同志社大学社会学部の総合型選抜入試の倍率や過去問を紹介

関西の私立難関大学群、関関同立のひとつ、同志社大学。

同志社大学は、1875年京都の地に設立された同志社英学校をルーツとする、14学部・16研究科で構成される総合大学です。創立者、新島襄の教育にかける情熱を現代にいたるまでの約150年間引き継ぎ、「良心を手腕に運用する人物の養成」という建学の精神に基づいて「良心教育」を展開しています。建学の精神を実現するために、「キリスト教主義」「自由主義」「国際主義」の3つの教育理念を打ち立てています。徳育の価値判断の基準をキリスト教に置き、一人ひとりの学生を大切にし、束縛せず、学生が自らを律しながらも自由に行動することを尊重し、大きな視野でものごとを考えることを重視しています。

社会学部は社会学科、社会福祉学科、メディア学科、産業関係学科、教育文化学科の5学科で構成されています。人間と社会のさまざまな関わりを5つのフィールドから幅広く学びます。所属学科の学びを主専攻としつつ、残り4学科に「ジェンダー」、「社会心理」、「国際社会」を加えた7分野から副専攻を選ぶことができます。主専攻でまず軸足を定めて深く探究し、そこからさらに自分の興味を広げていけるのが、社会学部の学びの特色です。

この記事では、そんな同志社大学社会学部の総合型選抜入試について詳細を解説したいと思います!

◆同志社大学社会学部の総合型選抜入試の名称

同志社大学社会学部の総合型選抜入試は「自己推薦(スポーツ)入学試験」、「教育文化学科自己推薦入学試験『教育と文化に関するグローバル/ローカルな活動の経験者 自己推薦』」という名称で募集がなされています。

※「自己推薦(スポーツ)入学試験」を実施している学科は、社会福祉学科、メディア学科、産業関係学科です。

◆同志社大学社会学部のアドミッションポリシー

各大学学部のアドミッションポリシーは必ず読みましょう。大学側がどのような人材を求めているのかを把握し、そのための準備ができているかどうか自分を省みて試験対策をおこなっていく必要があります。

同志社大学の公式ホームページにはこのように書いてあります。

(公式HPより抜粋)

※総合型選抜を実施していない「社会学科」のアドミッションポリシーは割愛しています。

□社会福祉学科

社会学部社会福祉学科は、同志社大学が掲げるキリスト教主義・自由主義・国際主義に基づく人間形成を根本的な教育理念として、社会福祉学の専門的な教育・研究をおこなっています。そして、社会において生じる個人や社会の問題を解決するために必要な専門的知識や技能を培い、自立的かつ実践的に現代社会の変化に対応できる力を備えた人材を養成することを目的としています。そのために、次のような学生を求めています。

―社会福祉学科の求める学生像

知識・技能

社会に氾濫する情報の真偽を自分の目で確かめようとする態度や、批判的思考力、及び基礎的な情報リテラシーを身に付けている学生を求めています。

思考力・判断力・表現力

日本語・英語の基礎的な言語力とコミュニケーション能力、論理的な思考力、自分の個性をいかした豊かな表現力を備えている学生を求めています。

主体性・多様性・協働性

現代社会や、そこにおける人間関係、社会と人間のより良い関係などについて幅広い興味と関心を持っている学生を求めています。

社会において解決すべき諸問題を自ら発見し、科学的かつ合理的な方法によって解決しようとする意欲と態度を備えた学生を求めています。

社会的マイノリティの問題を自分自身の問題として捉え、そのような立場からも、社会の動きを捉えることができる学生を求めています。

―高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと

英語

現代社会では急速にグローバル化が進行しています。そのような激変する社会にあって、その諸問題を認識し、諸課題に取り組む上で、英語の基礎的な能力、すなわち、英文の理解力、英語による思考力、コミュニケーション能力や表現力の向上は不可欠なものとなっています。広く社会で活躍する人材を養成することを目的とする社会福祉学科では、高い英語能力を習得した人物を求めています。望ましいひとつの水準としては、実用英語技能検定(英検)2級(あるいはTOEFL®テスト、TOEIC® Testsなどの同等水準)以上をあげることができます。入学までに可能なかぎり英語力の向上に努力してください。

国語(現代文)

日本社会における多くの情報およびコミュニケーションは、日本語による言語情報を中心になりたっています。その情報の意味を正しく理解し、あわせて自身の見解を社会に責任をもって発信するためには、日本語の正しい理解能力、運用能力がぜひとも必要です。社会福祉学科では、フィールドワークで運用する会話をはじめ、新聞、雑誌記事等の活字媒体、インターネット上の情報等、広く社会環境を成立させる言語情報の十分な理解力を身につけ、その能力を基礎として客観的、理論的な説得力をもって自己表現する能力を求めておりますので、そのために、正確な日本語能力を身につけていただくことを望みます。

地理歴史・公民

個人と組織が織りなす社会を研究対象とする社会福祉学科では、歴史や政治・経済などの科目をとおして社会的事象に関心をもつことが大切です。地理、世界史、日本史、政治・経済、倫理のそれぞれの分野における基礎知識を身につけるだけでなく、ある出来事がどのような原因から生じて、いかなる経緯で結果に至ったかという一連の流れを理解する力や、その事象が社会に与えた影響を分析できる力を身につけてください。

数学

現代社会の諸現象を正しくとらえるためには、論理的な思考をもとに情報を集め分析を進める必要があります。数学に親しんでおくことは、この論理的思考を培う上でとても重要です。また、社会福祉学科ではフィールドワークなどの質的な調査や質問紙調査などの量的な調査を学ぶことができますが、量的な調査をする際には高校で学ぶ数学の知識が大いに役に立ちます。社会福祉学科での専門科目の習得と卒業に数学が必須ということはありませんが、高校で学ぶ数学についてきちんと理解しておくことは、社会福祉学科での学習にとって望ましいことです。

―入学者選抜制度

社会学部社会福祉学科では、高等学校で学習する教科の学力のほかに、社会福祉学に対する関心、学習意欲、表現力やコミュニケーション力などを評価する多様な入学者選抜を行うことにより、多様な学生を受け入れています。本学独自の学力試験のほかに、大学入学共通テスト、書類審査、口頭試問、小論文などを取り入れることにより、学力の3要素「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」について、それぞれの入試方式において重み付けを行い評価し、志願者の能力や資質等を総合的に審査しています。

自己推薦(スポーツ)入学試験

高等学校在学中に学業とスポーツ活動とを両立させた実績を持ち、同時に、本学入学後も社会学部社会福祉学科生としての学修意欲を常に持ちながら、本学の体育会に加盟している部でのスポーツ活動を継続することができる強い意志と能力を持つ人物を受け入れるために、出願書類では一定水準の「知識・技能」が備わっているか、小論文では社会学部社会福祉学科で学ぶために必要な「思考力・判断力・表現力」が備わっているか、口頭試問では「主体性・多様性・協働性」が備わっているかなどを適正に評価しています。とりわけ、本入試においては、「主体性・多様性・協働性」の評価に重点を置き、総合的に審査しています。

□メディア学科

社会学部メディア学科は、同志社大学が掲げるキリスト教主義・自由主義・国際主義に基づく人間形成を根本的な教育理念として、情報社会において重要さを増すメディアの社会的機能とその直面する課題等に関して広く学術的知見に基づいた教育・研究を行っています。様々な社会的課題とメディアの関係や、メディアにかかわる課題等について、他者と協働して解決策を考案し、それを論理的にわかりやすく他者に伝えることができる人材の養成を目指しています。そのために、次のような学生を求めています。

―メディア学科の求める学生像

知識・技能

メディアが飛躍的に発展した情報社会と言われる今日の世界を理解するために、メディアの社会的機能や課題に興味を持つ学生を求めます。テレビや新聞などのマスメディアや、インターネットやSNSといったメディアのシステムや技術に加えて、ニュースやテレビ・ドラマ、映画、漫画、広告、音楽などといった表現そのものに対する幅広い関心を持った学生を求めます。

思考力・判断力・表現力

インターネットなどを通じてあふれる情報の中には、有用なものと同時に、虚偽や有害なものもたくさんふくまれています。そうした情報を批判的に解釈すると同時に、様々な社会の課題を解決するために、メディアをいかにして利用できるかを考え、その考えを表現し、論理的にわかりやすく、他者に伝える意欲を持った学生を求めます。

主体性・多様性・協働性

メディアを通じて得られる多様な情報に触れ、多様な他者の存在を認める寛容な精神を育みたいという意思を持った学生を求めます。また、広く社会に対して関心を持つと同時に、主体的にメディアを利用し、多様な他者と協働してメディアのあるべき将来像を提示しようとする意欲を持った学生を求めます。

―高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと

英語

インターネットに代表される新たなメディア環境が社会の情報化を進展させ、グローバル化をおし進めています。このような社会を生き抜くためには、多様な価値観に触れて寛容な精神を育むことが重要です。多様な価値観に触れるためにも、国際言語である英語の基礎的な能力の向上は不可欠です。社会学部が望ましい水準として掲げる実用英語技能検定(英検)2級(あるいはTOEFL®テスト、TOEIC® Testsなどの同等水準)以上の能力を身につけていることが望ましいです。

国語(現代文)

日本社会で生活する以上、多様な他者と触れ合い、理解し合うための基礎は日本語の言語能力です。メディアを通じて流通する情報を批判的に解釈し、広く有用な情報を発信する能力を養成するためにも、正確な日本語能力を身につけてください。

地理歴史・公民

メディア学科は社会学部に属する一学科として、メディアと社会のかかわりを中心に学修します。社会全般についての基礎的知識を身につけるため、地理、世界史、日本史、政治・経済、倫理などを学び、今日の社会が直面する諸課題やその背景を分析できる力を身につけてください。

数学

メディアの影響力などを理解するためには、様々なデータを統計的に分析する能力を持つことが必要とされます。統計の基礎は数学であるため、数学についての基礎的知識を持っていることが望ましいです。メディア学科での専門科目の習得と卒業に数学が必須ということではありませんが、論理的思考能力を養う上でも、数学の知識が役に立ちます。

―入学者選抜制度

社会学部メディア学科では、高等学校で学習する教科の学力のほかに、メディア学に対する関心、学習意欲、表現力やコミュニケーション力などを評価する多様な入学者選抜を行うことにより、多様な学生を受け入れています。本学独自の学力試験のほかに、大学入学共通テスト、書類審査、口頭試問、小論文などを取り入れることにより、学力の3要素「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」について、それぞれの入試方式において重み付けを行い評価し、志願者の能力や資質等を総合的に審査しています。

自己推薦(スポーツ)入学試験

高等学校在学中に学業とスポーツ活動とを両立させた実績を持ち、同時に、本学入学後も社会学部メディア学科生としての学修意欲を常に持ちながら、本学の体育会に加盟している部でのスポーツ活動を継続することができる強い意志と能力を持つ人物を受け入れるために、出願書類では一定水準の「知識・技能」が備わっているか、小論文では社会学部メディア学科で学ぶために必要な「思考力・判断力・表現力」が備わっているか、口頭試問では「主体性・多様性・協働性」が備わっているかなどを適正に評価しています。とりわけ、本入試においては、「主体性・多様性・協働性」の評価に重点を置き、総合的に審査しています。

□産業関係学科

社会学部産業関係学科は、同志社大学が掲げるキリスト教主義・自由主義・国際主義に基づく人間形成を根本的な教育理念として、産業関係学の専門的な教育・研究をおこなっています。そして、雇用と労働に関する課題を理解するために必要な基礎的知識や技能を習得し、その知識を応用して未知の課題を探求する態度を養い、問題提起することができる人物の養成を目的としています。そのために、次のような学生を求めています。

―産業関係学科の求める学生像

知識・技能

社会に氾濫する情報の真偽を自分の目で確かめようとする態度や、批判的思考力、及び基礎的な情報リテラシーを身に付けている学生を求めています。

思考力・判断力・表現力

日本語・英語の基礎的な言語力とコミュニケーション能力、論理的な思考力、自分の個性を生かした豊かな表現力を備えている学生を求めています。

主体性・多様性・協働性

激動する社会や、そこにおける人間関係、社会と人間のより良い関係などについて幅広い興味と関心を持っている学生を求めています。

社会において解決すべき諸問題を自ら発見し、科学的かつ合理的な方法によって解決しようとする意欲と態度を備えた学生を求めています。

社会的マイノリティの問題を自分自身の問題として捉え、そのような立場からも、社会の動きを捉えることができる学生を求めています。

社会的存在としての人間において根源的な営みである「働く」ことについて、強い関心と問題意識をもっている学生を求めています。

―高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと

英語

現代社会では急速にグローバル化が進行しています。そのような激変する社会にあって、その諸問題を認識し、諸課題に取り組む上で、英語の基礎的な能力、すなわち、英文の理解力、英語による思考力、コミュニケーション能力や表現力の向上は不可欠なものとなっています。広く社会で活躍する人材を養成することを目的とする産業関係学科では、高い英語能力を習得した人物を求めています。望ましいひとつの水準としては、実用英語技能検定(英検)2級(あるいはTOEFL®テスト、TOEIC® Testsなどの同等水準)以上をあげることができます。入学までに可能なかぎり英語力の向上に努力してください。

国語(現代文)

日本社会における多くの情報およびコミュニケーションは、日本語による言語情報を中心になりたっています。その情報の意味を正しく理解し、あわせて自身の見解を社会に責任をもって発信するためには、日本語の正しい理解能力、運用能力がぜひとも必要です。産業関係学科では、フィールドワークで運用する会話をはじめ、新聞、雑誌記事等の活字媒体、インターネット上の情報等、広く社会環境を成立させる言語情報の十分な理解力を身につけ、その能力を基礎として客観的、理論的な説得力をもって自己表現する能力を求めておりますので、そのために、正確な日本語能力を身につけていただくことを望みます。

地理歴史・公民

個人と組織が織りなす社会を研究対象とする産業関係学科では、歴史や政治・経済などの科目を通して社会的事象に関心をもつことが大切です。地理、世界史、日本史、政治・経済、倫理のそれぞれの分野における基礎知識を身につけるだけでなく、ある出来事がどのような原因から生じて、いかなる経緯で結果に至ったかという一連の流れを理解する力や、その事象が社会に与えた影響を分析できる力を身につけてください。

数学

現代社会の諸現象を正しくとらえるためには、論理的な思考をもとに情報を集め分析を進める必要があります。数学に親しんでおくことは、この論理的思考を培う上でとても重要です。また、産業関係学科では質的な調査や質問紙調査などの量的な調査を学ぶことができますが、量的な調査をする際には高校で学ぶ数学の知識が大いに役に立ちます。産業関係学科での専門科目の習得と卒業に数学が必須ということはありませんが、高校で学ぶ数学についてきちんと理解しておくことは、産業関係学科での学習にとって望ましいことです。

―入学者選抜制度

社会学部産業関係学科では、高等学校で学習する教科の学力のほかに、産業関係学に対する関心、学習意欲、表現力やコミュニケーション力などを評価する多様な入学者選抜を行うことにより、多様な学生を受け入れています。本学独自の学力試験のほかに、大学入学共通テスト、書類審査、口頭試問、小論文などを取り入れることにより、学力の3要素「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」について、それぞれの入試方式において重み付けを行い評価し、志願者の能力や資質等を総合的に審査しています。

自己推薦(スポーツ)入学試験

高等学校在学中に学業とスポーツ活動とを両立させた実績を持ち、同時に、本学入学後も社会学部産業関係学科生としての学修意欲を常に持ちながら、本学の体育会に加盟している部でのスポーツ活動を継続することができる強い意志と能力を持つ人物を受け入れるために、出願書類では一定水準の「知識・技能」が備わっているか、小論文では社会学部産業関係学科で学ぶために必要な「思考力・判断力・表現力」が備わっているか、口頭試問では「主体性・多様性・協働性」が備わっているかなどを適正に評価しています。とりわけ、本入試においては、「主体性・多様性・協働性」の評価に重点を置き、総合的に審査しています。

□教育文化学科

社会学部教育文化学科は、同志社大学が掲げるキリスト教主義・自由主義・国際主義に基づいて、多文化共生社会における教育文化による人間形成に関する専門的な教育と研究を行っています。この目的は、グローバル化が進む下で激動する現代社会の諸課題の解決へ向けて、本学科で修得した知識と技能を活かして主体的に思考し、賢明に判断し、他者と協調して行動できる人材を養成することにあります。そのために、次のような学生を求めています。

―教育文化学科の求める学生像

知識・技能

大学での学修成果を活かして、社会貢献につながる職業を目指そうとする学生を求めています。(社会貢献)

思考力・判断力・表現力

日本語の能力はもちろん、英語の総合的な運用能力の向上に努力している学生を求めています。(英語能力)

主体性・多様性・協働性

多文化共生社会における教育文化による人間形成について幅広く興味と関心を持っている学生を求めています。(興味関心)

学習目標を自ら設定して着実に努力し、教員や他の学生と協働して学べる学生を求めています。(学習姿勢)

海外留学、国際交流活動、多様な異文化体験などに積極的に挑戦していく学生を求めています。(海外雄飛)

―高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと

英語

グローバル化が進行する現代社会で活躍できる人材の養成を目指す教育文化学科では、高い英語能力を修得しており、さらにその向上に絶えず努めている人物を求めています。望ましい一つの水準は実用英語技能検定(英検)2級以上です。あるいは、TOEFL®テストやTOEIC® Testsなどでの同等水準も挙げられます。大学入学に備えて可能な限り英語力の向上に努力してください。

国語

日本語の高い理解力と運用能力は、大学での学修においても基礎になります。それに基づいて教育文化学科ではさらに、フィールドワークで運用する会話、新聞や雑誌をはじめ多様な活字媒体、インターネット上の情報など、広く現代の社会環境を成立させている言語情報の処理能力を高める学習が可能です。古文や漢文の知識は、日本の教育文化の歴史的研究に活かせます。

地理歴史・公民

教育文化学科の学修では、人間形成と文化をめぐる諸問題に対して、地理歴史や政治経済などの知識と結び付いた多角的な関心を向けることが必要です。地理、世界史、日本史、政治・経済、倫理といった科目の基礎知識をばらばらに身に付けるのではなく、それらを国際的な観点から関連付けて学ぶならば、多文化共生社会における教育文化による人間形成の理解と研究へつながります。

数学

人間形成と文化に関する諸現象を、現代はもちろん過去の時代についても客観的で適切に捉えるためには、論理的思考に基づいて情報やデータを収集し分析する必要があります。数学の学習は、まず論理的思考を培う上でとても重要です。そして、各自の研究テーマについて量的な調査を行って分析を進める際に、数学で得られた知識と思考力が大きく役立ちます。

―入学者選抜制度

社会学部教育文化学科では、高等学校で学習する教科の学力のほかに、教育文化学に対する関心、学習意欲、表現力やコミュニケーション力などを評価する多様な入学者選抜を行うことにより、多様な学生を受け入れています。本学独自の学力試験のほかに、大学入学共通テスト、書類審査、口頭試問、小論文などを取り入れることにより、学力の3要素「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」について、それぞれの入試方式において重み付けを行い評価し、志願者の能力や資質等を総合的に審査しています。

教育文化学科自己推薦入学試験「教育と文化に関するグローバル/ローカルな活動の経験者 自己推薦」

これまで主体性をもって「教育と文化」に関するグローバル/ローカルな活動を積極的に行い、今後もそのような活動を継続する意志を持ち、かつ本学社会学部教育文化学科への入学を強く希望する人物を受け入れるために、出願書類では一定水準の「知識・技能」が備わっているか、小論文では社会学部教育文化学科で学ぶために必要な「思考力・判断力・表現力」が備わっているか、口頭試問では「主体性・多様性・協働性」が備わっているかなどを適正に評価しています。とりわけ、本入試においては、「主体性・多様性・協働性」の評価に重点を置き、総合的に審査しています。

公式HPのURL:

https://www.doshisha.ac.jp/admissions_undergrad/admission_policy/undergrad/index.html#syakai

◆出願条件・日程

同志社大学社会学部の総合型選抜入試には「自己推薦(スポーツ)入学試験」と「教育文化学科自己推薦入学試験『教育と文化に関するグローバル/ローカルな活動の経験者 自己推薦』」があります。

それぞれの入試の出願条件は以下のとおりです。

<1>自己推薦(スポーツ)入学試験

・出願期間:   2024年9月2日(月)~9月6日(金)  

・試験日:        10月19日(土) 

・合格発表日:      11月8日(金)

出願資格は以下のとおりです。

また、「志望理由書」や「競技成績証明書」などの書類を提出する必要があります。

詳細は入試要項で確認してください。

https://www.doshisha.ac.jp/admissions_undergrad/preferred_application/index.html

<2>教育文化学科自己推薦入学試験「教育と文化に関するグローバル/ローカルな活動の経験者 自己推薦」

・出願期間:           2024年9月2日(月)~9月6日(金)  

・第1次選考(書類選考)合格発表日:   10月25日(金)

・第2次選考試験日:           11月16日(土) 

・合格発表日:              12月6日(金)

出願資格は以下のとおりです。

また、「志望理由書」や「レポート」などの書類を提出する必要があります。

詳細は入試要項で確認してください。

https://www.doshisha.ac.jp/admissions_undergrad/preferred_application/index.html

◆試験内容

<1>自己推薦(スポーツ)入学試験

    ①小論文

    ②口頭試問

    ①小論文

    試験当日はまず、小論文試験が行われます。試験時間は90分です。

    小論文では、同志社大学での専門教育を受けるために必要な知的能力、論理的思考力が判断されます。(過去問データなし)

    ②口頭試問

    小論文試験の後に行われる口頭試問では、学力、競技戦歴、勉学意欲などについて問われ、同志社大学の学生として学業とスポーツの両立ができるかどうかが判断されます。

    志望理由や競技履歴、入学後の学生生活への抱負などについて、自身の言葉でわかりやすく説明できるように準備しておきましょう。アドミッションポリシーをしっかりと確認し、大学が求めている学生であることをアピールできるようにしましょう。

    <2>教育文化学科自己推薦入学試験「教育と文化に関するグローバル/ローカルな活動の経験者 自己推薦」

    ①第1次選考:書類選考

    ②第2次選考:筆記試験(小論文)、口頭試問

    ①第1次選考:書類選考

    第1次選考では出願書類をもとに選考が行われます。

    出願書類の中でも、「志望理由書」と「レポート」は自身をアピールする書類として重要ですので、入念に準備しましょう。

    「志望理由書」は、A4判用紙に英語(600words程度)で記述します。

    「レポート」は、これまでに行った「教育と文化」に関するグローバル/ローカルな活動と、それに基づく人間形成について日本語(2,000字以内)で記述します。

    ②第2次選考:筆記試験(小論文)、口頭試問

    第1次選考の合格者を対象に、第2次選考では、筆記試験(小論文)と口頭試問が行われます。筆記試験(小論文)の試験時間は90分です。筆記試験(小論文)には、英語による論述問題が含まれる場合があります。口頭試問は、自身の活動に関するプレゼンテーションも含まれます。また、「志望理由書」や「レポート」の内容について質問されることが想定されます。自身が行ってきた「教育と文化」に関するグローバル/ローカルな活動について、説明できるように準備しておきましょう。(過去問データなし)

    ◆募集人員・倍率情報

    <1>自己推薦(スポーツ)入学試験

    募集人員は 

    社会福祉学科 3名、メディア学科 5名、産業関係学科 5名 です。

    倍率は

    2024年度入試2023年度入試2022年度入試
    社会福祉学科333.4
    メディア学科45.42.6
    産業関係学科2.73.32.3

    <2>教育文化学科自己推薦入学試験「教育と文化に関するグローバル/ローカルな活動の経験者 自己推薦」

    募集人員は 

    教育文化学科 8名です。

    倍率は

    2024年度入試2023年度入試2022年度入試
    教育文化学科22.63.5

    出願条件が比較的易しいところに対し、倍率もそれほど高くないので、是非チャレンジしていただきたい入試です。

    以上、同志社大学社会学部の総合型選抜入試についてご紹介しました。

    オーソドックスな試験なだけに、面接で語る内容で差がつく可能性があります。

    自分がどんな未来像を持っており、それはどのような原体験から生まれた理想で、その理想を実現するために今、そして大学で何を学ぶのか。

    話の中からこのようなストーリーを感じられる受験生に、面接官は納得し、魅力を感じます。

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