総合型選抜に内申点や評定は必要?

総合型選抜入試には高い評定平均(=内申点)が必要だと思っている人がいるようですが、必ずしも必要ということではありません。

この記事では総合型選抜入試における評定平均の重要性について記載します。

評定平均とは、高校入学後、高校3年生の1学期(2期制なら前期)までの成績を平均した数値を指します。基本的には全ての科目・教科において1〜5の数値で表され、その平均値は、小数点第2位で四捨五入するのが決まりです。

総合型選抜入試においては、出願条件にこの評定平均値が用いられることがあります。

例えば

・全体平均4.0以上

・全体平均3.5以上かつ英語の評定4.0以上

など、基準の設け方も様々です。

一般的に、ハイレベルと言われる大学では、ハイレベルな評定平均の基準が求められがちです。

また、評定平均値を出願条件に課す方式と課さない方式が両方用意されている大学学部などもありますが、その場合、評定平均が必要となる方式のほうが倍率が低くなる傾向などがあります。

また、評定平均を一切問わない総合型選抜入試も存在します。

評定ではなく、英検などの資格を重要視するような形式もあります。

もちろん、高い評定を獲得しておけば、総合型選抜入試における出願の選択肢は広がりますので、高ければ高いほどいいわけですが、評定が低いからと言って総合型選抜での受験を諦めることはありません。

総合型選抜入試の受験を考えている人は、評定を高める努力はしつつも、自分が持てる材料で受験できる大学学部や入試方式をきちんとリサーチする力も必要です。