東海大学医学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介
2025/10/30
東海大学は、北海道から九州まで、全国にキャンパスを展開する国内最大級の私立総合大学です。「文理融合」を教育理念とし、知識偏重教育を取らず幅広い視野と柔軟な発想力を持つ人材の育成を目指しています。7つのキャンパスには23学部、62学科が設置されており、文理ともに幅広い学びの分野で深い専門性や複眼的な視野を育む教育を実践しています。教育、研究、国際交流、産学連携に力を入れ、学生の多様な興味・関心を尊重する文化があります。スポーツやキャリア支援にも強く、実社会への結びつきを重視しています。
医学部は伊勢原キャンパスに設置されています。医学部では、“科学とヒューマニズムの融和”の精神のもとで、社会的役割を認識し、人に対する尊厳を忘れない人間性豊かな『良医』を目指します。2018年度からは医学部に看護学科が加わり、拡大する看護ニーズに対応するために、基礎的な医学知識の充実と看護の専門科目の連携を強化しています。多職種連携を意識した教育体制を整備し、医療人として互いの理解を深め、有機的なチーム医療を実現するためのカリキュラムを導入しています。東海大学のスケールメリットを最大限に活かし、保健・医療領域への貢献を果たせる人材の育成を目指しています。
この記事では、そんな東海大学医学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!
◆東海大学医学部の総合型選抜入試の名称
東海大学医学部の総合型選抜入試は、「総合型選抜 医学部医学科(希望の星育成)」という名称で募集がなされています。
◆東海大学医学部のアドミッションポリシー
各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。
東海大学の公式ホームページにはこのように書いてあります。
(公式ホームページより抜粋)
【医学科】
■求める学生像
医学部医学科の教育目標を理解し、この目標を達成するために自ら学ぶ意欲を持った人材。及び、ディプロマ・ポリシーで求められている能力を、身に付けられると期待できる基礎学力を十分有する人材。
■入学者にもとめる知識・技能・思考力・判断力・表現力・態度
(1)知識・技能
英語では、高校での英語の科目を通して英語の文章理解力、表現力、コミュニケーション能力を身につけておくことが望ましい。
数学では、高校での数学の科目の履修を通して公式や計算方法を理解した上で、それらを応用できる能力を身につけておくことが望ましい。
理科では、高校での理科(物理、化学、生物)の科目の中から数科目を選択し、個々の項目の内容を理解していることが望ましい。
(2)思考力・判断力・表現力
他者の意見を傾聴でき、自身の知識・体験を通じて共感でき、相手を尊重しながら自身の考えを発信できる能力を身につけていることが望ましい。
(3)主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
周囲と協調しながら、目標に向かって継続した努力や挑戦する姿勢を持てることが望ましい。
公式ホームページのURL:
◆出願条件・日程
東海大学医学部の総合型選抜入試には、出願条件に制約があります。
・第1次選考出願期間: 2025年9月1日(月)~9月16日(火)
・第1次選考(書類審査)合格発表日: 10月6日(月)
・第2次選考出願期間: 10月6日(月)~10月13日(月)
・第2次選考試験日: 10月25日(土)
・第2次選考合格発表日: 10月31日(金)
・最終選考出願期間: 12月12日(金)~12月19日(金)
・最終選考試験日: 【大学入学共通テスト】 2026年1月17日(土)、18日(日)
・合格発表日: 2月7日(土)
出願条件は以下のとおりです。

また、「志望理由書」や「活動報告書」などの書類も作成して提出する必要があります。
詳細は、入試要項で確認してください。
(https://www.u-tokai.ac.jp/examination-admissions/exam/#yokou)
◆試験内容
①第1次選考:書類審査
②第2次選考:小論文(60分・800字以内)、オブザベーション評価(120分程度)、 面接試験(20~30分程度)
③最終選考:「大学入学共通テスト」において、指定された教科・科目の結果
①第1次選考:書類審査
第1次選考は、出願書類による書類審査で合否が決定します。
「志望理由書」は、東海大学医学部医学科を志望する理由を300字以内で記入します。
「活動報告書」は、大学ホームページからダウンロードして作成します。中学校を卒業した年の4月1日以降の活動歴や資格・検定等について記入します。また、活動歴や資格・検定等に記載した事項のうち、特に自身が力を入れて取り組んだ活動について、取り組んだ理由、苦労した点、活動内容と成果等について記入します。
その他の出願書類についての詳細は、入試要項で確認してください。
(https://www.u-tokai.ac.jp/examination-admissions/exam/)
②第2次選考:小論文(60分・800字以内)、オブザベーション評価(120分程度)、 面接試験(20~30分程度)
第2次選考では、「小論文」、「オブザベーション評価」、「面接試験」が課されます。
小論文の試験時間は60分、字数は800字以内です。(過去問データなし)
オブザベーション評価は120分程度行われます。試験当日に発表される課題に対する個人やグループの取り組み態度や思考、発信力などが評価されます。意欲や情熱が確認されるとともに、「良医」となるために必要と考える基本的な能力が評価されます。
③最終選考:「大学入学共通テスト」において、指定された教科・科目の結果
最終選考は、大学入試センターが運営する「大学入学共通テスト」において指定された科目を受験し、その結果で合否が決定します。大学独自の試験はありません。
指定教科・科目・配点は以下のとおりです。

◆募集人員・倍率情報
募集人員は
医学科10名です。
倍率は
| 2025年度入試 | 2024年度入試 | 2023年度入試 | |
| 医学科 | 8.1 | 4.9 | 7.2 |
出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。
以上、東海大学医学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。
オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。
自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。
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