龍谷大学文学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介

関西の準難関私立大学群、産近甲龍のひとつである龍谷大学。

龍谷大学は1639年に西本願寺に設けられた僧侶養成・教育機関「学寮」に始まる、「浄土真宗の精神」を建学の精神とする大学です。設立以来、380年以上の歴史を刻みながら、「真実を求め、真実に生き、真実を顕かにする」ことのできる人間を育んできました。現在は、10学部に約2万人の学生が学ぶ総合大学として、深草・瀬田・大宮の3つのキャンパスで教育、研究、社会貢献活動を展開しています。龍谷大学は、学生が主人公となって“つどい、つながり、つむぐ”大学です。個性豊かに進化しつづけるキャンパスと、能動的な学びを促す多彩なカリキュラムにより、学生の主体的な活動を支えています。

文学部は、「真宗・仏教学」「哲学・教育学」「歴史学」「文学・言語学」の4つの分野からなり、6学科6専攻に分かれています。それぞれの学問領域を系統的に学修できるよう、1年生から専門的な科目も配置するなど、体系的なカリキュラムを展開しています。また、自分の興味·関心にあわせて学科·専攻の枠を超えて学べるオーダーメイド型カリキュラムが導入されており、自分の学科·専攻以外の科目を自由に選び、学修することも可能です。文学部での4年間の学びで、幅広い教養と各学科·専攻の専門分野に関する深い知見を修得し、多面的· 総合的な人間理解をめざします。

この記事では、そんな龍谷大学文学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!

◆龍谷大学文学部の総合型選抜入試の名称

龍谷大学文学部の総合型選抜入試は、「総合型選抜入試(検定試験利用型)」、「総合型選抜入試(伝道者推薦型)」、「総合型選抜入試(スポーツ活動選抜)」、「総合型選抜入試(文化・芸術・社会活動選抜)」という名称で募集がなされています。

◆龍谷大学文学部のアドミッションポリシー

各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。

龍谷大学の公式ホームページにはこのように書いてあります。

(公式HPより抜粋)

文学部では、建学の精神に基づいて、人文学の知的体系の研究・教授を通じ、現代社会の複雑な変化や諸問題に、自己を見失うことなく積極的・主体的に対応しつつ、社会に貢献できる教養及び専門性を備えた人の育成を目指しています。

そのため、次のような人が入学することを求めています。

1)文学部の教育理念や目的を十分に理解している人

2)明確な目的意識と学修意欲とを持った人

3)人文学の基盤となる「言葉」に対する鋭い感覚と正しい理解、そして豊かな運用能力の さらなる向上をめざして努力することのできる人

ついては、高等学校等での学習では、直接「言葉」に関する教科である「国語」、「英語(外国語)」を中心としつつ、志望する学科・専攻での専門的な学修に必要な基礎的学力を養いうる教科についても幅広く学んでおくことを望みます。

公式HPのURL:

https://www.ryukoku.ac.jp/about/philosophy/2025/faculty_l_25.html

◆出願条件・日程

龍谷大学文学部の総合型選抜入試には、「総合型選抜入試(検定試験利用型)」、「総合型選抜入試(伝道者推薦型)」、「総合型選抜入試(スポーツ活動選抜)」、「総合型選抜入試(文化・芸術・社会活動選抜)」があり、それぞれ出願条件に制約があります。

<1>総合型選抜入試(検定試験利用型)

・第1次選考出願期間:  2025年9月1日(月)~9月9日(火)

・第1次選考合格発表日: 9月27日(土)

・第2次選考出願期間: 9月29日(月)~10月3日(金)

・第2次選考試験日:    10月19日(日)

・第2次選考合格発表日: 11月1日(土)

出願条件は以下のとおりです。

また、「エントリーシート」や「資格(スコア)取得を証明する書類」なども作成して提出する必要があります。

詳細は、入試要項で確認してください。

https://www.ryukoku.ac.jp/admission/nyushi/about/sogo.html

<2>総合型選抜入試(伝道者推薦型)

【仏教学科、歴史学科仏教史学専攻】

・出願期間: 2025年9月29日(月)~10月3日(金)

・試験日: 10月19日(日)

・合格発表日: 11月1日(土)

【真言宗学科】

・出願期間: 2025年11月1日(土)~11月11日(火)

・試験日: 11月30日(日)

・合格発表日: 12月12日(金)

出願条件は以下のとおりです。

また、「自己推薦書」や「所属宗派確認票」なども作成して提出する必要があります。

詳細は、入試要項で確認してください。

https://www.ryukoku.ac.jp/admission/nyushi/about/sogo.html

<3>総合型選抜入試(スポーツ活動選抜)、総合型選抜入試(文化・芸術・社会活動選抜)

・第1次選考出願期間:  2025年9月8日(月)~9月17(水)

・第1次選考合格発表日: 10月25日(土)

・第2次選考出願期間: 10月27日(月)~10月30日(木)

・第2次選考試験日:   11月8日(土)

・第2次選考合格発表日: 11月15日(土)

出願条件は以下のとおりです。

また、「活動実績証明書」や「自己推薦書」などの書類も作成して提出する必要があります。

詳細は、入試要項で確認してください。

https://www.ryukoku.ac.jp/admission/nyushi/about/sogo.html

◆試験内容

<1>総合型選抜入試(検定試験利用型)

①第1次選考:書類選考

②第2次選考:小論文、面接

①第1次選考:書類選考

第1次選考は、出願書類及び外部資格試験の成績を総合して合否が判定されます。

「エントリーシート」は、シート(A)には文学部を志望する理由を500字程度で記入します。シート(B)には入学後の学修目標、目標を達成するための学修計画を500字程度で記入します。

エントリーシートでは、目的意識や学修意欲があるかどうかが評価されます。また、外部資格試験の成績において、知識・理解力・表現力が評価されます。

②第2次選考:小論文、面接

第1次選考の合格者に対し、第2次選考では小論文と面接が課されます。

小論文では、論理的思考力や文章表現力などが評価され、文学部で学ぶにあたっての適性が判定されます。過去には、与えられた文章を読んだうえで、自身の意見を記述させる問題が出題されています。大学HPに過去問が掲載されていますので、確認して対策しましょう。

https://www.ryukoku.ac.jp/admission/nyushi/download_past/index.html

面接では、アドミッションポリシーを深く理解しているかどうか、明確な志望動機と学修意欲があるかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。

<2>総合型選抜入試(伝道者推薦型)

試験内容は学科によって異なります。各学科の試験内容は以下のとおりです。

【真言宗学科】

①英語

②エッセー

①英語

英語の筆記試験では、英語に関する知識・理解力・表現力が評価されます。出題範囲は、英語コミュニケーションⅠ、英語コミュニケーションⅡ、英語コミュニケーションⅢ、論理・表現Ⅰ、論理・表現Ⅱ、論理・表現Ⅲです。(過去問データなし)

②エッセー

エッセーでは論理的思考力や文章表現力等が評価され、文学部で学ぶにあたっての適性が判定されます。過去には、与えられた文章を要約させる問題や、自身の意見を記述させる問題等が出題されています。大学HPに過去問が掲載されていますので、確認して対策しましょう。

https://www.ryukoku.ac.jp/admission/nyushi/download_past/index.html

【仏教学科、歴史学科仏教史学専攻】

①小論文

②面接

①小論文

小論文では、論理的思考力や文章表現力などが評価され、文学部で学ぶにあたっての適性が判定されます。過去には、与えられた文章を読んだうえで、自身の意見を記述させる問題等が出題されています。大学HPに過去問が掲載されていますので、確認して対策しましょう。

https://www.ryukoku.ac.jp/admission/nyushi/download_past/index.html

②面接

面接では、アドミッションポリシーを深く理解しているかどうか、明確な志望動機と学修意欲があるかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。

<3>総合型選抜入試(スポーツ活動選抜)、総合型選抜入試(文化・芸術・社会活動選抜)

①第1次選考:書類選考

②第2次選考:小論文、面接

①第1次選考:書類選考

第1次選考は、出願書類により行われます。

出願書類は誤字脱字に注意し、正確に記入するようにしましょう。「活動実績証明書」は、入試要項(https://www.ryukoku.ac.jp/admission/nyushi/about/sogo.html)の記入要領をよく確認し、読み手が確認しやすいように作成しましょう。

②第2次選考:小論文、面接

第1次選考の合格者に対し、第2次選考では小論文と面接が課されます。

小論文では、論理的思考力や文章表現力などが評価され、文学部で学ぶにあたっての適性が判定されます。過去には、与えられた文章を要約させる問題や、関連する事柄についての意見を記述させる問題等が出題されています。大学HPに過去問が掲載されていますので、確認して対策しましょう。

https://www.ryukoku.ac.jp/admission/nyushi/download_past/index.html

面接では、アドミッションポリシーを深く理解しているかどうか、明確な志望動機と学修意欲があるかどうかが問われます。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求める学生であることをアピールできるようにしましょう。

◆募集人員・倍率情報

<1>総合型選抜入試(検定試験利用型)

募集人員は

仏教学科 若干名、歴史学科仏教史学専攻 若干名、英語英米文学科 若干名です。

倍率は

2025年度入試2024年度入試2023年度入試
仏教学科1.01.0志願者なし
歴史学科仏教史学専攻1.71.01.0
英語英米文学科1.01.71.0

<2>総合型選抜入試(伝道者推薦型)

募集人員は

真宗学科 37名、仏教学科 23名、歴史学科仏教史学専攻 4名 です。

倍率は

2025年度入試2024年度入試2023年度入試
真宗学科1.71.31.1
仏教学科1.11.11.3
歴史学科仏教史学専攻1.41.01.0

<3>総合型選抜入試(スポーツ活動選抜)、総合型選抜入試(文化・芸術・社会活動選抜)

募集人員は

真宗学科10名、仏教学科8名、哲学科哲学専攻3名、哲学科教育学専攻3名、歴史学科日本史学専攻3名、歴史学科東洋史学専攻3名、歴史学科仏教史学専攻4名、歴史学科文化遺産学専攻2名、日本語日本文学科4名、英語英米文学科4名 です。

※募集人員は「総合型選抜入学試験〔スポーツ活動選抜〕」「総合型選抜入学試験〔文化・芸術・社会活動選抜〕」の2つの入学試験を合わせた数です。

倍率は

※学科ごとのデータが公開されていないので、学部まとめてのデータを掲載しています。

2025年度入試2024年度入試2023年度入試
文学部1.11.11.02

出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。

以上、龍谷大学文学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。

自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

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