京都産業大学国際関係学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介

関西の準難関私立大学群、産近甲龍のひとつである京都産業大学。

京都産業大学は、1965年に経済学部・理学部の2学部をもって京都市・上賀茂に創設されました。創設者で宇宙物理学者の荒木俊馬は、「建学の精神」において、「将来の社会を担って立つ人材の育成」が使命であることを掲げました。その実現に向けて、次の時代を見据えて社会課題を的確に捉え、知識や人を「むすんで」課題を解決し、新しい価値を「うみだす」ための教育に力を注いでいます。

現在は文系・理系全10学部、約15000人の学生を擁する日本最大規模の一拠点総合大学となっています。ワンキャンパスで多種多様な価値観と出会い、協働を経験し、次の時代を担って立てる知識と精神を養います。

国際関係学部では、高度な英語力と豊かな教養はもちろん、世界経済や政治、歴史、文化といった国際関係を読み解く領域横断的な知識を修得します。世界の今を分析し、理想の国際関係をイメージしながら、人類の平和と幸福のために貢献できる人材を育成することを目指しています。1年次では国際関係学の基礎を学びます。海外フィールド・リサーチが必修科目となっており、全員が英語圏・アジア圏の7ヵ国いずれかに約3週間滞在し、社会学調査に参加します。2年次には3つのコースから自分の問題意識や将来の進路に応じて一つを選択し、学びを深めていきます。3年次からは関心のあるテーマにについて深く掘り下げていく「研究演習」が始まります。4年次では学びの集大成として研究成果を論文やレポートなどにまとめます。

この記事では、そんな京都産業大学国際関係学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!

◆京都産業大学国際関係学部の総合型選抜入試の名称

京都産業大学国際関係学部の総合型選抜入試は、「AO入試」という名称で募集がなされています。

◆京都産業大学国際関係学部のアドミッションポリシー

各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。

京都産業大学の入試要項にはこのように書いてあります。

(入試要項より抜粋)

国際関係学部は、「新たな国際情勢に関し、適切に収集した情報を基に、国際関係分野の専門的知見に基づいて正確に状況を把握し、理論的な分析を行った上、課題を発見すると共に、多様性を持った他者と協働して解決策を提示し、国際社会の発展と平和に寄与できる人材」の養成を目的としている。4年間の教育課程で全ての学生がこのような人材に成長できるように、入学定員を定めて、以下の素養を持った人材を求めている。

1.現代の国際社会で起きている様々な事象や国際関係の歴史・理論に関心を持って    

    いる。

2.国際関係学部で学修したことを活かして、将来国際社会の発展と平和のために活 躍・貢献したいという意欲を持っている。

3.語学の運用能力を身につけると共に世界の多様性を理解し、異文化コミュニケー ションを実践しようとする意欲を持っている。

4.国際関係及び語学の学修に必要な、知的好奇心、継続的学習習慣及び基礎的学力 を持っている。

 入学者の受け入れは、京都産業大学のアドミッション・ポリシーで定められた素養を持った人材を選抜するため多様な方法を用いて実施する。

入試要項のURL:

https://www.kyoto-su.ac.jp/admissions/exam/apply/download/index.html

◆出願条件・日程

京都産業大学国際関係学部の総合型選抜入試には、出願条件に制約があります。

・1次選考出願期間: 2024年9月1日(日)10:00 ~9月9日(月)23:00

・1次選考試験日:      9月22日(日)

・1次選考合格発表日:    9月27日(金) 

・2次選考出願期間:     9月27日(金) ~10月3日(木)

・2次選考試験日:       10月20日(日)

・2次選考合格発表日:     11月2日(土)

※1次選考の出願は、インターネット出願です。期間内にインターネット出願画面で出願内容の入力・確認および写真データのアップロード、受験料(入学検定料)の納入、出願書類の郵送を完了する必要があります。

※2次選考の出願は、受験料(入学検定料)の納入のみです。

出願条件は以下のとおりです。

国際関係学部が求める具体的な学生像は、以下のとおりです。

また、「志望理由書」などの書類も作成して提出する必要があります。

詳細は、入試要項で確認してください。

https://www.kyoto-su.ac.jp/admissions/exam/apply/download/index.html

◆試験内容

①1次選考:One Day セミナー

②2次選考:グループディスカッション(約60分)、個人面接(約30分)

①1次選考:One Day セミナー

1次選考は、出願書類とOne Day セミナーの結果により総合的に判断され、合否が決定します。

「志望理由書」は、国際関係学部を志望する動機・理由を具体的に記述します。字数は1600字~2000字程度です。アドミッション・ポリシーやカリキュラムをしっかりと確認し、国際関係学部で何をどのように学びたいのか、また大学での学びを将来どのように活かしたいか、具体的に記述するようにしましょう。

1次選考当日は、国際関係学部の教員による約50分の国際問題に関わる講義の後、講義内容の理解度を確認するための記述式テスト(60分)が課されます。

②2次選考:グループディスカッション(約60分)、個人面接(約30分) 

1次選考の合格者に対し、2次選考ではプレゼンテーションが課されます。

グループディスカッションでは、国際関係に関わる特定のテーマについて議論し、グループとしての提言をまとめることが求められます。討論にあたっては、役割分担がなされる場合もありますが、担当した役割そのものについては、評価の対象ではありません。

個人面接では志望理由、入学後に学びたい分野やテーマ、卒業後の進路などについて質問されます。自身の言葉でわかりやすく伝えることができるよう、準備しておきましょう。

1次選考結果との総合判定により、最終合否が決定します。

◆募集人員・倍率情報

募集人員は

国際関係学科 約10名です。

倍率は

2025年度入試2024年度入試2023年度入試
国際関係学科2.222.4

出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。

以上、京都産業大学国際関係学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。

自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

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