校HPの入試要項に過去3年分の過去問が掲載されていますので、参照して対策するようにしましょう。
(https://www.guide.52school.com/guidance/net-hosei-tokubetsu/gid/)
③面接(第2次選考)
面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。「志望理由書」の内容について、より詳しく説明を求められることも想定されます。信頼できる学校の先生や塾の先生と練習し、自信を持って面接に臨むことができるように対策しましょう。
◆募集人員・倍率情報
募集人員は
コンピュータ科学科 5名、ディジタルメディア学科 5名 です。
倍率は
2023年度入試 | 2022年度入試 | 2021年度入試 | |
コンピュータ科学科 | 3.4 | 2.7 | 1.6 |
ディジタルメディア学科 | 1.8 | 2 | 1.8 |
出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。
以上、法政大学情報科学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。
オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。
自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。
話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。
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