甲南大学知能情報学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介

関西の準難関私立大学群、産近甲龍のひとつである甲南大学。

甲南大学は関西唯一の私立の7年制高等学校であった旧制甲南高等学校を前身とし、1951年に開学しました。創立者の平生釟三郎は、「人格の修養と健康の増進を重んじ、個性を尊重して各人の天賦の特性を啓発する人物教育の率先」を教育理念として掲げました。この「人物重視の教育の実践」が、日本に数多くのリーダーを送り出してきた甲南の原点となっています。現在では、学生数約9000人、人文科学から社会科学、自然科学まで幅広い教育・研究分野を有する「ミディアムサイズの総合大学」となっています。総合大学でありながら、1クラスあたりの受講者数を150名以下とするなどの取り組みにより、きめ細やかで「顔がわかる少人数教育」を推進しています。学部学科に関係なく学べる共通教育や融合型カリキュラムが充実しており、視野を広げ、社会で活躍できる実践力を身につけることができます。

知能情報学部では、時代が必要とする情報学分野を横断できるゼネラリストを養成します。「クラウドシステム」、「AIデータサイエンス」、「知能ロボット」、「メディアデザイン」、「ヒューマンセンシング」、「数理情報」の6つのコースを横断的に学ぶことにより、一人ひとりの将来像に合わせた可能性を広げることができます。高度な最新設備を駆使した、机上の知識だけに留まらない体験型の演習・実習を行っており、これからの技術を見据えたリアルな学びで、高い学習意欲をもって学ぶことができます。また、双方向型のアクティブな授業によって、論理的思考力や創造力、コミュニケーションスキルや相互啓発力、自己受容や自己表現力、問題発見力や解決力などを磨き、知識と人間力を兼ね備えたリーダー的人材をめざします。

この記事では、そんな甲南大学知能情報学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!

◆甲南大学知能情報学部の総合型選抜入試の名称

甲南大学知能情報学部の総合型選抜入試は、「公募制推薦入学試験(女子特別推薦型)」、「公募制推薦入学試験(教科科目型)」という名称で募集がなされています。

◆甲南大学知能情報学部のアドミッションポリシー

各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。

甲南大学の公式ホームページにはこのように書いてあります。

(公式HPより抜粋)

知能情報学部では、人間力とコミュニケーション能力を備え、数学と知能情報学の知識と、コンピュータに関する技術を駆使して、チームを組んで問題解決にあたり、効果的な発表能力を有し、国際情報社会で活躍する人材を養成するため、下記の能力・資質・意欲をもつ学生を求めます。

❶知能情報学部における専門的な知識や技術を修得するため、高等学校または相当する教育機関において、数学・外国語・理科を中心とした幅広く基礎的な学力を身につけている。

❷知能情報学部において、数学と知能情報学における専門的な知識や技術、効果的な発表能力を、主体性を持って意欲的に身につけることができる。

❸豊かな人間力とコミュニケーション能力を基盤に、高度な情報技術と知識を駆使し、チームを組んで国際情報社会の発展に貢献する意欲をもっている。

公式HPのURL:

https://ch.konan-u.ac.jp/admission/course/admission-policy

◆出願条件・日程

甲南大学知能情報学部の総合型選抜入試には、「公募制推薦入学試験(女子特別推薦型)」と「公募制推薦入学試験(教科科目型)」があり、それぞれ出願条件に制約があります。

<1>公募制推薦入学試験(女子特別推薦型)

・出願期間: 2024年9月1日(日)~9月7日(土)

・第1次選考(書類選考)合格発表日: 9月26日(木)

・第2次選考試験日: 10月12日(土)

・第2次選考合格発表日: 11月1日(金)

出願条件は以下のとおりです。

また、「志望理由書」、「修学活動計画書」、「研究活動に関するレポート」などの書類も作成して提出する必要があります。

詳細は、入試要項で確認してください。

https://ch.konan-u.ac.jp/admission/application/

<2>公募制推薦入学試験(教科科目型)

・出願期間:  2024年10月3日(木)~10月15日(火)

・試験日:   11月10日(日) 

・合格発表日: 11月22日(金)

出願条件は以下のとおりです。

また、「志望理由書」や「自己推薦書」などの書類も作成して提出する必要があります。

詳細は、入試要項で確認してください。

https://ch.konan-u.ac.jp/admission/application/

◆試験内容

試験内容は試験型によって異なります。各試験型の試験内容は以下のとおりです。

<1>公募制推薦入学試験(女子特別推薦型)

①第1次選考:書類選考

②第2次選考:小論文、面接

①第1次選考:書類選考

第1次選考は、出願書類により行われます。「志望理由書」「修学活動計画書」および「研究活動に関するレポート」 については、内容、文章表現、研究活動等の独自性などが評価されます。

「志望理由書」は、知能情報学部を志望した理由、目指す将来の進路および自らを知能情報学部に推薦する理由に ついて、1,000字程度にまとめて記述します。

「修学活動計画書」は、目指す将来の進路を実現するために、入学後、主体的にどのような勉強をしたいか、また自主的に行いたい活動が あれば、あわせて具体的に記述します。字数は600字程度です。

「研究活動に関するレポート」は、これまでに授業や課外で取り組んだ研究活動(分野は問わず)に関して、取り組んだ内容と結果、グループ活動の場合は活動で果たした役割を、あわせて800字程度にまとめて記述します。研究内容を説明する図や校内外の研究発表会等の活動実績がある場合は、研究内容の説明図や活動実績の紹介を別紙(A4用紙片面2枚以内)として提出しても構いません。

②第2次選考:小論文、面接

第1次選考の合格者に対し、第2次選考では小論文試験と面接が行われます。

小論文試験は、教科「情報」に関する内容を含みます。(過去問データなし)

面接では、入学後の修学計画やこれまでの研究活動等について問われます。「修学活動計画書」や「研究活動に関するレポート」の内容について、自分の言葉でわかりやすく説明できるように準備しておきましょう。

<2>公募制推薦入学試験(教科科目型)

筆記試験の結果、調査書、志望理由書、自己推薦書の評価の合計点により合否が決定します。1教科でも欠席した場合、合否判定の対象となりませんので注意しましょう。なお、合格者の選考は一般方式、外部英語試験活用方式それぞれに行われます。外部英語試験活用方式を選択した場合は、外部英語試験の得点をみなし得点に換算し、外国語(英語)の得点に充当します。みなし得点の換算についての詳細は、入試要項で確認してください。(https://ch.konan-u.ac.jp/admission/application/

試験教科、科目、配点は以下のとおりです。(過去問データなし)

◆募集人員・倍率情報

<1>公募制推薦入学試験(女子特別推薦型)

募集人員は

知能情報学部 約3名 です。

倍率は

※大学HPにもデータシートにも倍率のデータがありませんでした。2025年度から開始?

<2>公募制推薦入学試験(教科科目型)

募集人員は

知能情報学部 18名 です。

倍率は

※倍率のデータは大学HP(https://ch.konan-u.ac.jp/admission/result/)から転記しています。2023年度・2022年度は入試方式、試験教科・科目が異なり、データの掲載がないので空欄です。

2024年度入試2023年度入試2022年度入試
知能情報学部一般方式4.0
外部英語試験活用方式3.3

出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。

以上、甲南大学知能情報学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。

自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

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