近畿大学総合社会学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介
2025/05/26
関西の準難関私立大学群、産近甲龍のひとつである近畿大学。
近畿大学は「実学教育」と「人格の陶冶」を建学の精神とし、「人に愛され、信頼され、尊敬される」人づくりを教育の目的として、1925年創立の大阪専門学校と、1943年創立の大阪理工科大学を母体として、1949年に設立されました。創設者、世耕弘一の「学びたい者に学ばせたい」という信念をもとに、医学から芸術まで学ぶことのできる総合大学として発展しました。現在は15学部49学科が設置される総合大学となっており、西日本一帯に6つのキャンパスと水産研究所や原子力研究所など、様々な施設を有しています。
総合社会学部では、現代社会をいきる人間のこころの働きから地球規模の環境問題まで、あらゆる社会現象を学びの対象としています。社会の多様な問題について多角的に考察し、柔軟な発想で問題解決を目指します。授業では独自に調査・分析する実習の機会が豊富に用意されています。また、1年次から対話重視の少人数ゼミが始まるので、コミュニケーション能力も身につけることができます。マスコミ志望の人、心理学に興味がある人、環境やまちづくりに関心のある人などにとって、最高の学びの環境が整っています。
この記事では、そんな近畿大学総合社会学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!
◆近畿大学総合社会学部の総合型選抜入試の名称
近畿大学総合社会学部の総合型選抜入試は、「総合型選抜入試」という名称で募集がなされています。
◆近畿大学総合社会学部のアドミッションポリシー
各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。
近畿大学の入試要項にはこのように書いてあります。
(入試要項より抜粋)
ディプロマ・ポリシーに示したような人材の育成を目標として、総合社会学部では、次のような入学者を受入れます。
1 .大学での学びに展開できる確かな基礎学力を持った人。
2 .様々な社会問題や人間行動に関心を持っている人。
3 .新たな社会のあり方について関心のある人。
4 .自律的に課題を見出し、論理的・科学的に考えるための素地がある人。
なお、高校までの科目履修等によって以下のような能力を身につけていることが望まれます。
国 語:論理的・構造的に思考するための読解力・表現力が身についている
地歴・公民:日本および世界の情勢や地域特性について総合的に理解している
数 学:データ等を用いて論理的・客観的に思考できる基礎的素養が身につい ている
外 国 語:基礎的な技能(読解能力、作文能力と会話能力)と語彙力が身につい ている
入試要項のURL:
https://kindai.jp/exam/system/ao
◆出願条件・日程
近畿大学総合社会学部の総合型選抜入試には、出願条件に制約があります。
・第1次審査出願期間: 2024年9月2日(月)~9月13日(金)
・第1次審査合格発表日: 10月3日(木)
・第2次審査出願期間: 10月3日(木)~10月11日(金)
・第2次審査試験日: 10月19日(土)
・第2次審査合格発表日: 11月7日(木)
出願条件は以下のとおりです。
総合社会学部の出願条件は以下のとおりです。
また、「志望理由書・活動報告書」などの書類も作成して提出する必要があります。
詳細は、入試要項で確認してください。
(https://kindai.jp/exam/system/ao/)
◆試験内容
①第1次審査:書類選考
②第2次審査:授業、テスト、口頭試問
①第1次審査:書類選考
第1次審査は、出願書類により総合的に評価され合否が決定します。
「志望理由書・活動報告書」は、以下の(1)~(4)すべての内容について1200字以内にまとめて記述します。
(1)なぜ環境・まちづくり系専攻を志望したのか
(2)どのような地域活動をしてきたのか(まちづくりや環境づくり等の地域貢献活 動)
(3)入学後に何をしたいのか
(4)あなたの自己アピール
また、志望理由に関して、自己アピールに関する資料があれば提出します。
<自己アピールに関する資料の例>
・資格・検定等の証明書のコピー
・地域団体や市民団体からの地域貢献活動に対する推薦書や表彰状
・地域貢献・社会貢献を証明する上記に類する書類
②第2次審査:授業、テスト、口頭試問
第1次審査の合格者に対し、第2次審査では授業、テスト、口頭試問が行われます。
最初に環境・まちづくりに関するテーマの授業を受講します。その後、授業内容に対する理解度および授業内容をふまえた論理展開力を問うテストが行われます。テスト終了後には、口頭試問が行われます。
◆募集人員・倍率情報
募集人員は
総合社会学科 環境・まちづくり系専攻 5名程度 です。
倍率は
※総合社会学部の総合型選抜は2025年度入試から始まったため、倍率データはありません。
https://kindai.jp/exam/system/ao
出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。
以上、近畿大学総合社会学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。
オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。
自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。
話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。
★近畿大学の他の学部の情報をチェックしたい方は https://sogogata-concierge.com/column/kinki-univ/
★無料の面談サービスを利用して、総合型選抜の塾選びの相談をしたい方は https://sogogata-concierge.com/column/about-introduction-service/