慶應義塾大学看護医療学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介
2024/09/11
関東の私立最難関大学のひとつ、慶應義塾大学。
1858年、福澤諭吉が江戸に開いた蘭学塾から始まりました。慶應義塾大学には多様な領域をカバーする10の学部があり、建学以来「実学の精神」のもと、特色ある教育・研究活動を行なっています。就職に強い大学としても有名で、様々な業界で毎年高い就職実績を残しています。学生・卒業生・教職員など、全ての慶應義塾関係者(=社中)が固い絆でつながり、互いに協力しあう「社中協力」の精神は慶應ならではのもので、在学中はもちろん、卒業後も強固なネットワークから多くのチャンスや出会いがあります。
看護医療学部では、1、2年次は湘南藤沢キャンパスで語学や看護の対象である人間、環境や社会のしくみ、看護の基礎について学びます。3年次は大学病院のある信濃町キャンパスに移動して、臨地実習での経験を重ねながら、看護や医療を深く学びます。4年次には湘南藤沢キャンパスと信濃町キャンパスで、在宅看護やナーシングマネジメントの実習をし、さらに各自が抱いた看護医療における問題を追及して、4年間の学びを統合させます。2キャンパスで学ぶことのメリットは大きく、他学部設置科目を履修することができ、看護医療学部以外の学生とも交流を深めることができます。医療系3学部合同教育など総合大学の強みを活かしたプログラムが開講されていることも魅力です。
この記事では、そんな慶應義塾大学看護医療学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!
◆総合型選抜入試の名称
慶應義塾大学看護医療学部の総合型選抜入試は「アドミッションズ・オフィスによる自由応募入試(AO入試)」という名称で募集がなされています。
◆慶應義塾大学看護医療学部のアドミッションポリシー
各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。
慶應義塾大学の公式ホームページにはこのように書いてあります。
(公式HPより抜粋)
看護医療学部は、「人の健康と生命、看護への関心をもち、他者の苦痛や悩みを理解しようとする人」、「人を尊重し自分とは異なる立場や文化、価値観を持つ人々とコミュニケーションでき、関係を築いていこうとする人」、「ものごとを多角的にとらえ、そこにある問題に気づき、解決の方向性と対策を考え出し、それを実行する意志と行動力がある人」、「自らやると決めたことをやり遂げようとし、失敗の経験から学び、自身を成長させようとする人」、「自分の行いが人々や社会に役立つことを望み、人々や社会のよりよいあり方を追求しようとする人」を求めている。学部開設の目的である、人々と社会のため看護医療の先導者となる意欲ある人材を、一般選抜、AO入試、第2学年学士編入学試験などの多様な方法により選抜している。
公式HPのURL:
https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/examinations/policies
◆出願条件・日程
慶應義塾大学看護医療学部の総合型選抜入試には出願条件に制約があります。
・出願期間: 2024年 9 月12日(木)~ 9 月17日(火)
・第1次選考合格発表日: 10月11日(金)
・第2次選考日: 10月19日(土)
・第2次選考合格発表日: 11月 1 日(金)
選考にはA方式とB方式があり、それぞれ出願条件が異なります。
A方式とB方式の併願はできません。
A方式の出願条件は、以下のとおりです。
また、「志望理由書」や「活動報告書」などの書類も作成して提出する必要があります。詳細は募集要項で確認してください。
(https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/examinations/ao-nmc/)
B方式の出願条件は以下のとおりです。
また、「志望理由書」や「学習計画書」などの書類も作成して提出する必要があります。詳細は募集要項で確認してください。
(https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/examinations/ao-nmc/)
◆試験内容
①第1次選考:書類選考
②第2次選考:面接試験
①第1次選考:書類選考
第1次選考は、提出された書類により選考が行われます。
出願書類のなかでも「志望理由書(A方式・B方式)」「活動報告書(A方式)」「学習計画書(B方式)」は自身をアピールする重要な書類といえますので、入念に準備しましょう。
「志望理由書」は、A方式は看護医療学部を志望した理由と入学後の構想について、B方式は看護医療学部を志望した理由について、800字以内で記述します。
「活動報告書(A方式)」は、出願資格(4)AからGのうち、自分が該当すると自己評価するものについて、該当すると自己評価した理由を1200字以内で記述します。また、中学校卒業後の成果と取り組みについての活動記録を記入します。
「学習計画書(B方式)」は、大学卒業後の将来構想に加えて、大学での学習計画上の目標・構想を1200字以内で記述します。
②第2次選考:面接試験
第1次選考合格者に対して、面接試験が行われます。
アドミッションポリシーや大学と学部の理念、教育内容、募集要項に記載されている看護医療学部長のメッセージ「アドミッションズ・オフィスによる自由応募入試(AO入試)に出願される皆様へ」に書かれている内容をしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。志望理由書などの出願書類の内容について、より詳しく説明を求められることも想定されます。信頼できる学校の先生や塾の先生と練習し、自信を持って面接に臨むことができるように対策しましょう。
募集要項のURL:
https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/examinations/ao-nmc
◆募集人員・倍率情報
募集人員は
看護医療学部 若干名 です。
倍率は
2024年度入試 | 2023年度入試 | 2022年度入試 | |
看護医療学部(A方式) | 16 | 16 | 8.9 |
看護医療学部(B方式) | 11 | 9 | 4.3 |
例年倍率が高いですが、学科試験が不要なため、理系科目が苦手な受験生にとっては狙い目となります。
以上、慶應義塾大学看護医療学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。
オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。
自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。
話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。
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