立命館大学法学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介

関西の私立難関大学群、関関同立のひとつ、立命館大学。

立命館の歴史は、1869年に西園寺公望が私塾「立命館」を創始したことに始まります。その後、1900年、西園寺の秘書であった中川小十郎が、その意志を引き継ぎ立命館大学の前身となる「私立京都法政学校」を創立。1913年には、「私立立命館大学」と改称しました。

立命館大学は、社会科学・人文科学、自然科学分野を学べる16の学部、21の研究科を有する総合大学です。「自由と清新」の建学の精神と「平和と民主主義」の教学理念に基づき、様々な教育活動が展開されています。立命館大学の最大の魅力は「多様性」で、日本全国・世界各国・地域から多様なバックラウンドを持つ学生が集まり、刺激しあいながら日々選択と挑戦を続けています。多様な価値観や感性を受け入れることで、学生一人ひとりが学びの幅を広げ、個々の成長を実現しています。

法学部は、法学および政治学の教育研究を通じて、幅広い教養と確かな専門知識に基づいて法および政治に関る社会現象を多面的に把握し、社会の様々な分野で平和と民主主義の実現に貢献できる人材を育成することを目指しています。「法政展開」という6種の専門化プログラムと、スペシャリストを目指す2つの「特修(司法特修・公務行政特修)」があり、2回生進学時に自身の関心・進路に合わせて選択することができます。適切な選択をバックアップするために、1回生時にキャリア教育の機会を設け、じっくりと自身の将来像を形作れるようにしています。少人数教育が充実しており、講義で得られた法学・政治学の理解を基礎として、少人数クラスでディベートや論証型レポート作成を行い、論理的思考力・文章作成力・自己表現力といったアウトプット能力を着実に高めていきます。

この記事では、そんな立命館大学法学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!

◆立命館大学法学部の総合型選抜入試の名称

立命館大学法学部の総合型選抜入試は、「文化・芸術活動に優れた者の特別選抜入学試験」、「スポーツ能力に優れた者の特別選抜入学試験」という名称で募集がなされています。

◆立命館大学法学部のアドミッションポリシー

各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。

入試要項にはこのように書いてあります。

(入試要項より抜粋)

立命館大学法学部は、次に掲げる3つのことをすべて満たす者を、入学者として積極的に受け入れます。 

1 中等教育修了程度の基礎学力を有していること。 

2 法学・政治学の専門教育を受けるのに必要な素養を有していること。 

3 立命館大学法学部の人材育成目的を理解し、法学・政治学の学びに強い意欲を有していること。

また、法学・政治学の専門教育を受けるのに必要な素養(2)の有無を判断するにあたっては、社会科学に関する基本的な語彙の知識(漢字の読み書きの力を含む)、論理的思考力、文章読解力、文章表現力(理解した内容やこれに基づく自己の見解を口頭で述べる力を含む)、歴史や政治経済に関する基礎的な知識、および英語をはじめとする外国語の基礎的素養の有無ならびに程度を重視します。

入試要項のURL:

https://ritsnet.ritsumei.jp/application/culture/dl.html

https://ritsnet.ritsumei.jp/application/sports/dl.html

◆出願条件・日程

立命館大学法学部の総合型選抜入試は、「文化・芸術活動に優れた者の特別選抜入学試験」と「スポーツ能力に優れた者の特別選抜入学試験」があります。

それぞれの試験の出願条件は以下のとおりです。

<1>文化・芸術活動に優れた者の特別選抜入学試験

・出願期間:             2024年9月2日(月)~ 9月9日(月)

・第1次選考(書類選考)結果発表日:    10月21日(月)

・第2次選考試験日:            11月2日(土)

・合格発表日:               11月20日(水)

出願資格は以下のとおりです。

また、「志望理由書」や「活動成果等報告書」、「活動実績証明書」などの書類も作成して提出する必要があります。

詳細は入試要項を確認してください。

https://ritsnet.ritsumei.jp/application/culture/dl.html

<3>スポーツ能力に優れた者の特別選抜入学試験

・出願期間:             2024年9月2日(月)~ 9月9日(月)

・第1次選考(書類選考)結果発表日:    10月21日(月)

・第2次選考試験日:            11月2日(土)

・合格発表日:               11月20日(水)

出願資格は以下のとおりです。

また、「志望理由書」や「競技成績証明書」、「運動能力測定証明書」などの書類も作成して提出する必要があります。

詳細は入試要項を確認してください。

https://ritsnet.ritsumei.jp/application/sports/dl.html

◆試験内容

<1>文化・芸術活動に優れた者の特別選抜入学試験

①第1次選考:書類選考

②第2次選考:小論文、個人面接、口頭試問

①第1次選考:書類選考

第1次選考では、提出された書類(「活動成果等報告書」、「活動実績証明書」)に記載された内容が審査されます。審査にあたっては、大会等の実績・戦績および個人の技能等を基本に、組織・集団における役割や役職等の貢献度等を加味して、募集する活動・競技分野ごとに総合的に評価されます。

②第2次選考:小論文、個人面接、口頭試問

第1次選考の合格者に対し、第2次選考では小論文試験と個人面接、口頭試問が行われます。小論文の試験時間は80分です。(小論文過去問データなし)

口頭試問では、法学・政治学の基礎を学習する上で重要となる社会の動きを知り理解できる力が問われます。具体的には、新聞の記事や社説、論文などの読解力、それに対する分析力、読解と分析に立脚して自分の主張を論理的に展開する能力が問われます。

大学HPに2024年度入試の講評が掲載されています。評価のポイントなどについても説明が書かれていますので、確認しておきましょう。

https://ritsnet.ritsumei.jp/admission/archive/etc.html

<2>スポーツ能力に優れた者の特別選抜入学試験

①第1次選考:書類選考

②第2次選考:小論文、個人面接、口頭試問

①第1次選考:書類選考

第1次選考では、提出された書類(「競技成績証明書」、「運動能力測定証明書」)に記載された内容が審査されます。審査にあたっては、大会等の実績・戦績および個人の技能・身体能 力を基本に、表彰・選抜の実績、役職等の貢献度等を加味して、募集する競技種目ごとに総合的に評価されます。

②第2次選考:小論文、個人面接、口頭試問

第1次選考の合格者に対し、第2次選考では小論文試験と個人面接、口頭試問が行われます。小論文の試験時間は80分です。(小論文過去問データなし)

口頭試問では、法学・政治学の基礎を学習する上で重要となる社会の動きを知り理解できる力が問われます。具体的には、新聞の記事や社説、論文などの読解力、それに対する分析力、読解と分析に立脚して自分の主張を論理的に展開する能力が問われます。

大学HPに2024年度入試の講評が掲載されています。評価のポイントなどについても説明が書かれていますので、確認しておきましょう。

https://ritsnet.ritsumei.jp/admission/archive/etc.html

◆募集人員・倍率情報

<1>文化・芸術活動に優れた者の特別選抜入学試験

募集人員は 

法学部 法学科 1名

倍率は

2024年度入試2023年度入試2022年度入試
法学科123

<2>スポーツ能力に優れた者の特別選抜入学試験

募集人員は 

法学部 法学科 14名

倍率は

2024年度入試2023年度入試2022年度入試
法学科1.21.11

出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。

以上、立命館大学法学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。

自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

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