法政大学スポーツ健康学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介

関東の難関私立大学群「GMARCH」のひとつである、法政大学。

1880年に発足した日本最古の私立法学校「東京法学社」をルーツとしています。創立以来、「自由と進歩」の精神で、近代日本社会の建設に向けたリベラルでプログレッシブな教育と研究を展開してきました。現在はGMARCH最多の15の学部から構成される総合大学となり、毎年多くの受験生が受験する人気の私立大学となっています。東京六大学の一つでもあり、知名度が高い大学です。

スポーツ健康学部では、スポーツ健康学を「ヘルスデザイン」「スポーツビジネス」「スポーツコーチング」の3つの領域から有機的に追求します。運動学、生理学、医学、ビジネス、教育、心理学などさまざまな視点からの学びが可能です。また、資格取得に必要な実習や、試験対策科目が充実しています。アスレティックトレーナーをはじめ健康運動指導士など、様々なスポーツ系の資格取得や受験資格の取得をサポートしています。

この記事では、そんな法政大学スポーツ健康学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!

◆総合型選抜入試の名称

法政大学スポーツ健康学部の総合型選抜入試は、「自己推薦入学試験」という名称で募集がなされています。

スポーツ健康学部の「自己推薦入学試験」は、「理数系」と「アスリート・トップアスリート系」があります。

◆法政大学スポーツ健康学部のアドミッションポリシー

各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。

法政大学の公式ホームページにはこのように書いてあります。

(公式ホームページより抜粋)

スポーツ健康学部では、先に掲げた教育目標、学位授与の方針に照らして、次のような意欲と能力を備えた学生を受け入れる。

1.入学後の修学に必要な基礎学力を有する者。

2.自ら考え、判断し、表現する一定の能力をもち、その能力をさらに高める意欲を  

       もつ者。

3.物事を多面的かつ論理的に考察することができる者。

4.積極的に他者とかかわり、対話を通じて相互理解に努めようとする態度を有する

       者。

5.「スポーツと健康」にかかわる諸課題に強い関心を有し、その解決を目指して社

       会に積極的に貢献する意欲がある者。

公式HPのURL:

https://www.hosei.ac.jp/sports/shokai/policy/admission/?auth=9abbb458a78210eb174f4bdd385bcf54

◆出願条件・日程

法政大学スポーツ健康学部の総合型選抜入試には、出願条件に制約があります。

・出願時期  2023年10月10日(火)~10月20日(金)

・試験日   【第一次選考】  書類審査のみ

     【第二次選考】 11月26日(日)

・合格発表日  【第一次選考】 11月17日(金)

        【第二次選考】 12月12日(火)

出願条件は、「自己推薦入学試験(理数系)」と「自己推薦入学試験(アスリート・トップアスリート系)」で異なります。

なお、スポーツ健康学部の「自己推薦入学試験(理数系)」、「自己推薦入学試験(アスリート・トップアスリート系)」は、いずれか1つのみにしか出願できません。

「自己推薦入学試験(理数系)」の出願条件は以下のとおりです。

「自己推薦入学試験(アスリート・トップアスリート系)」の出願条件は以下のとおりです。

また、インターネット出願サイトから印刷した「志望理由書(自己推薦書)」などの書類も作成して提出する必要があります。

詳細は、入試要項で確認してください。

https://www.guide.52school.com/guidance/net-hosei-tokubetsu/gid/

◆試験内容

①書類審査(第1次選考)

②筆記試験(第2次選考)

③面接(第2次選考)

①書類審査(第1次選考)

第一次選考では、出願書類が総合的に判断されます。「志望理由書(自己推薦書)」は自身をアピールする書類として重要となりますので、入念に準備しましょう。

「志望理由書(自己推薦書)」は、本文の内容を表す「見出し」を20字程度でつけたうえで、スポーツ健康学部を志望する理由、入学後の抱負を記述します。理数系は、理数系に秀でていることを具体的に示した内容、アスリート・トップアスリート系は、自身の競技体験に関わることを具体的に示した内容を含む「人物アピール」を記述します。字数は1000字以内です。

②筆記試験(第2次選考)

第2次選考では、筆記試験が行われます。試験時間は60分です。理数系ではスポーツ・健康領域に関する総合問題が出題されます。アスリート・トップアスリート系では、スポーツ・健康領域に関する小論文が課されます。

詳細は、学校HPの入試要項に過去3年分の過去問が掲載されていますので、参照して対策するようにしましょう。

https://www.guide.52school.com/guidance/net-hosei-tokubetsu/gid/

③面接(第2次選考)

第2次選考では、面接が行われます。面接では入学意欲が高いか、アドミッションポリシーに合致しているかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。「志望理由書」の内容について、より詳しく説明を求められることも想定されます。信頼できる学校の先生や塾の先生と練習し、自信を持って面接に臨むことができるように対策しましょう。

また、自己推薦入学試験は、「スポーツ健康学」に強い関心を持ち、将来、スポーツ指導やスポーツ支援などの活動を通じて、スポーツ振興と個人の健康づくりに貢献することを強く希望している者を受け入れる制度です。それを踏まえたうえで、面接でアピールできるようにしましょう。

◆募集人員・倍率情報

募集人員は

スポーツ健康学科(理数系) 7名

スポーツ健康学科(アスリート・トップアスリート系) 14名  です。

倍率は

2024年度入試2023年度入試2022年度入試
スポーツ健康学科(理数系)1.51.5
スポーツ健康学科(アスリート・トップアスリート系)1.6

出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。

以上、法政大学スポーツ健康学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。

自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

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